在スペイン日本国大使館領事警備班
当館及び在ラスパルマス領事事務所管轄内で確認された先月の邦人被害は次のとおりです。類似の被害に遭わないよう、引き続き十分な注意をお願いいたします。
(マドリード)
5月1日(火):スリ
午後8時頃、男性旅行者がサンティアゴベルナベウにおいてサッカー観戦した後、競技場外のバス出入り口付近で選手の出待ちに合流してしまい、気がつくと財布がなくなっていた。
5月2日(水):スリ
女性旅行者が地下鉄内にて、財布のスリに遭った。
5月6日(日):スリ
午後3時頃、男性旅行者が空港から地下鉄でマドリード市内に移動し、地下鉄から降車した際に自身の鞄を確認したところ、開いていることに気がつき、中身を確認したところ、旅券等貴重品類が抜き取られていた。
5月7日(月):置き引き
午前8時頃、男性旅行者がホテル内のレストランで朝食をとっていたところ、鞄を椅子にかけたまま席を立った際に、鞄ごと盗難にあった。
5月8日(火):盗難
午後10時頃に、女性旅行者がバルセロナ~マドリード間の深夜バスに搭乗し、マドリードに到着後、預けた自身の荷物の引き取りを希望したところ、バスの荷台から無くなっていた。
5月10日(木):ケチャップスリ
午前6時頃、男性旅行者がバス停で待機していたところ、頭上及び横から液体をかけられ、ティッシュで拭いている時に、目線を逸らされることを言われ、その隙に旅券等貴重品類が入った鞄を盗まれた。
5月13日(日):スリ
午前10時頃、男性旅行者がサン・ミゲル市場で買い物中にショルダーバッグから貴重品類を抜き取られていた。
5月15日(火):置き引き
午後2時頃、男性旅行者が広場に座って鞄を後ろに置いていたところ、いつの間にか別の鞄にすり替わっていた。
5月19日(土):置き引き
午後6時頃、女性旅行者がホテルにてチェックイン作業をしているときに横に置いていた鞄を置き引きされた。
5月20日(日):スリ
午前11時頃、男性旅行者がサン・ミゲル市場にて背負っていた鞄のチャックを開けられ、旅券等貴重品類を抜き取られていた。
5月20日(日):スリ(集団)
午後6時頃、男性旅行者が駅構内のエレベータ内で3人組に鞄のチャックを開けられ、旅券等を抜き取られた。
5月21日(月):置き引き(話しかけ)
午前7時頃、男性旅行者がホテル前で喫煙していたところ、男性から道を聞かれて話しをしている隙にパソコン及び旅券が入った鞄を持ち去られた。
(グラナダ)
5月18日(金):ひったくり
午前8時頃、男性旅行者が宿泊先ホテルの朝食会場にて、コーヒーをカップに注いでいるときに、ショルダーバッグのひも部分を切断され、そのまま鞄ごと盗まれた。
(セビージャ)
5月5日(土):置き引き
午後2時30分頃、女性旅行者がレストランにて食事中に鞄を椅子に置いていたところ、気がつくと無くなっていた。
5月11日(金):置き引き
午前8時30分頃、男性旅行者がバス停でまっていたところ、近づいてきた車の運転手から声をかけられたとき、バス停のベンチに置いていた荷物を盗まれた。
(バルセロナ)
5月10日(木):スリ(集団)
午前11時頃、女性旅行者が地下鉄に乗り込む際に、複数の女性に囲まれ、その集団がいなくなった時には、鞄から貴重品類が抜き取られていた。
5月24日(木):スリ
午前10時頃、団体旅行で行動していた夫婦旅行者がサグラダファミリアを観光中に、鞄から旅券等貴重品類を抜き取られていた。
スペインに旅行された日本人の置き引き、スリ等の被害状況です。南米のように撃たれた、刺された邦人の被害がないだけましな,ヨーロッパの一国スペインです。取って,盗ってくださいのアクションが多すぎる日本人。後ろのポケットに細長の財布をはみ出し状態で、大通りを闊歩。いいカメラを取ってくださいとばかりに肩にかけて見せびらかし散歩。老夫婦が、ホテルのロビーで一休み、横にバックを無造作に置いて、こっくりこっくり。かもです。100パーセントやられます。やられるまで、自分は、大丈夫モード。かもられたら、深追いしない。逆らわない。なぜならば、超切れの刃物持ってます。ピストル持ってます。牢屋に行ってへこたれる輩ではありません。本当にやられます。やられてもせいぜい1週間は、マスコミも騒ぎますが、それでお終い。旅行者の一人位いなくなっても、国家は動きません。自己責任がヨーロッパの国では、超普通であって日本は、自由の裏側の義務を忘れた国なのです。
たまたまそんな場面に遭遇する時があります。、泥棒さんは誰か、誰と誰がグルか、すじ書きの全てわかります。土着邦人は、散々痛い目にあっています。警察が、屁のツッパリにならないことも知っています。でももう注意は、一切しません。昔は、一言注意した時期もありましたが、近づくと逆に胡散臭い顔で見られ、大きなお世話顔の形相の人が大部分です。自業自得、危害を与えられない限りわからないのであれば、いい体験と、グッドラックとにっこり笑って、はいさいならです。
ホテルの1階は、道路と同じです。誰もが行きかう道路です。ホテルの部屋だって、下手すりゃ物がなくなります。あの手の人たちは、仕事(プロ)としてやっているのです。食うためにやっているのです。失うものがない奴らほど強いものはありません。
ルーマニアなどの東欧から泥棒や、お乞食さんをするためにわざわざお兄ちゃん、おねいちゃんがバスを乗り継いではるばるスペインに来るのです。そんな人達がドンドン来ても、スペイン人は屁とも思いません。スペインの海岸沿いなんか他国の人たちが、ボンボン家を買っています。ぜんぜんOK、なのです。その時お金が入れば、OKOKのスペインなのです。日本も外人旅行者が増えれば、儲ける人が出てきます。よいことです。しかしその代償は、きっちり払わされることを覚悟しなければなりません。鍵をかけなくても安心なんて、後10年もすればなくなります。護身用に危ないものを持つ時代が来るかもしれません。外人特に白人に超弱い日本。こちらの乞食が、ネクタイ締めれば、かっこいい外人に早変わりです。お辞儀程度のキスをほっぺにされて有頂天になるお姉ちゃんなどは要注意です。オレオレ詐欺詐欺なんてヨーロッパにはありません。家族など信じません。兄弟は裏切りあうのが常識です。
日本人も将来、本格的にその辺を勉強してそれなりの覚悟をしないとまた鎖国待望論が出てくるかもしれません。
日本はボケてんのかなーと思う裏側に、こんなお人好しな日本も悪くないという思いもありますが、侵略されて某国の奴隷にされちゃかないませんぞー。とにかく金持ち喧嘩せずの時代は終わったことは事実のようです。