2021年2月21日
by 小野田
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日本の本音

医療従事者が、ワクチン接種を優先ということで、私の周りの物理療法師(フィシオ)や看護婦、医者の人達がワクチンを受け始めました。フェースシールドをしてマスクを2重にして、おっかなびっくりの状態で、指圧を提供してて、私たちは、スペインの税務署は、医療類似行為と認めて税金を払わせ、厚生省は厚生省で、法制化されていないので医療行為は認めないのは、まあ―しょうがないと思いつつ、医療類似行為の部類においても認めてくれないとは、まったくもって中途半端なカテゴリーである私の職業にうんざり感を持たざるを得ないのでした。
 このコロナの緊急事態宣言において、法律的に、医療従事者として沢山の規制を受けて、指圧の治療所を回しているのに、いざワクチンの接種では、商業行為を行う職種に入るとのことです。縦割りの規制で、やってるスペインは、いいとこもある一方、いざ窮地に追い込まれると笊法なのでした。
 こんなことはしょっちゅうの中で生きているので、スペイン人は、おかみなど、誰も信じるわけがなく、信じるのは、身内だけ。そんなこともありファミリーの結束は、結構硬いのでした。日本人、いざとなると警察を呼ぶぞーなんていうけど、ここの警察を信じるバカは、まったくいないので,呼べばーの一言で終わってしまうのでした。
何しろ、時の政権は、終わってみるとわいろの横行ばかりで、政治家の金もうけが、当たり前のスペイン、前の王様、前王様の娘の旦那の金隠しなどは、誠にあっぱれの一言なのでした。今、ずるしてワクチンを接種して、首を切られた軍人さんがいたけど、マドリッドの市長を含むお偉方も胡散臭いとのうわさが流れているけど、どうなんでしょうか。
 私自身は、自己指圧特に按腹,しょうがのはちみつ湯、真向法、夜、飯はできるだけ食べない、こんなことを実行して免疫力を高めているので、あまり心配していません。コロナ期は、2つの道があり、太る人、やせる人の2種なんだけど、この機を利用して健康管理に努めています。はっきり言ってデブは嫌いだー。
 小生海外に好き好んで、住んでいるのですが、まったくもって日本のお役所である大使館、働いてませんね。海外にいても選挙の権利があるんだから、一日本人の災難としてもう少し情報を流してくれてもいいんだけれど、おざなりのコロナ情報がたまに流れてくるばかりです。お役人は、働いても働かなくても、給料が入ってくるので、人ごと何でしょうが、ここで,自営をしている一日本人、苦しんでいる人が一杯いると思いますよ。特に観光業に従事している日本人、これはまさに地獄です。約1年間、店を閉めざるを得ないんだから、酸欠でアップアップで、このままいけば,不全状態で、瀕死なはずです。大企業の派遣社員のグループには、けっこう情報を流しても、地場で、スペイン人の輪の中で、鎬を削る日本人には、何の情報も流れていないのが実情です。
 日本国籍の所有の日本人のワクチンは、どうなるとか。親父が、スペイン人で、奥方が日本人の家族で、学校に行けなくなったり、職を失ったりしたら、どうしたら救済できるかとか、生活の保障が受けられる方法とか、困っている主婦とか学生さんとか一杯いるはずなんだけれど、どうなんでしょうか。
私は、もともと一本独鈷の世界で生きてきたので、今更日本国の助けを受けることなど考えていませんが、目に見えないところで、いろんなドラマが、起こってているだろうと考えると何か、できないだろうかと考えている自分がここにいます。
 youtubeで日本のごたごたを見ていると世界120万ちょっとの邦人の困りごとなど聞いている暇はないよが、本音なんでしょうが、この辺の所を国を背をっているであろう政治家が考えないとやばい未来が待っていそうです。

外で野次馬根性気分で、見ている自分ですが、東京オリンピックどころじゃないぐらいわかっているんだろうにと思うのですが、どうなんでしょう。中止をより早く宣言して、政府の意思をはっきりと国民に訴え、同意してもらう事が、先決だろうに。
 金儲け金儲けと走る日本、貧乏でも目に輝きを持った若者、こんなやつを見つけることは、困難になった日本だけれども、未来の日本を夢見る若者は、少しはいるずだぞー。いないかなー。
 

2021年2月9日
by 小野田
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イライラの元

コロナの影響下で、世界中の人々はイライラの限界にきているようです。先日元首相の森のおじいちゃんが、女性蔑視のお言葉を発したということで、いろんな世界のお偉方からバッシングを受けて、これまた謝罪会見で、火に油を注いだ、お言葉足らずで、謝罪中、ひねくれちゃったことからまたまた窮地に落ちってしまいました。自業自得といえば、それまでなんだけれど、とかく爺さん、ばあさんは、人生あまり長くないので、短気になりがちなのでした。脳の働きが、鈍って、順路だてた理論が頭に入ってこないか、入っても理解できないので、最後は、自分のふがいなさにあきれて、切れちゃうのでした。
 昔のように隠居してのんびりという、習慣がないし、人生50年のはずが、今では、80歳、90歳が、普通ですので、看護する方が、先にくたばってしまうという恐れもあるので、これまた難しい世の中になりました。爺さん、ばあさんに言わせれば、私たち先輩の功績を、なぜレスペクトしないんだと、愚痴を言いたくなるのでした。特に爺さんは、なにしろ自分の功績(苦労ばなし)を聞いてもらいたいんだけれど、若いのは、忙しいもんで、大先輩のお言葉を聞いている時間がありません。それに加えて、めんどくさいので、とかく遠ざかりたくなってしまうのでした。
 特に、人生の第4コーナーの人達は、一般的に65歳で自由になって、はて、何をしようかと思うのですが、人生の半分以上を会社に貢献して,定年になって、もう会社に来なくてもいいですよ、ハイさよならといわれても、時間を持て余すばかりの人が、大半以上なのでした。
 それじゃ―ということで家でゴロゴロしても、奥さまが、今までのペースを乱されて、冗談じゃないわよと熟年離婚が関の山なのでした。趣味を持つといったって、趣味は、早急にできるものではありません。結局は、会社人の時が花だったとに気が付くのでした。
奥さんたちのほうが、結構肝っ玉が大きくエンジョイしてたりして、結局は、アルバイトを探したりして人生の残りを消費している人が、何と多いことでしょう。なんとなくわかるような気がします。この点は、ヨーロッパ人がいかに定年後をエンジョイするかという大問題を若い頃から考えているので、ハイさよならとスパッと第2の人生を楽しんでいる人が多いみたいです。実際私の友人たちも、今までの仕事に未練がなく、地位も肩書も捨てて、余暇を楽しんでいる人を多く見かけます。日本人は、どうも過去の栄光、肩書を懐かしみ、昔の会社の名前を出しては、自己満足してたりして、嫌われてる輩が何と多いことでしょう。誰も聞いていないって、この辺が、わからないんだよね。定年したら過去を語らずが、できない日本人の何と多いことか。
森元首相だって、家にいても何もやることがないので、昔の力が、今でもあると信じて、お偉方の長として、君臨するわけです。取り巻き連中も、言いたいことを我慢して老害と感じつつ、我慢しているわけです。やくざの世界だったら、頭を鉄砲玉が仕留めて、また若い連中の世界になるのが、マー映画のやくざの世界なんですが、そうは問屋が卸さないのが日本の社会みたいですね。

40過ぎると体力は落ちるし、頭の回転も若い頃と比べると雲泥の差があります。要領ばっかしに集中して、手が休んでいるんだよね。その点、こちらの政治家は、去るのも早く、どんどん世代交代しているみたいです。60歳ぐらいになるとほとんどが、リタイヤしてますね。80歳を過ぎたお爺さんが、権力ばっかしちらつかせて、はしゃぎ回る日本の政治の世界は、やっぱり遅れてますね。政治家が偉いなんて、ヨーロッパじゃ誰も思っちゃいないし、いい悪いは別にして、せいぜい70歳ぐらいで、お役御免が、一番いいんじゃないかなー。
 何しろ見苦しいの一言です。遠くで眺める、自分たちですが、結構日本は、頑張ってるんだけど、行政は、ちょっと弱い感じがします。菅首相、自分で器でないことぐらいわかっているはずなのに、誰もいないからひょっとしたら俺でも務まると思ったとしたら、最後でしくじりましたね。それとも大逆転ホームランをかますのだろうか。こうご期待かも。

2021年2月2日
by 小野田
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指圧ブームの仕掛け人

相変わらずのスペインMADRIDなんだけど非常事態宣言が出て飲食関係が、夜の9時でお終い、9時まで営業してスパッと閉まるという手際の良さは、恐ろしいぐらいです。ついでに夜の10時から朝の6時まで外出禁止と政府はラッパを吹きました。日本のようにガタガタいうような人は、いないのではなく、あくまで守らない人は、犯罪者なのでした。
 日本は、まだまだ飲食店等の補助があったりしてスペインに比べれば、雲泥の待遇で、日本の甘さによだれをたらしている自分なのでした。有事ということは、戦争中ということです。政府なんか信じるかの信念が、みなぎっているスペイン人は、やはり平和ボケの日本人にはない頼もしさがあります。
 こんな感じで妙に不気味なヨーロッパなんですが、この状況下で、患者さん相手に相変わらずの日々を消化しています。実はスペイン国での私の仕事は、非常にあいまいな位置付けの職業で、医者、看護婦、理学療法士が、国の定めた医療関係の正式な医療従事者ということで、厚生省の管轄に置かれているのですが、外来産の私の職業である指圧は、医療類似行為者の位置付けながら、税務所が、ガツンと税金を取っています。医療従事者なら消費税は、免除が常識なのに23パーセントの税を加算されて、普通の商売と同じ立場なのでした。医療関係ならば消費税はないのが当たり前ですが、この辺は、誠にあいまいな位置に置かれている現状がここにあります。
日本でいうカイロプラクティックの先生ぐらいのあいまいさなのかもしれません。この意味が解らない日本人にちょっと注釈を入れます。
 日本には、医者、看護婦、物理療法師等は、もちろん国家試験がありライセンス制を取って職業としています。その他に柔道整復師、鍼灸師、手技療法師(按摩、マッサージ、指圧師)が全て、特定の専門学校に行き、国家試験を受けて合格した時点で、ライセンス保有者として開業できるのですが、あくまで、診断ができるのは、西洋医学を主体とした教育を受けたものが医者として存在しているのでした。
 明治政府は、それまでの漢方や鍼灸をもとにした医学をすべて切り捨て、正式な日本の医学を、舶来のオランダ、ドイツあたりの目新しい医療を正式に取り入れたのでした。カイロプラクティックは、アメリカでは、正式な医学として大学がありカイロドクターを養成していますが、日本では、認めておらず、アメリカでライセンスを取っても日本では、仕事ができないと表面上は、言われています。しかし日本は本当にあいまいで、私がスペインで、指圧を営んでいると同じように商業行為としてやっている人がほとんどです。整体なども、日本政府、特に厚生省は認めておらず、あくまで、そこいらのお姉ちゃんが、やってるエロマッサージと何ら変わらない、カテゴリーで商売しているのが、今の日本の実態なのでした。私などは、スペイン国の寛大な外人への適当にやっても、人に迷惑をかけなければ、いいんじゃないかいが、幸いして営業させてもらってるのでした。こんな訳で、私どもは、指圧の法制化を目指して頑張っているのですが、15年前、バルセロナで法制化の案がカタルーニャ自治州で通過したのですが、医者と理学療法士の団体につぶされて廃案になり、それからというものは、鳴かず飛ばずの状態が続いているのでした。
 要はこの世界、治ればいいのであって、中国人であろうが、黒人であろうが、良い治療師であれば、患者さんは、どんどん来るのであって、調理師の世界と同じように免許があろうがなかろうが、全然関係ない世界なのですが、制度上そりゃー国が、認めてくれた方がいいに決まっているので、今でも模索しているのでした。
こんな時に、コロナの嵐が吹き荒れている現状の手技療法界は、お邪魔しましたとさっさとトンずらする治療師も沢山いるんだけれども、今確かに患者さんんは、少ないんだけれども、雇え止めや失業の嵐で、手に職があれば強いの昔ながらの常識に目覚めて学校に通うスペイン人が増えています。
 こんな訳もあり指圧学校のほうは、結構繁盛しているようです。確かに、コロナの後遺症やデプレッションの患者さんもどんどん治療所に来ているので、コロナが終息したら結構この商売が,注目株と私は踏んでいます。この勘は、確信に近いともっぱら、吹きまくっています。手当ての指圧、第2のブームを信じて2月をどうにか乗り切らねばなりません。ワクチンも遅れてはいますが、徐々にワクチンも普及していくことを願いつつ2月をスタートします。
それにしても、東京オリンピックと馬鹿の一つ覚えで、騒いでいる日本のお偉方(ヨーロッパに正月や夏休みの政治がストップしているときに来て、勉強に来ましたと公共のお金を湯水のように無駄使いするあなた方そう議員さん)このヨーロッパの状況を見たらお祭りどころじゃないとわかるはずなのにぼけてるよな。

2021年1月23日
by 小野田
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人生いろいろぱーと3 

マドリッドの市役所の市長が、大雪における数々の後手後手の対応を素直に認めればいいものを、なにしろ70年ぶりの大雪で、こちらも人材不足で、復旧に時間がかかったとの言い訳をしたわけでありますが、マーいつものことでもともと市民は、期待してないのだから、ご勝手にとマースペインはそんな感じです。この大雪で、新築の病院が、大雨漏りで、大騒ぎ、この病院を建築したのが、レアルマドリッドの会長を務めるフローレンスペレスの会社ということで、左傾の新聞は、市長とレアルマドリッドの会長は、大のお友達(アミーゴ)ということで、大騒ぎのマドリッドなのでした。
 アミーゴを私的、公的のごちゃごちゃのかやくご飯が、常識のスペイン,友達を助けるのに何が悪いと開き直るのは、常套手段のこれまたスペインなのでした。以前植民地の南米の国々は、その伝統を忠実に守って今まで来ているのですから堂々としたものです。
 汚職わいろのスケールは、に日本と比べ物になりません。こちらはドカンとやって闇に隠れて、それでおしまいです。勢いがある時にやると逃げられますが、勢いがない時にやると旧王様のようにけちょんけちょんにマスコミにやられます。年を取って裁判所通いは、寿命を縮めます。
 所で、スペインのサッカーは、国民的スポーツなんですが、実のことを言うと儲かっているのは、マドリッドのレアルマドリッドとバルセロナのクラブぐらいのものなのです。その2つのチームが、いつもリーグ戦で、今年は、レアル、昨年はバルセロナといった感じで優勝をして粋がっているのが現状なのでした。日本人のサッカー選手が、たまにきて頑張っているような、ないようなだけれども、ほとんどが地方の田舎チームの所属ですので、まったくもって話題になってないのでした。日本と違ってサッカーも一つの職業でありその部署で、頑張っている程度の扱いで、結構気楽な存在なのでした。
 GETAFEに日本人が入ったといっても、騒いでいるのは、日本だけだと思います。我々邦人が、GETAFEと聞くと労働者の街といった、マー不動産の価値のまったくない地区と真っ先に頭に浮かぶ街です。
 日本は、お相撲さん、野球選手、何しろスポーツ選手に人格を求めてるけど、スポーツの一流選手が、すべてに一流であれなんて、定義付けているのは、日本だけでしょ。大学の野球部の選手は、4年間野球漬けの日々で、講義なんかまともに受けないでしょ。もしスポーツ推薦で入って怪我でもしたら、自主退学がいい所のはずです。お相撲さんだって、中学出て相撲界に入り、ごっさんの世界で、生きていれば、相撲界の常識に慣れて世間様とは程遠い人間になるのは当たり前なのでした。
 この辺は、ヨーロッパははっきりしていて、スポーツ界で、richな人間イコール人格が良しなんて誰も思わないのでした。それぞれの世界をレスペクトはしてもその世界以外は認めませんよが常識でしょ。日本のお笑い芸人と称する人たちが、テレビの番組を占拠して、政治から何から、いっちょ前にたれてるざまは、まったくもって異常だと思うし、それを見ている世間様もこれまた異常なのでした。マスコミのその一言で、右往左往しちゃう国民こそが、本当はいけないんだけれども、すべてが麻痺して、テレビに出ていることが、偉いなんて思っているのは、悲しいかな日本人と韓国人だけかもしれません。
それでも、日本のテレビは、こっちのテレビ局に比較できないくらい本当に娯楽一辺倒で、面白いんだけれども、youtubeに比べると面白みは 確かに減ったみたいです。それにしてもビートたけしが好きなんだけれど、この頃のビートたけし、何言ってるか聞き取りずらく,ユーモアの感覚が、妙に古くて、今の若者には、受けない存在になったと実感します。昔の勲章で出演して生きてる感じがしないでもないですね。もうそろそろ、姿を消して伝説の芸人になった方がいいような気がしますが、どうなんでしょうか。タモリは、タモリなりに博学を生かして鮮明に生きてるし、志村けん氏は、本当に伝説の人になったし。消え方が、妙に難しいと感じる今日この頃なのでした。

2021年1月11日
by 小野田
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ダブルパンチ

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2021年に突入して、まだまだその割には、バルのテラスには、人が沢山いて飯を食いながら、ビールを飲みながら、くっちゃべっています。やばいよヤバいよといいながら、ただただ3月になれば落ち着くだろうと思っているのか、意外に無知の人が多いスペイン、マドリッドです。
其のスペインに50年ぶりという大雪が、金曜日、土曜日の2日間襲い掛かったのでした。この状況に慣れていないマドリッドの住民は、恐る恐るの運転で、スリップさせたり、朝方のアイスバーンのためにひっくり返ったり、犬は喜び、ガキと一緒に駆け回ったりで、やっと日曜日の昼頃から雪もやんで、太陽が差し込んできたのですが、雪を解かすまでの力量もなく、なんか映画に出てくるような悲惨に明け暮れる市民が、街をさ迷い歩くシーンがピッタリのような静まり返った白一色のマドリッドなのでした。外の道路を見ると人の出ていること、さすが、遊び大好きのスペイン人結構楽しそうに駆け回っているのでした。110120IMG_1577
月曜日、絶対キャンセルの山とは、わかっていても、律義な日本人です。普段使用しない地下鉄で、治療所まで、はいつくばってたどり着いたのでした。久しぶりに、連休明けで、予約欄の、半分以上が埋まった時に、この有様です。キャンセルの電話が、ひっきりなしです。雪に慣れていないのですから、雪かきをする前に凍結した街並みは、滑ることすべること、地下鉄から治療所までに2回程、すっころんでしまいました。幸い私の所は、治療所と住居が近いので、どうにか、普段使用しない公共機関の交通網を使用して何とか目的地までたどり着いたのですが、マイカーを利用しての通勤が多いので、すべて車が使用できないとなれば、家でお休みを決め込む輩が多いのは当たり前のことです。必死になって仕事場に駆け込むのは、マー日本人だけでしょう。
何しろ、めったにない自然からの贈り物です。マドリッドに除雪車があっても数台でしょうから、まったくのお手上げ状態です。スパイクタイヤやチェーンなんて誰も持っていません。持っていても装備の仕方が、わかんないんじゃないかと思われます。50年ぶりと来ては、そんなことにお金を使用するより,家で寝てた方がいいに決まっています。コロナの感染もこんな状態で、足止めを食らった、ことで減少するかもしれません。ブログを書いてる真っ最中にまた電話が鳴り響いています。電話やメッセージをくれる患者さんは、いい方で、そのままキャンセルが常識のスペイン、今日は遊びだなーのあきらめ予感で、1月11日の月曜日がスタートしたのでした。110120IMG_1570
何もすることがないので、ネットの日本のニュースを流し読みしていると、菅首相が、テレビのワイドショーに出たとかでないとか、結構台本を読むのか下を見ての演説が多いけど、彼は口下手だからと評論家が、擁護していたけど、バカ言ってんじゃないよ、一国の首相が、口下手だから国民にメッセージが伝わんないだと、器がないことぐらい、長年議員をやっているんだからわかるだろうに。
総務をやると本領発揮だけれども、大将は、どうもね、といった輩が一杯いるだろうに。官房長官と首相の違い、いやというほどわかっているんだろうに、欲が出ちゃうんだよなー。
大将の器とは、前回の続きだけれども持って生まれたもので、そこに人生の試練の中で磨かれていくもんでしょうに。指圧界にカリスマ浪越徳治郎先生がいたけど、その時仕えた直弟子の重鎮が言うには、テレビのワイドショーで指圧教室をやって、お茶の間の人気者になったんだけれども、テレビに出る前に自分で綿密な台本を作成しては、何回もリハーサルを繰り返して本番に臨んだそうです。しかしいざ本番になると台本をベースにしているんでしょうが、次から次へとアドリブが花開いたそうです。彼はたゆまぬ努力もさることながら、持って生まれた運と天性があったと言っていました。ひいていえば、田中角栄さんみたいに何かあったんだと思います。普段冗談も言えない人が、とっさにウイットのとんだ冗談が言えるわけがないじゃないですか。どうしたってひきった顔に冗談は、生まれませんよね。この国の首相も曲者だけれど、日本も見渡すかぎり人材不足、誠に持ってお寒い限りです。それにしてもこの雪害いつまで続くんだろう。お尻に火が付いたのは、俺だけじゃないはずだけれど、スペイン人見てるとやっぱりケセラセラで行くしかないか。
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2021年1月8日
by 小野田
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ポリドリ先生追悼セミナー 2020

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アルベルト・ポリドリ先生が、お亡くなりになり10ヶ月が過ぎました。ヨーロッパに武漢ウイルスの猛威が吹き荒れる今年の冬に喉頭がんで、お亡くなりになりました。
普通であれば、この夏前にイタリアか、スペインのどちらかを開催地にして追悼セミナーを開催するつもりでしたが、ご存知のようにヨーロッパでは、アメリカに次いで武漢ウイルスが、暴れ回っております。
やっとワクチン接種が始まったとはいえ2021年の1月の冬のヨーロッパは、以前にもまして感染者数、死亡者数が、倍々に増加の一途をたどっております。幸いといっては何ですが、ウイルスの後遺症、免疫力を高めることに関心が深まる中、指圧がクローズアップされています。全身治療の指圧は、免疫力を維持及び上げるには、もってこいの治療です。治療は、もちろんのこと自己指圧でも体の調子を知ることと免疫力をアップすることが可能です。この事を、皆様に知っていただくことが、アルベルト先生の供養につながると思いあえて、この嵐のコロナの状況下でホテルのサロンを借り切って、2020年12月22日暮れの押し詰まったマドリッドでポリドリ先生指圧追悼セミナーを開催しました。 85
イルウニオンといういつも使用しているホテルです。ホテル側もこの時期に一日貸し切りということで大変親切な対応をしてくれました。
尚参加者と参加者の距離を保つために60人参加者限定としました。
幸いにもこの趣旨に賛同してくれる全スペインの浪越系の指圧師が集まっていただき2日間でsold-outになりました。スタッフが25人計約90人の参加者の開催となりました。
いわば、アルベルト先生の追悼セミナーではありましたが、コロナに負けない指圧を前面に出したセミナーになりました。
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プログラムは、
1, 西洋医学の医師であり指圧師のドクターサンタマリア先生がコロナと鍼灸のツボの関係。
2, アルバレス先生による経絡の肺経、心経を刺激する太極拳
3, 小野田茂の免疫力を上げる自己指圧
4, 池の谷先生の太鼓操作による自律神経を整える方法
5, イスマエル先生の操体法による自律神経失調症を整えるテクニック
等が伝授されました。
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参加者の真剣なまなざし、スタッフの衛生面で的確な対処が目につきました。
2週間後、スタッフ、参加者全員に連絡をして、体の体調面でのチェックをしましたが、全員何のコロナの兆候を見られなかったので、クラスターの心配なしということで、一安心した次第です。
今回は、指圧の再ブームの橋渡しとしてあえて、コロナの嵐の真っ最中に指圧セミナーを開催しました。これからもどんどん指圧の良さをアピールする催しを全世界に仕掛けたいと思っております。

追記
セミナーが、無事終わった次の日、グラナダの指圧学校の校長先生のアントニオ先生が、帰宅時にオートバイを運転中に事故を起こし死亡したとの連絡を受けました。 アントニオ先生は、私の教え子で、卒業後、グラナダに指圧学校を開講して、何人もの指圧師を育てました。アンダルシア地方の指圧界の長がお亡くなりになり悲しみに包まれているのが現状ですが、これも通過しなくてはならない試練として受け止めています。
2021年は、良い年であることを願って筆を収めたいと思います。

ヨーロッパ指圧浪越代表  小野田茂

2021年1月5日
by 小野田
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君の器、私の器

日本のテレビのニュースをJSTV(国際衛星放送)とかyoutube、または、中国の海賊版テレビで拝聴するんだけれど、やたらに横文字が多いのには閉口してます。特に東京都知事の小池さんなんかは、あれは、ひどいな、横文字というか、カタカナ文字を乱用してしゃべっているけど、日本語でいいと思うよ。インフラあたりは、まあまあとしても初めて聞くような横文字を並べていけシャーシャーとしゃべる軽佻さには、あきれるを通り越して、不愉快さが心の奥からにじみ出てくるのは、私だけでしょうか。
 美しい日本語があるじゃないですか。わざわざカタカナにしなくても十分通じるのに、何を勘違いしているのでしょうか。ダジャレと語呂合わせで、が鳴る報道番組も女子アナの軽佻さが、目立ちます。
アナウンサーは、新聞記者とは、違うのだと考えれば、合点なんだけど、食レポートで騒ぐ女子アナを見ると、あなたには、会社は、この程度の認識で、いますよといわれているようなもんで、夢にまで見たテレビ局の就職をゲットして雛飾りのお姫様程度の位置に置かれちゃ、これもみじめですよね。
 本当に今のテレビは、面白くないの一言です。報道は、報道として会社の顔として新聞の社説と同じように一つの柱をもってやればいいのにぶれてるんだよね。朝日だって右傾から、ぼろくそ言われているけど、朝日の方針を貫き通せばいいのであって、youtubeの右傾のおじさんおばさんのはしゃぎようも、これまた異常なのでした。ただ全体的に見て、戦後のアメリカによって大和魂が骨抜きの状態は、もう末期で、いつ転んでも、いつ他国に侵略されてもおかしくない国、日本になっていることは、確かなのでした。私は、右寄りでも左寄りでもないけれど、小野田寛郎さんが、ジャングルから出てきた時のあの写真は、確かに侍の目をしていました。日本人の大和魂が,にじんでいたのを今でも鮮明に覚えています。あの今の首相、菅さんのおどおどした顔を見慣れたテレビ好きの人は、見比べればいいのになーとつくづく思います。今の政治家の顔、確かに侍の顔の人は、いません。器のある顔の人は、確かに見当たりません。昔の白黒の写真で写った、政治家や軍人の顔は、確かに侍顔です。おまけに姿勢がいいんです。上等な飯を食ってないはずなのに、いい顔してます。食の含蓄を語ることが、良しとする今の日本、確かに太平の世の中なんでしょうね。危機感のない世の中に生まれ育ち、このコロナで、日本が実に脆弱な国だと実感させられたのでした。
 この武漢ウイリスの猛威のお陰で、日本の屋台骨が、ガタガタということが、わかりました。、政治家も誰も、国難という意識もないし、政治家なんて烏合の衆の集まりということが、わかったのが、実はコロナのお陰なのでした。
安倍首相は、安倍首相なりに自分が馬鹿なのが、わかっているので、すべて官僚の言う通りに大将を演じたのだから、これはこれで立派なのでした。ただ大将は、バカを演じる名優でなければ務まらないんだけど、バカだということを理解して、責任だけは取りますよというあっぱれさが、あるといいんだけれど、前回の大将は、責任という言葉は彼の辞書にはなかったようです。気がいいんだろうけど、人を見抜く能力がなかったようです。要は、所詮お坊ちゃまだったのです。
 トップに立つとすぐに裸の王様になるやつが多いのでこれも、難しい問題ではあります。沢庵和尚のような指南役がいれば、いいんでしょうけど、彦左衛門は、なかなかいないものです。
人間の顔は、人生の生き様で作られるというのは本当らしく、今の政治家を見れば、よくわかります。小池さんなんかは、あの厚化粧の奥に隠れる本性は、東京都民1200万人の長の器では、ないことが、誰にでもわかるはずですが、この長に変わる人がいないという、絶対的な奥底の無さがあります。致命傷です。
官房長官の加藤とかいう人、いつもニタニタ、まさにお役人顔して、いつでも逃げる態勢で、生きてる感100パーセントの人です。菅さんも勘違いしてのこのこ出てきたけど、器としては、頑固だけが取り柄のおじさんでしょう。麻生も漫画見て喜んでる、苦労知らずのただの爺さんだし最悪です。
官僚にしたって頭はいいんだろうけど、世の中の塩あんばいを知ってるわけではなく、有事の際は、へのツッパリにもならないやつらばかりと想像ができます。医者にしたって、医師会のビビりようは何ですか、今まで,ふんずりかえっていたんだから、しゃんとしろって。医者と薬屋と政治家この辺が、うまくかみ合っていたのが、コロナのお陰で、仲たがいの現状が、浮き彫りになって、アップアップの世界が見えてきました。
ひずみが出て、すべてが本性を出しあって、サー今年が始まりました。今年は、トランプもいなくなったし、世界が仲良くなり、みんなが、分かち合えるひびが来るのだろうか。批判だけでは何にもなりません。私も、今年は、難しい年にはなるでしょうが、一日一日を噛みしめて、今日を生きたいと思います。

2020年12月24日
by 小野田
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1年の総括

なんとなく1年が終わろうとしています。コロナで始まりコロナで終わる1年でした。3月16日非常事態宣言が出て約2か月、学校と指圧治療所が、閉鎖、自宅待機の日々が続きました。街はまさにゴーストタウン化して不気味の感を呈しました。経済か、健康かと問われて大方の国は、経済優先を選択しました。自分としては、今年8回のスペイン以外の講習会をすべてキャンセルして、もっぱらマドリッドでグタグタしていたわけですが、それはそれで自分としては、メタボ症候群の解消に尽力して7キロ痩せて、コレステロールが正常値、痛風も正常値、中性脂肪も限度内と,どうにか体のメカが正常に戻りつつあり、結構それはそれで、楽しい生活をエンジョイしている気ではいたのでした。
 ただ、8年前に心筋梗塞気味にて早々オペをして胸骨部に縦線の切り傷があり、昨年、詰まり気味の心臓の動脈にステンを2つ入れたので、基礎疾患がある体です。もし感染したら重篤の可能性は、確かにあるのでした。
ただ指圧を職業にして40年近くになるので、毎日が患者さんと目と鼻の先で、施術しています。そんなわけで雑菌や風邪ウイリスそして諸々の病気の人の身体に慣れて、ゴキブリのように結構体がしぶといのじゃないかと内心思っているのでした。
7月ごろから仕事を再スタートして、おっかなびっくり仕事をしていました。ただ慣れというのは、恐ろしいもので、もちろん2重マスク、フェースシールド、イソジン、そして日に何十回と手を洗い、帰宅をしたら、お腹の自己指圧、そのあとにお風呂、飯は、ほとんど食べないで、11時に就寝といった、爺さん日課を遂行しているのが功を奏しているのか、今だ感染していません。
 最も感染したら治療所の信頼は落ちて、1,2か月は、治療院は、休館にならざるを得ないのですが、スタッフが、ノブ、便所、至る所の消毒、そして来る患者さんの徹底的な、管理によってどうにか、いまだに感染者ゼロの日々が続いています。
ご存知のように、スペインは、今ヨーロッパで、三指に入る感染者数の真実があります。クラスターも結構あります。結論から言うと、治療所とか公共の乗り物よりは、飲食する時にスペイン人は、大声を出してしゃべるのが、常識ですので、この辺で、感染するのではないかと思います。ご飯を食べているときは、どうしても油断してというより当たり前にマスクを取りますので、この辺が感染源になりそうです。食事も家族でレストランでというパターンも多いので、お爺さんおばあさんは、いやいやながらの参加で、感染しちゃうみたいです。
 ただこの頃、報道機関が、具体的に感染の実態を根ほり葉ほり、報道しないので、私のような、接触密な職業は、助かっています。それでも通常の年末の6割がたの患者数ではありますが。ただ外人相手の観光業は、ゼロの売り上げですので、これにて満足の実感です。ただいつまでもつかは、神のみぞ知るといったところです。
街を歩けば、至る所に、しまった店の物件が、寂しくそして目立ちますので、この辺は、日本と何ら変わりはありません。
ただ指圧の未来は、後遺症や、日常の不安定な生活からくる自律神経のアンバランスが著しいので,うつの患者は、指圧の適応症ですので、終息後には、結構患者が増えるんじゃないかと予想しています。学校のほうも、いつ首になるかわからないサラリーマンが奮起して、指圧を習おうとしてもがいているのか、生徒数が落ちるかなーと思いきや、反対に増えています。この辺は、摩訶不思議といえどもただただ感謝感激なのでした。
今日、買い出しに東京屋という日本食品を売っている店に行ったら、そのそばにある教会が、炊き出しをやっていました。
 まさに長蛇の列でした。お乞食さんの服装ではなく、普通のおじさん、おばさん、いやいや、若いお姉ちゃん、お兄ちゃんも並んでいたのには、若干ここまで状況が悪化してるんだと思った次第です。先が見えないまま、クリスマス突入です。牛年もどうなることやら、日本の村山さんが、時々お便りをくれますけど、日本もやばいみたいですね。マー責任を取れない、政治家が多いのは、どこも同じみたいですね。
グラナダに何年も続いていた、指圧の学校が2年前、オーナーのアントニオ先生が、もう自由が欲しい、残りの人生をエンジョイしようということで、学校を閉じました。其のオーナーのアントニオ先生が昨日、オートバイの事故でお亡くなりになりました。66歳でした。指圧治療は続けていたらしいのですが、なんと12月24日に私の学校に悲報が届きました。イタリアのポリドリ先生に続いて、今度はアントニオ先生が逝ってしまいました。
 今どのようにグラナダの彼のミサに行くか検討しています。マドリッドから外に出るには、特別な許可が必要になります。今年の2月のポリドリ先生の葬式には、どうにかいけましたが、今回はどうなるのでしょうか。
間違いなくいまは有事の真っ最中です。引き締めていくしかありません。
 来年は、いったいどうなるのでしょうか。なんとなく納得のいかない1年の総括でした。

2020年12月8日
by 小野田
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スペインはやっぱりスペインなのですねの巻

スペインは、12月6日7日8日と連休が続きました。12月5日の土曜日を休みとする人は、4連休です。しかし他県への不要不急が義務づけられて、普通の頭を持っている人は、普通に考えてマドリッドで過ごそうじゃないかと思う訳で、せいぜい、早朝を狙ったショッピングとか、なんとなくぶらぶらとか、家で、映画鑑賞なんかで、時間をつぶすわけです。また会社から家で待機の要請が出ている人は、3月から10月ごろまで7割の給料を国から支給されていたものが、5割になりこれでは、家賃にもならないと、食事の経費を削減するとか、学費がないから、私立から公立に子供を転向させようとか色々、夫婦間で結論を出そうと狭い家で無い知恵を出し合ってかんかんがくがくな訳です。
 この武漢ウイリスは、世の中を大逆転させたのは確かなようです。ただ逆に考えれば、この時期に、この稀な時期に居合わせたことが、人ひとりの短い人生の一シーンを飾り、そして体験させてくれたことをラッキーと考えることができる余裕のある人であれば、それもよしともいえそうです。
 
このヨーロッパの一国の人々が、生まれてこのかた、経験、習慣のないマスクを着用して行動をしている光景は、確かに異常な光景な訳です。スペイン人、私の私見を述べさせていただければ、国の方針に大分、従っていると思います。長年続いた独裁といわれたフランコ政権が、長期に維持できたのは、結構この国の人々、臆病な性格があり、子羊のグループを束ねるような強い指導力がある人が、出てくると結構力が出せる国民性があったからともいえそうです。トランプ、プーチンいい悪いは別にして、超強い指導力がトップに立てば、一子羊は、それはそれで住みよいのかもしれません。
 それがいいほうに行けば、いいのですが、悪い方に行けば、最悪の事態が待っているわけです。今のスペイン政権が正にそれで、副首相が、昔のエタ(バスク解放過激派組織)を父に持つ超危険な思想を持つ共産党員で、これもデモクラシーのお年子なんだけど、結構フランコアレルギーをまき散らした教育を今の学校の先生がかぶれまくっていますので、この辺もスペインは、危ないわけです。今の政権、間違いなく中国寄りな訳で、スペインのひとかけらの金持ちは、まさにドキドキしているわけです。
 
 また、スペイン人は、超見栄っ張りで、車の高いのを月賦で買って、食費を押さえているなんて言うのが、結構いるわけです。そしていざとなると貯金がない、これはまさに現実で、衣食足りて礼節を知るという言葉通りに、人のことなんかお構いなしの風潮が一般の国民に浸透しているような気がします。言い換えれば、昔のスペインの良さが、まったく中小都市には、失われて、何の魅力もないヨーロッパの一つの国に代わってしまったのでした。人情味あふれる国、スペイン、ポルトガルのレッテルはとうの昔にはがれて、逆にいえば気兼ねなく中国人が商売をしやすくなった国とも言えます。ポルトガルなんかは、昨年までは、しょっちゅう旅行をしてましたが、まだまだ何かを再発見できる場所が残っているような気がします。

 4日間の祭日のはしゃぎようが、2週間後の陽性患者の増加にどう影響するかをしきりに、こちらのマスコミが報道しています。こちらは、お笑い番組とニュースをごちゃごちゃにする習慣はなく、各新聞,マスコミの色具合は、確かに異なりますが、それなりにジャーナリストのプライドをもって報道しています。ただ日本のように、手の洗い方とか、こまごまとした、武漢ウイリスの予防等の報道は一切なく、日本のワイドショウのような私たちにとっての知恵の蓄積は少ないわけですが、ニュースとは、そういうものと考えれば、納得な訳です。
 世界的なことですが、深堀したければ、youtubeやネットがあるわけで、その辺は、日本と同じかもしれません。
ワクチンのニュースが流れています。この冬が、特にお正月を中心に休みの日々が続く1月の中旬まで、どう過ごすかが、各国の国民性を反映しての結果が出るとのこと、スペインは、この祭日の日々、メンタル的に弱いので、我慢できない人が、武漢ウイリスをまき散らすでしょう。目で語ることができない人種です。言葉重視です。スペインだけでなく、言語が一番のコミュニケ―ションです。言葉のない納得はないわけです。だから食べながら、飲みながら、会話が進行するのです。そんなわけで祭日は、どうしても、はしゃぐでしょう。これがスペインです。

それでは、ヨーロッパの塩梅予想は、どうでしょう。私見になりますがドイツ、フランスあたりが、やはり立ち直りは、早いし、国民性としては、いざとなれば、我慢のできる国だと思います。ヨーロッパの北の国々は、やはり大人です。やることに隙はありません。

 では、やはりイタリアとスペインが、最後まで終息が伸びるとみています。ポルトガルは、俺たちをスペインやポルトガルと同じと見ないでくださいと雄たけびを上げています。来年の春先までが勝負です。さーどっちだー。

2020年11月25日
by 小野田
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指圧講演会 「体のバランスのとり方」

指圧は年齢・性別を問わずすべての人に施術ができ、道具を一切使わず手指で体表を押すだけで、筋肉・体温を知覚して身体の変調や必要な治療がわかる、疲労や体の内や外からのストレスを防ぎ、体質改善、病気や老化の予防に役立つともされております。

人間の身体は、一見左右対称のように見えます。2つの目、真中にある鼻、真ん中に位置する口、すべてが、体の真ん中にラインを引くときれいに折りたためるように感じます。しかし微妙に異なります。これが人間の魅力なのかもしれません。

また右利きの人、左利きの人、人それぞれ体の使い方に微妙な変化が見られます。

個性という言葉が当てはまるかもしれません。この微妙な変化が、あるにもかかわらず人間の身体は、バランスを保って、1秒も休まずにすべての機能が働いています。

このバランスが崩れると恒常性も免疫力も落ちてきます。このバランスが崩れることによって起こる痛み、不快感などの症状が、体からの警告です。この体からの警告をキャッチして処理するのが、私たち指圧師の仕事です。長年の積み重なったストレスが、体を鈍感にして手当ての時期を逃し手遅れの状態を作ります。

この事態を予測して、体に手入れを行うのが第三の医学、予防医学です。

2019年3月14日、マドリード日本人会主催の講演会にて、指圧を通じて「体のバランスを整えるとはどういうものか」 ということを講師としてレクチャーいたしました。講演会の模様を動画にしましたので、興味がある方はぜひ御覧ください。