2021年3月30日
by 小野田
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あの頃君も若かった

10年も前に廃刊しましたが、スペイン在住者のためのスペインで起こったことや今日本で話題になっていることをホカホカニュースとして発信している月刊紙がありました。 OCS ニュースという日本の新聞の半分ほどの大きさのものが、結構長い間、私どもスペイン語も滞在日数の割には、乏しい輩の救世主として存在していました。 経済、芸能、スポーツ中々深堀過ぎず、かといって軽すぎずで、スペイン在住者には、なくてはならない新聞でした。 その月間紙に、指圧の広告を出させていただくようになりました。毎月同じ料金で同じ広告じゃ面白くないということで、その月の話題を私的感覚満載で、毎月少々頭をひねり、欲求不満解消も兼ねて広告を出すことになりました。 キャッチフレーズは、私が担当して、イラストを、あの頃ocsの編集長であった篠原さんが描いてくれました。まったくお遊び感覚のしのぎでした。 時代の流れというのかペーパーのローカル新聞は、世界的に廃刊が目立ち始めた時期でもありました。廃刊まで、広告を出させていただきました。このコロナの時期の暇を持て余して、整理整頓(断捨離)を遂行する毎日、あの頃の広告原稿が出てきたので、どうせ私が、あの世に逝けば、息子たちが真っ先にごみ箱にポイだろうとの確信のもと、整理だけはしておこうとまとめてみました。 あの頃の出来事が、若干垣間見ることができる作品がちらほら目立ちます。

2021年春 Madrid 小野田茂

2021年3月26日
by 小野田
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往生際

日本で、聖火リレーが、福島から始まったとのニュースを見ました。なんと往生際の悪いことと思う輩も多いと察しますがどうなんでしょう。日本にいるとニュースを見て、ニュースの言うことが全く正しいと思うのか画面から流れるイメージに一喜一憂の極楽人間のなんと多いことでしょう。なんで政府は、世界の主要国の首都にある日本大使館のお役人に、各国の状況をお聞きにならないのですか、恐らく政府の思惑に沿ったお答えしか返答しないのではないかと疑うほど、日本政府は何が何でも東京オリンピックを開催しようとしています。ここMadridのメーン道りを車で走行するとシャッターが閉まったお店が目立ちます。これから悲劇の数々が、生まれてくるであろう光景が道路わきにあります。
ルーマニア人が主だった物乞いが、今では、スペイン人も混じり国際色豊かになりました。警察も人件費の節約の影響か、パトロールも減ったようで、ニュースでは、犯罪増加で、市民に警戒を呼び掛けています。市の掃除の車も縮小傾向で、普段でも薄汚いマドリッドが,いっそう暗くなったような気がします。犬の排便用のビニール袋も以前は、ごみ箱のわきに一緒に備わっていたのが、いつの間にかなくなり、やたらとパリの街並みのように、犬の糞が目立つようになりました。犬の糞を踏むとラッキーと指を鳴らした光景は、今は昔となりました。今は、間違って踏めば、忌々しいのなんのゆとりを喪失した人間が、さまよっています。
何しろ、この1年で、ここまで世界が変わろうとはだれも思っていませんでしたが、現実がここにあるのは確かなようです。スペインしか私は知りませんが,EUの国々は、50歩100歩の現実がここにあるようです。
 結論を言うとヨーロッパの国々は、東京でお祭り(東京オリンピック)があろうがなかろうが、我関知せずが大半なのです。黄金のジバングの東京オリンピックどころじゃないのです。はっきり言って、自国の暴動を警戒した緊張の連続で、日々を生き抜いている国がほとんどなのです。
 日本が開催して、お金をジャンジャン使用して国力が落ちれば、これは、これで大万歳な国が沢山あることも確かです。やめた方がいいんじゃないと80パーセントの国民が言っているのに、なぜ日本のお偉方は、やることに意地を張るのでしょうか。このコロナの時期を有事というのであれば、あの大東亜戦争時と全く同じではないでしょうか。国民は、心の中じゃ正直やばいと思っているはずです。しかし政府の無知を、無謀を国民のもと、選挙で選ばれたお偉方が、突き進む姿は、誠に常識とは思われない殺気さえ感じられる今日この頃です。あの菅首相のおどおど顔が、いたたまれなくはありますが、この人も国民が選んだお偉方なんだからどうしようもありません。この往生際の悪さが、日本の致命傷にならないことを祈るばかりです。辞める勇気。誰も責任を取りたくない現実は、情けない日本を、世界にさらします。何時から日本はこんな国になったんだろう。

2021年3月8日
by 小野田
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ためしてガッテン(指圧)

手当ての商売が、指圧です。痛い所に思わず手を当てます。この原始的本能が、手当て、すなわち治療の原点です。手を当てるのが、遅いことを手遅れといいます。
 この簡単な、コミュニケーションを忘れたのが、現代医学の誤りであると一概には、言えませんが、あたっていないかというとそれも一概には言えません。
 西洋医学が、明治時代に入り込み、極端な政策で、あっという間に漢方医を片隅に追いやりました。
 確かに戦場で、直に負傷兵を実験台にして西洋医学は、進歩してきました。あの頃の世界は、戦争、戦争の日々の歴史だったようです。
 医者は、もともと戦場での負傷兵をどうさばくかという実践の場で発展しました。医学といえば、今でも花形である外科医療から発展したことは確かなようです。
 西洋医学が、ミクロの世界を突き進んできました。
 どんどん専門職の世界に入り込み、世の中が、発展するにつれて、医療器具もひと昔前とは、比べ物にならない、そして高価な器具が、医療を担うようになりました。
 其の器具を、操作することができるものが、医者として活躍の場所を得るようになりました。
 「血液検査、エコー、沢山の高価な器具が手遅れを予防する」という神話が生まれました。その結果、顔色、顔艶、腹診、触診、視診による第6感等を優先する診断の機会が極端に減りました。
 医者としても、精密機械の検査結果を優先することで、誤診の機会が減りました。勘を優先する職人の世界は、とうの昔に消え去りました。
 私は、昔から医者の3割が、超優秀で最先端を走る人材で、あとは、少々馬鹿でも医者という職業が好きで、真に熱血漢の輩が、医学に進めばいいんじゃないか、そう、人を助けることが、生きがいの若者が、医学に進めば、いいんじゃないかと今でも思っています。
 日本は、医者の学校、私学が多くお金がないといけないので、どうしても投資の分を卒業後に取り返そうという輩が多く、医者イコールお金のイメージが今でもあるような気がします。
 その点、ヨーロッパは、国立が大半ですので、卒業してがつがつ金を儲けようという輩は、日本に比べると少ないようです。要は価値観の違いのようです。今でも、1年間の学費は、30万円位が相場なはずです。ただ入るより出るのが超難しいことは言うまでもありません。
 どんなに西洋医学が、花形でも人間の身体は、そんなに、4Gが5Gに変わるぞーという風には、簡単に変わりません。
 やはりこの目まぐるしい世界において人間は、この変化についてゆくかというと大方の人間は、零れ落ちてしまします。
 自殺者の増加、メンタル系の疾患、現代病といわれる実は人間が作り出した病気、がん患者の若年化等、手当てを求める患者が増えています。
 そんな時に指圧という本当に原始的な療法が、結構功を奏しているという摩訶不思議な現実があるということをヨーロッパ人は注目しています。
 日本人が西洋にかぶれるように、ヨーロッパ人も東洋にかぶれているといえば、それまでなんですが、もう一度、皆様が健康という定義を見直していただければ幸いです。

 今回は、指圧界の大番頭である稲場啓吾先生(前日本指圧協会会長)がご出演したテレビ番組がありますので、ご鑑賞していただければ幸いです。

2021年2月28日
by 小野田
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勝負の年だよ、おっかさんの巻

4件のレストランを持ってる、指圧の患者さんがいます。毎週一回の割合で受けに来るんだけれど、久しぶりに電話の予約があって、施術をしました。めったに施術中話しかけないんだけれど、話してもいいかいというから、どうぞの一言で、会話が始まったのでした。4件の内、2件を手放そうという話で、そういえば、昨年の3月の15,6日から非常事態宣言が始まって早一年が経過したことをふと思い出したのでした。
 ちょっと前まで、感染者が急増したこともあって、第3次の非常事態宣言で夜の9時まで、営業OKの状態が続いたのでした。外面のスペインは、結構動いているように見えますが、実際に、ここに住んでいる人間には、限界の一言が見えてきたナーが現実なのでした。丁度3月スペインは、アーモンドの木に花が満開で、もうすぐ春ですよの歌が聞こえてくるのでした。
 今週から夜の10時までの延長が許されたとは言いながら飲食店のここ1年の営業は、めちゃくちゃだとは思いつつ、対岸の話と受け止めていた私は、実際の現実を短い時間ながら、実際の現実に直面しているオーナーの生のお言葉を頂戴して、結構ずどんと胸に突き刺さったのでした。
 ここスペインは、飲食店の営業が、お昼が1時半から4時、そして夜の部が8時から12時とやたらと遅い食事を楽しむ国なので、夜の9時に閉店じゃ、お客なんか来るわけがない国なのでした。お酒を提供するバーももっぱら夜の1時、2時が常識の夜更かし大好きの国ですので、マー大打撃の嵐が吹き荒れているのでした。夜更かし大好き、結構羽目を外せるが、最大の魅力で、ヨーロッパの羽目を外すことが大好きな人間が、観光客としてきてお金を落としていたのがこの有様です。
 観光業頼みの国である、ほとんどのヨーロッパは、1年辛抱してまだこの有様の経済は、やはりきついの一言なのでした。何しろ外人の観光客相手のおみやげやさんは、約1年間、収入がほとんどゼロです。特に中国人、韓国人、そして日本人相手のバック屋さんや毛皮関係のお店は、閉める選択しか残されていないのでした。
 現実問題として国や地方自治体の補助など、あるわけもなく、ちょっとやばくなってきたのが、はっきりと自覚できる段階になってきたようです。前に述べたようにもともと国など信じていない国民ですので、それなりにブラックのお金をもってしのいでいたのが、大金持ちや麻薬屋さんは別にして、常識営業の商売人が、そろそろ隠れ資金の底が見えだした感がしてきました。
 実際、街を歩くと御貸し物件や、売り物物件の張り紙が目立つようになりました。お乞食さんもビルのちょっとしたスペースに段ボールで、寝床を確保したり、自治体の職員である清掃員を削減したつけなのか、町全体がうす汚く感じるようになりました。
もちろん犯罪も増加の証か、パトロールカーも頻繁に見かけます。外出禁止令も私たちの脳裏に焼き付いていることもありますが、犯罪に巻き込まれることを恐れてか、いくらスペイン人が外に出ることが好きな人種とは言いながら、自宅にこもりがちな傾向は、どこの国も同じかもしれません。
 スーパーに行っても,古参の販売員が、少なくなったのか、ギクシャクした販売員とお客の関係が、マスクを通じての会話が一そう、そうさせるのか、できるだけ会話を少なくして、できるだけ不快感を味わう機会を減らそうとする本能が無言へといざなうのででした。
 邦人だって、スペイン人の旦那が職を失い、その上奥様日本人のお土産屋や日本レストランのバイトでさえ、この時期やばい時代で,帰るに帰れぬ、国際結婚の人もいるとのことです。ガイドさんや現地採用の日本人は、修羅場を味わっているんじゃないかとうわさが流れても、うそでしょうとは言い切れぬ現実がここにあります。3年で帰る日本の会社の駐在員は、この機をチャンスといっそう、つつましくして、日本の住宅ローンを返そうと必死になっている人も、いるとか、いないとか。。。。。
 結論として今は、耐えるの一言なんですが、この一年、少なくてもワクチンの接種までは、耐えなければなりません。ブログを書いている私も、もし一か月ぐらい更新されなければ、逝っちゃったのかなーとふと疑問を持ってください。しかしまだまだ死なないの根性だけでは、どうしようもない時期がここ1年なのかもしれません。まさにこの1年が勝負です。
 お陰様で手に職の指圧のお陰で、どうにか頑張っております。誠に持ってグランマエストロ浪越徳治郎先生に感謝しつつ、今日のブログを閉めて、お休みなさい。
 明日から希望の3月です。マドリッドの3月は、極楽天気だぞー。

2021年2月21日
by 小野田
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日本の本音

医療従事者が、ワクチン接種を優先ということで、私の周りの物理療法師(フィシオ)や看護婦、医者の人達がワクチンを受け始めました。フェースシールドをしてマスクを2重にして、おっかなびっくりの状態で、指圧を提供してて、私たちは、スペインの税務署は、医療類似行為と認めて税金を払わせ、厚生省は厚生省で、法制化されていないので医療行為は認めないのは、まあ―しょうがないと思いつつ、医療類似行為の部類においても認めてくれないとは、まったくもって中途半端なカテゴリーである私の職業にうんざり感を持たざるを得ないのでした。
 このコロナの緊急事態宣言において、法律的に、医療従事者として沢山の規制を受けて、指圧の治療所を回しているのに、いざワクチンの接種では、商業行為を行う職種に入るとのことです。縦割りの規制で、やってるスペインは、いいとこもある一方、いざ窮地に追い込まれると笊法なのでした。
 こんなことはしょっちゅうの中で生きているので、スペイン人は、おかみなど、誰も信じるわけがなく、信じるのは、身内だけ。そんなこともありファミリーの結束は、結構硬いのでした。日本人、いざとなると警察を呼ぶぞーなんていうけど、ここの警察を信じるバカは、まったくいないので,呼べばーの一言で終わってしまうのでした。
何しろ、時の政権は、終わってみるとわいろの横行ばかりで、政治家の金もうけが、当たり前のスペイン、前の王様、前王様の娘の旦那の金隠しなどは、誠にあっぱれの一言なのでした。今、ずるしてワクチンを接種して、首を切られた軍人さんがいたけど、マドリッドの市長を含むお偉方も胡散臭いとのうわさが流れているけど、どうなんでしょうか。
 私自身は、自己指圧特に按腹,しょうがのはちみつ湯、真向法、夜、飯はできるだけ食べない、こんなことを実行して免疫力を高めているので、あまり心配していません。コロナ期は、2つの道があり、太る人、やせる人の2種なんだけど、この機を利用して健康管理に努めています。はっきり言ってデブは嫌いだー。
 小生海外に好き好んで、住んでいるのですが、まったくもって日本のお役所である大使館、働いてませんね。海外にいても選挙の権利があるんだから、一日本人の災難としてもう少し情報を流してくれてもいいんだけれど、おざなりのコロナ情報がたまに流れてくるばかりです。お役人は、働いても働かなくても、給料が入ってくるので、人ごと何でしょうが、ここで,自営をしている一日本人、苦しんでいる人が一杯いると思いますよ。特に観光業に従事している日本人、これはまさに地獄です。約1年間、店を閉めざるを得ないんだから、酸欠でアップアップで、このままいけば,不全状態で、瀕死なはずです。大企業の派遣社員のグループには、けっこう情報を流しても、地場で、スペイン人の輪の中で、鎬を削る日本人には、何の情報も流れていないのが実情です。
 日本国籍の所有の日本人のワクチンは、どうなるとか。親父が、スペイン人で、奥方が日本人の家族で、学校に行けなくなったり、職を失ったりしたら、どうしたら救済できるかとか、生活の保障が受けられる方法とか、困っている主婦とか学生さんとか一杯いるはずなんだけれど、どうなんでしょうか。
私は、もともと一本独鈷の世界で生きてきたので、今更日本国の助けを受けることなど考えていませんが、目に見えないところで、いろんなドラマが、起こってているだろうと考えると何か、できないだろうかと考えている自分がここにいます。
 youtubeで日本のごたごたを見ていると世界120万ちょっとの邦人の困りごとなど聞いている暇はないよが、本音なんでしょうが、この辺の所を国を背をっているであろう政治家が考えないとやばい未来が待っていそうです。

外で野次馬根性気分で、見ている自分ですが、東京オリンピックどころじゃないぐらいわかっているんだろうにと思うのですが、どうなんでしょう。中止をより早く宣言して、政府の意思をはっきりと国民に訴え、同意してもらう事が、先決だろうに。
 金儲け金儲けと走る日本、貧乏でも目に輝きを持った若者、こんなやつを見つけることは、困難になった日本だけれども、未来の日本を夢見る若者は、少しはいるずだぞー。いないかなー。
 

2021年2月9日
by 小野田
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イライラの元

コロナの影響下で、世界中の人々はイライラの限界にきているようです。先日元首相の森のおじいちゃんが、女性蔑視のお言葉を発したということで、いろんな世界のお偉方からバッシングを受けて、これまた謝罪会見で、火に油を注いだ、お言葉足らずで、謝罪中、ひねくれちゃったことからまたまた窮地に落ちってしまいました。自業自得といえば、それまでなんだけれど、とかく爺さん、ばあさんは、人生あまり長くないので、短気になりがちなのでした。脳の働きが、鈍って、順路だてた理論が頭に入ってこないか、入っても理解できないので、最後は、自分のふがいなさにあきれて、切れちゃうのでした。
 昔のように隠居してのんびりという、習慣がないし、人生50年のはずが、今では、80歳、90歳が、普通ですので、看護する方が、先にくたばってしまうという恐れもあるので、これまた難しい世の中になりました。爺さん、ばあさんに言わせれば、私たち先輩の功績を、なぜレスペクトしないんだと、愚痴を言いたくなるのでした。特に爺さんは、なにしろ自分の功績(苦労ばなし)を聞いてもらいたいんだけれど、若いのは、忙しいもんで、大先輩のお言葉を聞いている時間がありません。それに加えて、めんどくさいので、とかく遠ざかりたくなってしまうのでした。
 特に、人生の第4コーナーの人達は、一般的に65歳で自由になって、はて、何をしようかと思うのですが、人生の半分以上を会社に貢献して,定年になって、もう会社に来なくてもいいですよ、ハイさよならといわれても、時間を持て余すばかりの人が、大半以上なのでした。
 それじゃ―ということで家でゴロゴロしても、奥さまが、今までのペースを乱されて、冗談じゃないわよと熟年離婚が関の山なのでした。趣味を持つといったって、趣味は、早急にできるものではありません。結局は、会社人の時が花だったとに気が付くのでした。
奥さんたちのほうが、結構肝っ玉が大きくエンジョイしてたりして、結局は、アルバイトを探したりして人生の残りを消費している人が、何と多いことでしょう。なんとなくわかるような気がします。この点は、ヨーロッパ人がいかに定年後をエンジョイするかという大問題を若い頃から考えているので、ハイさよならとスパッと第2の人生を楽しんでいる人が多いみたいです。実際私の友人たちも、今までの仕事に未練がなく、地位も肩書も捨てて、余暇を楽しんでいる人を多く見かけます。日本人は、どうも過去の栄光、肩書を懐かしみ、昔の会社の名前を出しては、自己満足してたりして、嫌われてる輩が何と多いことでしょう。誰も聞いていないって、この辺が、わからないんだよね。定年したら過去を語らずが、できない日本人の何と多いことか。
森元首相だって、家にいても何もやることがないので、昔の力が、今でもあると信じて、お偉方の長として、君臨するわけです。取り巻き連中も、言いたいことを我慢して老害と感じつつ、我慢しているわけです。やくざの世界だったら、頭を鉄砲玉が仕留めて、また若い連中の世界になるのが、マー映画のやくざの世界なんですが、そうは問屋が卸さないのが日本の社会みたいですね。

40過ぎると体力は落ちるし、頭の回転も若い頃と比べると雲泥の差があります。要領ばっかしに集中して、手が休んでいるんだよね。その点、こちらの政治家は、去るのも早く、どんどん世代交代しているみたいです。60歳ぐらいになるとほとんどが、リタイヤしてますね。80歳を過ぎたお爺さんが、権力ばっかしちらつかせて、はしゃぎ回る日本の政治の世界は、やっぱり遅れてますね。政治家が偉いなんて、ヨーロッパじゃ誰も思っちゃいないし、いい悪いは別にして、せいぜい70歳ぐらいで、お役御免が、一番いいんじゃないかなー。
 何しろ見苦しいの一言です。遠くで眺める、自分たちですが、結構日本は、頑張ってるんだけど、行政は、ちょっと弱い感じがします。菅首相、自分で器でないことぐらいわかっているはずなのに、誰もいないからひょっとしたら俺でも務まると思ったとしたら、最後でしくじりましたね。それとも大逆転ホームランをかますのだろうか。こうご期待かも。

2021年2月2日
by 小野田
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指圧ブームの仕掛け人

相変わらずのスペインMADRIDなんだけど非常事態宣言が出て飲食関係が、夜の9時でお終い、9時まで営業してスパッと閉まるという手際の良さは、恐ろしいぐらいです。ついでに夜の10時から朝の6時まで外出禁止と政府はラッパを吹きました。日本のようにガタガタいうような人は、いないのではなく、あくまで守らない人は、犯罪者なのでした。
 日本は、まだまだ飲食店等の補助があったりしてスペインに比べれば、雲泥の待遇で、日本の甘さによだれをたらしている自分なのでした。有事ということは、戦争中ということです。政府なんか信じるかの信念が、みなぎっているスペイン人は、やはり平和ボケの日本人にはない頼もしさがあります。
 こんな感じで妙に不気味なヨーロッパなんですが、この状況下で、患者さん相手に相変わらずの日々を消化しています。実はスペイン国での私の仕事は、非常にあいまいな位置付けの職業で、医者、看護婦、理学療法士が、国の定めた医療関係の正式な医療従事者ということで、厚生省の管轄に置かれているのですが、外来産の私の職業である指圧は、医療類似行為者の位置付けながら、税務所が、ガツンと税金を取っています。医療従事者なら消費税は、免除が常識なのに23パーセントの税を加算されて、普通の商売と同じ立場なのでした。医療関係ならば消費税はないのが当たり前ですが、この辺は、誠にあいまいな位置に置かれている現状がここにあります。
日本でいうカイロプラクティックの先生ぐらいのあいまいさなのかもしれません。この意味が解らない日本人にちょっと注釈を入れます。
 日本には、医者、看護婦、物理療法師等は、もちろん国家試験がありライセンス制を取って職業としています。その他に柔道整復師、鍼灸師、手技療法師(按摩、マッサージ、指圧師)が全て、特定の専門学校に行き、国家試験を受けて合格した時点で、ライセンス保有者として開業できるのですが、あくまで、診断ができるのは、西洋医学を主体とした教育を受けたものが医者として存在しているのでした。
 明治政府は、それまでの漢方や鍼灸をもとにした医学をすべて切り捨て、正式な日本の医学を、舶来のオランダ、ドイツあたりの目新しい医療を正式に取り入れたのでした。カイロプラクティックは、アメリカでは、正式な医学として大学がありカイロドクターを養成していますが、日本では、認めておらず、アメリカでライセンスを取っても日本では、仕事ができないと表面上は、言われています。しかし日本は本当にあいまいで、私がスペインで、指圧を営んでいると同じように商業行為としてやっている人がほとんどです。整体なども、日本政府、特に厚生省は認めておらず、あくまで、そこいらのお姉ちゃんが、やってるエロマッサージと何ら変わらない、カテゴリーで商売しているのが、今の日本の実態なのでした。私などは、スペイン国の寛大な外人への適当にやっても、人に迷惑をかけなければ、いいんじゃないかいが、幸いして営業させてもらってるのでした。こんな訳で、私どもは、指圧の法制化を目指して頑張っているのですが、15年前、バルセロナで法制化の案がカタルーニャ自治州で通過したのですが、医者と理学療法士の団体につぶされて廃案になり、それからというものは、鳴かず飛ばずの状態が続いているのでした。
 要はこの世界、治ればいいのであって、中国人であろうが、黒人であろうが、良い治療師であれば、患者さんは、どんどん来るのであって、調理師の世界と同じように免許があろうがなかろうが、全然関係ない世界なのですが、制度上そりゃー国が、認めてくれた方がいいに決まっているので、今でも模索しているのでした。
こんな時に、コロナの嵐が吹き荒れている現状の手技療法界は、お邪魔しましたとさっさとトンずらする治療師も沢山いるんだけれども、今確かに患者さんんは、少ないんだけれども、雇え止めや失業の嵐で、手に職があれば強いの昔ながらの常識に目覚めて学校に通うスペイン人が増えています。
 こんな訳もあり指圧学校のほうは、結構繁盛しているようです。確かに、コロナの後遺症やデプレッションの患者さんもどんどん治療所に来ているので、コロナが終息したら結構この商売が,注目株と私は踏んでいます。この勘は、確信に近いともっぱら、吹きまくっています。手当ての指圧、第2のブームを信じて2月をどうにか乗り切らねばなりません。ワクチンも遅れてはいますが、徐々にワクチンも普及していくことを願いつつ2月をスタートします。
それにしても、東京オリンピックと馬鹿の一つ覚えで、騒いでいる日本のお偉方(ヨーロッパに正月や夏休みの政治がストップしているときに来て、勉強に来ましたと公共のお金を湯水のように無駄使いするあなた方そう議員さん)このヨーロッパの状況を見たらお祭りどころじゃないとわかるはずなのにぼけてるよな。

2021年1月23日
by 小野田
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人生いろいろぱーと3 

マドリッドの市役所の市長が、大雪における数々の後手後手の対応を素直に認めればいいものを、なにしろ70年ぶりの大雪で、こちらも人材不足で、復旧に時間がかかったとの言い訳をしたわけでありますが、マーいつものことでもともと市民は、期待してないのだから、ご勝手にとマースペインはそんな感じです。この大雪で、新築の病院が、大雨漏りで、大騒ぎ、この病院を建築したのが、レアルマドリッドの会長を務めるフローレンスペレスの会社ということで、左傾の新聞は、市長とレアルマドリッドの会長は、大のお友達(アミーゴ)ということで、大騒ぎのマドリッドなのでした。
 アミーゴを私的、公的のごちゃごちゃのかやくご飯が、常識のスペイン,友達を助けるのに何が悪いと開き直るのは、常套手段のこれまたスペインなのでした。以前植民地の南米の国々は、その伝統を忠実に守って今まで来ているのですから堂々としたものです。
 汚職わいろのスケールは、に日本と比べ物になりません。こちらはドカンとやって闇に隠れて、それでおしまいです。勢いがある時にやると逃げられますが、勢いがない時にやると旧王様のようにけちょんけちょんにマスコミにやられます。年を取って裁判所通いは、寿命を縮めます。
 所で、スペインのサッカーは、国民的スポーツなんですが、実のことを言うと儲かっているのは、マドリッドのレアルマドリッドとバルセロナのクラブぐらいのものなのです。その2つのチームが、いつもリーグ戦で、今年は、レアル、昨年はバルセロナといった感じで優勝をして粋がっているのが現状なのでした。日本人のサッカー選手が、たまにきて頑張っているような、ないようなだけれども、ほとんどが地方の田舎チームの所属ですので、まったくもって話題になってないのでした。日本と違ってサッカーも一つの職業でありその部署で、頑張っている程度の扱いで、結構気楽な存在なのでした。
 GETAFEに日本人が入ったといっても、騒いでいるのは、日本だけだと思います。我々邦人が、GETAFEと聞くと労働者の街といった、マー不動産の価値のまったくない地区と真っ先に頭に浮かぶ街です。
 日本は、お相撲さん、野球選手、何しろスポーツ選手に人格を求めてるけど、スポーツの一流選手が、すべてに一流であれなんて、定義付けているのは、日本だけでしょ。大学の野球部の選手は、4年間野球漬けの日々で、講義なんかまともに受けないでしょ。もしスポーツ推薦で入って怪我でもしたら、自主退学がいい所のはずです。お相撲さんだって、中学出て相撲界に入り、ごっさんの世界で、生きていれば、相撲界の常識に慣れて世間様とは程遠い人間になるのは当たり前なのでした。
 この辺は、ヨーロッパははっきりしていて、スポーツ界で、richな人間イコール人格が良しなんて誰も思わないのでした。それぞれの世界をレスペクトはしてもその世界以外は認めませんよが常識でしょ。日本のお笑い芸人と称する人たちが、テレビの番組を占拠して、政治から何から、いっちょ前にたれてるざまは、まったくもって異常だと思うし、それを見ている世間様もこれまた異常なのでした。マスコミのその一言で、右往左往しちゃう国民こそが、本当はいけないんだけれども、すべてが麻痺して、テレビに出ていることが、偉いなんて思っているのは、悲しいかな日本人と韓国人だけかもしれません。
それでも、日本のテレビは、こっちのテレビ局に比較できないくらい本当に娯楽一辺倒で、面白いんだけれども、youtubeに比べると面白みは 確かに減ったみたいです。それにしてもビートたけしが好きなんだけれど、この頃のビートたけし、何言ってるか聞き取りずらく,ユーモアの感覚が、妙に古くて、今の若者には、受けない存在になったと実感します。昔の勲章で出演して生きてる感じがしないでもないですね。もうそろそろ、姿を消して伝説の芸人になった方がいいような気がしますが、どうなんでしょうか。タモリは、タモリなりに博学を生かして鮮明に生きてるし、志村けん氏は、本当に伝説の人になったし。消え方が、妙に難しいと感じる今日この頃なのでした。

2021年1月11日
by 小野田
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ダブルパンチ

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2021年に突入して、まだまだその割には、バルのテラスには、人が沢山いて飯を食いながら、ビールを飲みながら、くっちゃべっています。やばいよヤバいよといいながら、ただただ3月になれば落ち着くだろうと思っているのか、意外に無知の人が多いスペイン、マドリッドです。
其のスペインに50年ぶりという大雪が、金曜日、土曜日の2日間襲い掛かったのでした。この状況に慣れていないマドリッドの住民は、恐る恐るの運転で、スリップさせたり、朝方のアイスバーンのためにひっくり返ったり、犬は喜び、ガキと一緒に駆け回ったりで、やっと日曜日の昼頃から雪もやんで、太陽が差し込んできたのですが、雪を解かすまでの力量もなく、なんか映画に出てくるような悲惨に明け暮れる市民が、街をさ迷い歩くシーンがピッタリのような静まり返った白一色のマドリッドなのでした。外の道路を見ると人の出ていること、さすが、遊び大好きのスペイン人結構楽しそうに駆け回っているのでした。110120IMG_1577
月曜日、絶対キャンセルの山とは、わかっていても、律義な日本人です。普段使用しない地下鉄で、治療所まで、はいつくばってたどり着いたのでした。久しぶりに、連休明けで、予約欄の、半分以上が埋まった時に、この有様です。キャンセルの電話が、ひっきりなしです。雪に慣れていないのですから、雪かきをする前に凍結した街並みは、滑ることすべること、地下鉄から治療所までに2回程、すっころんでしまいました。幸い私の所は、治療所と住居が近いので、どうにか、普段使用しない公共機関の交通網を使用して何とか目的地までたどり着いたのですが、マイカーを利用しての通勤が多いので、すべて車が使用できないとなれば、家でお休みを決め込む輩が多いのは当たり前のことです。必死になって仕事場に駆け込むのは、マー日本人だけでしょう。
何しろ、めったにない自然からの贈り物です。マドリッドに除雪車があっても数台でしょうから、まったくのお手上げ状態です。スパイクタイヤやチェーンなんて誰も持っていません。持っていても装備の仕方が、わかんないんじゃないかと思われます。50年ぶりと来ては、そんなことにお金を使用するより,家で寝てた方がいいに決まっています。コロナの感染もこんな状態で、足止めを食らった、ことで減少するかもしれません。ブログを書いてる真っ最中にまた電話が鳴り響いています。電話やメッセージをくれる患者さんは、いい方で、そのままキャンセルが常識のスペイン、今日は遊びだなーのあきらめ予感で、1月11日の月曜日がスタートしたのでした。110120IMG_1570
何もすることがないので、ネットの日本のニュースを流し読みしていると、菅首相が、テレビのワイドショーに出たとかでないとか、結構台本を読むのか下を見ての演説が多いけど、彼は口下手だからと評論家が、擁護していたけど、バカ言ってんじゃないよ、一国の首相が、口下手だから国民にメッセージが伝わんないだと、器がないことぐらい、長年議員をやっているんだからわかるだろうに。
総務をやると本領発揮だけれども、大将は、どうもね、といった輩が一杯いるだろうに。官房長官と首相の違い、いやというほどわかっているんだろうに、欲が出ちゃうんだよなー。
大将の器とは、前回の続きだけれども持って生まれたもので、そこに人生の試練の中で磨かれていくもんでしょうに。指圧界にカリスマ浪越徳治郎先生がいたけど、その時仕えた直弟子の重鎮が言うには、テレビのワイドショーで指圧教室をやって、お茶の間の人気者になったんだけれども、テレビに出る前に自分で綿密な台本を作成しては、何回もリハーサルを繰り返して本番に臨んだそうです。しかしいざ本番になると台本をベースにしているんでしょうが、次から次へとアドリブが花開いたそうです。彼はたゆまぬ努力もさることながら、持って生まれた運と天性があったと言っていました。ひいていえば、田中角栄さんみたいに何かあったんだと思います。普段冗談も言えない人が、とっさにウイットのとんだ冗談が言えるわけがないじゃないですか。どうしたってひきった顔に冗談は、生まれませんよね。この国の首相も曲者だけれど、日本も見渡すかぎり人材不足、誠に持ってお寒い限りです。それにしてもこの雪害いつまで続くんだろう。お尻に火が付いたのは、俺だけじゃないはずだけれど、スペイン人見てるとやっぱりケセラセラで行くしかないか。
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2021年1月8日
by 小野田
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ポリドリ先生追悼セミナー 2020

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アルベルト・ポリドリ先生が、お亡くなりになり10ヶ月が過ぎました。ヨーロッパに武漢ウイルスの猛威が吹き荒れる今年の冬に喉頭がんで、お亡くなりになりました。
普通であれば、この夏前にイタリアか、スペインのどちらかを開催地にして追悼セミナーを開催するつもりでしたが、ご存知のようにヨーロッパでは、アメリカに次いで武漢ウイルスが、暴れ回っております。
やっとワクチン接種が始まったとはいえ2021年の1月の冬のヨーロッパは、以前にもまして感染者数、死亡者数が、倍々に増加の一途をたどっております。幸いといっては何ですが、ウイルスの後遺症、免疫力を高めることに関心が深まる中、指圧がクローズアップされています。全身治療の指圧は、免疫力を維持及び上げるには、もってこいの治療です。治療は、もちろんのこと自己指圧でも体の調子を知ることと免疫力をアップすることが可能です。この事を、皆様に知っていただくことが、アルベルト先生の供養につながると思いあえて、この嵐のコロナの状況下でホテルのサロンを借り切って、2020年12月22日暮れの押し詰まったマドリッドでポリドリ先生指圧追悼セミナーを開催しました。 85
イルウニオンといういつも使用しているホテルです。ホテル側もこの時期に一日貸し切りということで大変親切な対応をしてくれました。
尚参加者と参加者の距離を保つために60人参加者限定としました。
幸いにもこの趣旨に賛同してくれる全スペインの浪越系の指圧師が集まっていただき2日間でsold-outになりました。スタッフが25人計約90人の参加者の開催となりました。
いわば、アルベルト先生の追悼セミナーではありましたが、コロナに負けない指圧を前面に出したセミナーになりました。
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プログラムは、
1, 西洋医学の医師であり指圧師のドクターサンタマリア先生がコロナと鍼灸のツボの関係。
2, アルバレス先生による経絡の肺経、心経を刺激する太極拳
3, 小野田茂の免疫力を上げる自己指圧
4, 池の谷先生の太鼓操作による自律神経を整える方法
5, イスマエル先生の操体法による自律神経失調症を整えるテクニック
等が伝授されました。
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参加者の真剣なまなざし、スタッフの衛生面で的確な対処が目につきました。
2週間後、スタッフ、参加者全員に連絡をして、体の体調面でのチェックをしましたが、全員何のコロナの兆候を見られなかったので、クラスターの心配なしということで、一安心した次第です。
今回は、指圧の再ブームの橋渡しとしてあえて、コロナの嵐の真っ最中に指圧セミナーを開催しました。これからもどんどん指圧の良さをアピールする催しを全世界に仕掛けたいと思っております。

追記
セミナーが、無事終わった次の日、グラナダの指圧学校の校長先生のアントニオ先生が、帰宅時にオートバイを運転中に事故を起こし死亡したとの連絡を受けました。 アントニオ先生は、私の教え子で、卒業後、グラナダに指圧学校を開講して、何人もの指圧師を育てました。アンダルシア地方の指圧界の長がお亡くなりになり悲しみに包まれているのが現状ですが、これも通過しなくてはならない試練として受け止めています。
2021年は、良い年であることを願って筆を収めたいと思います。

ヨーロッパ指圧浪越代表  小野田茂