2024年2月26日
by 小野田
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頭寒足熱(上虚下実)

女性の平均体温が下がりつつある昨今、まず頭寒足熱という古来からある健康理論のお話しをします。

頭寒足熱とは下半身、特に足を暖め、血行を促進して各細胞に酸素と栄養素を運び、老廃物・体毒を取り去って体を活性化させるという意味の熟語です。
逆の頭熱足寒で血行が悪くなると、身体の中に淤血(おけつ)が生じやすくなります。

淤血とは東洋医学で血流が滞っている状態をさし、広い意味での循環器障害であり、多くの病気の根本的な原因とされています。身体のある部分で血流が滞り老廃物や体毒が溜まると、筋肉が硬くなって、いわゆるコリ(硬結)となります。コリとはつまり筋腫の一種です。良性ならまだしも悪性となればこれほど怖いものはありません。
その他、淤血と関係が深い病気と言えば、冷え性や肩こりはもちろん、頭痛、不眠、便秘、関節炎やリウマチ、動脈硬化、高血圧、胃潰瘍、肝炎、肝硬変、糖尿病、月経困難、不妊を含む性機能障害等、きりがありません。

冷えの恐ろしさを実感し、頭寒足熱の重要性をご理解いただけたら、次のステップは、その頭寒足熱を自分の身体に実現させる方法です。食事改善による冷え予防対策はもちろんですが、そこに今回ご紹介する真向法をプラスしてみるのはいかがでしょう。
たった4つのシンプルな体操ですが、毎日続ける事によって身体全体の組織がリフレッシュされ、血液サラサラ足元ホカホカ間違いなしです。

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イラストのように足の裏の外側を合わせて座ります。
この態勢をとった時に、殆どの方が両膝が跳ね上がっていると思います。
そのような方は壁にもたれて両膝に手を置き、膝を下ろす練習をして下さい。
膝がある程度下がったら「かかと」と股の間を、握りこぶし一つ半ないし二つぐらい空けます。 背筋を伸ばし顎を引き、肩の力は抜いてください。足の裏の角度は45°位になります。
背筋を伸ばし肩の力は抜きます。肘は横に開き、上体を曲げていきます。
上体を起こす時は、直角以上になるように起こして下さい。

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イラストのように、両脚を伸ばして坐ります。
丁度アルファベットのL字形になれば申し分ありません。
最初のうちは背筋が伸びなかったり膝が曲がって、足首が90°に返らない方が、殆どです。
これは太腿の後ろの筋肉やふくらはぎの筋肉が萎縮しているからです。
この筋肉群が萎縮すると腰痛が起こりやすく、また膝や腰が曲がってヒップダウンの原因になり、美容上も好ましくありません。

足首を70°に返したまま、息を吐きながら曲げていきます。曲げる時は身を乗り出すような感じで股関節から曲げて下さい。

視線は初めのうちは2~3メートル先を見たまま曲げ、曲がるにしたがって下を向いて下さい。 もちろん膝が曲がってはいけません。完全な効果的な姿勢は、胸、顔が脚に着きます。 息を吐ききったら上体をゆっくり起こします。起こしたときは、直角以上になるまで起こします。

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脚を左右に開き背筋を伸ばし腰を立てて坐ります。両脚を約120~130°ぐらい開き(150°を限度とする)、足首が70度ぐらい返れば理想的ですが最初はなかな開きません。無理はしないでください。

第三体操の最大のポイントは、先ず両脚を開くことです。脚が開かなければ腰が立たず、したがって股関節から屈伸出来ません。
開く要領は両脚を出来るだけ広げて、両脚の内側の硬くなった筋肉を手で揉みほぐします。 少し柔らかくなったところで、左右数ミリずつ広げます。これを数回繰り返していると、最初は90°位しか開かなかった脚も、数ヶ月もすれば110°位まで開くようになります。
また、どなたかに前から両脚を押し広げてもらうのも一つの方法です。

腰を立て、背筋を伸ばしたまま股関節を中心に曲げていきます。曲げる時に手は床の上をスライドさせます。その場合肘は横に開いて下さい。

この動作が完成すると、イラストのように下腹、胸、顎が床に着きます。上体を起こした時は、最初の姿のように上体を直角以上になるまで起こします。 dai4taiso イラストのように、両足をお尻の幅だけ広げ、その間にお尻を下ろします。両太腿の内側はピッタリとつけます。
背筋はピンと伸ばし肩の力を抜きます。この座り方を「割坐=わりざ」といいます。ただし、現在膝の悪い方や、膝の関節が硬くてお尻が下に下がらない方は、座布団を二つ折にして尻の下に敷き、膝を上下に動かして膝の動きをよくし、楽に坐れるようになるまで割坐の練習をして下さい。

お尻が楽に落ちるようになったら、後ろに倒れます。
女性の方は大概出来ますが、男性は殆どの方が膝や太腿前部に激痛をともない、後ろに倒れられません。
後ろに倒れられない方は座布団かクッションを数枚重ね、その上に倒れて下さい。
上達するにしたがって重ねた座布団の枚数を減らしていきます。後ろに倒れたら両腕を真っ直ぐ伸ばして両耳に着け、同時に床にも着くようにします。
両脚でやるのが苦しい方は、片脚づつ交互にやって下さい。
呼吸は第一~第三動作までの呼吸と違って吐く息を長くします。(約3秒~4秒)吸う息は短くします。(約1秒~2秒)。慣れるにしたがって吐く息を長くします。(約7秒~8秒)。
起き上がる時は膝を持ち上げるようにして脚を抜き、両脚を伸ばしてから起き上がって下さい。
倒れたまま体を左右にひねってから起き上がると、腰を痛めることがあります。

注意!第四体操、腰痛の方は無理に倒すと腰に負担をかける場合があります。決して無理をせず、徐々に、そして気長に続けてください。まさに継続は力です。

この4つの体操が真向法の基本です。真向法は、簡単そうに見えて、イラストのように正しく且つ完璧な形にするのはなかなか難しいものです。
大切なのは10分でも15分でも良いので毎日続ける事です。一週間に一度2時間集中してやっても意味がありません。
無理をせず身体を気持ちよく動かせる範囲で、気軽にそして根気よく続けてみてください。 特に夏は、冷たい飲み物や食べ物の摂取量が増えます。
夏だけではなく、一年を通じて真向法で身体の内側からの体温調節をお勧めします。

塾 Shiatsupractor 塾長 小野田茂

2024年2月19日
by 小野田
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爺の醜さ

馬鹿だの、チョンだの、言われ続けて、それでも国会答弁を繰り返す岸田さんあなたは本当に偉いと思うよ。あれだけ言われて、あれだけ側近が不諸事をやらかしても、頭を低く、耐えてるこの人は、偉いの一言です。だってそうでしょ。あの人たちは、国民が、投票をして選んだ人たちです。あの人たちの行動は、あの人たちのやり方は、誠に持って、日本というおいしい放置された食い物を誰のコントロールもなく、食いつぶせるのだから、誰が,平和ボケしたアリさんたちのいう事なんか聞きますか。誰も聞きません。よく考えてください。国民の鏡である、私たちが選んだ議員さんの生き様なのです。この辺を私たちは、勘違いしているみたいです。選ばれた人が、委任状をもらってやりたいことをやっているのです。黄門様の印籠を持っているのは、彼らなのです。

日本は、腰抜けになりました。全くもって、義理と人情、わびとさびなんかとっくに、賞味期限が切れちゃったと嘆きます。それでも愚痴だけ言っても誰も聞いてくれません。悪いのは、それを許した日本人、すなわち有権者なのです。大都会は、とにかくとして、地方に行くと長年の習慣で、品物はいいから、お金で頂戴と露骨に町内会のボスが、里帰りの議員さんに言っては、よっしゃよっしゃと渡しているわけです。その程度の村社会が、存在しているのが、日本です。田舎に行けば行くほど、この程度がほとんどです。世襲がはびこるこれは、村社会の宿命です。田舎に移住、理想と現実で戸惑うと聞きますが、ずばり、人間関係だと思いますが、どうなんでしょうか。

私が住んでるスペインもやってることは、50歩100歩です。労働党の政権が長く続いていますが、バラマキバラマキの政権で、貧困層の国民は、どう恩恵を獲得しようかと共産党系の弁護士にご相談が、日常茶飯事です。南米からの移民なんて、条例をよく知っていること、骨の髄までしゃぶりつくしています。そんな訳で、何年かして国民党(右派)に政権が入れ替わると、反対に労働者たたきが始まるわけです。南米の国々は、以前の支配者スペインが、汚職の裏技を伝授し続けた歴史がありますので、政権を取ると一代で、財を築く一族が一杯います。

今まで、アメリカからのテレビ番組をいやおうなく毎日見させられて、アメリカはいい。アメリカを見習って、日本の古いしきたりなんか、ふてちまおうとテレビが盛んにたれ流して、それを真に受けた,オレよりちょっっと上の世代のモーレツのおじさんおばさんが頑張ったんだと思います。

しかし、このざまです。自民党が、悪いのではなく、この流れを許した、日本国民が悪いのです。テレビの時代で育った俺たちの時代、そして団塊の世代、この辺が,結構いい思いをしたんだと思います。今の世代は、この謳歌した世代のつけが、どーっと回ってきて、やばいやばい時代には、なるんだと思うけど、それでも、日本の将来、俺たちの世代が死に絶えれば、それはそれで次世代の若集、結構やるんじゃないかと期待している事実もあります。

国会の答弁を拝見すると俺ぐらいの年の人が、大臣なんかになって、あたふたしてるいるのを見かけますが、今の若い日本人がやばいと思えば、火事場の馬鹿力、結構やると思うよ。何しろ60歳代、70歳代の日本人が、俺を含めてふがいないのであって、その年代が、死んじまえば、大和は、よみがえると思っています。

記憶にないとか。検察の精査中で、お応えできません。国民から選ばれた国民のボスが、お応えできませんの連続じゃ怒るわなー。サインしといて、記憶にないじゃ、その末端の人(選挙で電話でどんどん勧誘していた人は怒るよなー)は腹立つよなー。いい悪いは別にして、やってもらって当選して、お礼もなしで、知りませんじゃ。怒るよなー。

EUの特にフランスだったら、暴動です。アラブの一国であれば、革命でしょうね。

何しろ、官僚だって一応60で定年なんだから、二階さんのような80歳代の議員はないだろうに、爺に限って、金、金なんだよね。あの森喜朗にしたって、議員でもなんでもないのに、車いすで、参上して、お金をかっぱらってゆくんだから老害そのものでしょ。自民党はそれを止められない、お粗末の限りです。派閥をつぶしたついでに、岸田さん、森さんを追放したら、長期政権間違いなしなんだけれども、無理かなー。

これ以上ごたごたしていると次世代の若者の金玉が本当に委縮しちゃうぞ。やばいぞヤバいぞ。

2024年2月2日
by 小野田
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2024年初頭のご挨拶

正月早々、日本は、能登の地震、飛行機のニアミス、そして松本人志と色々な話題で振るわっていました。現在進行形の日々を実際に味わっている人は、誠に持ってお気の毒の一言です。山本太郎が、被災地を訪れて、頑張っているところに,ご苦労さんという反面、それを批判している輩がいるとのこと。確かに一般の野次馬ならこれは、迷惑千万ですが、国の議員さんとして動いたんであれば、これはいいんじゃないですか。ご苦労さんの一言です。

岸田さん、新品の災害のためのユニフォームを着て、国民に報告なんてほざいている姿より正直よっぽど、国政を語る人としては、素晴らしいと思うのは私だけでしょうか。山本太郎さんが出演する、難波金融の映画を見て、頭の切れる俳優だと思ってみていたのですが、政治家として、勉強して頑張っている姿は私は好きですね。東大出の口だけ達者で、官僚上がりの議員さんが、国会で幅を利かしているけど、いざというとき、あのふにゃけた顔ではいけません。童貞オジサンそのもの、まーマザコンですね。早稲田もこずるい奴ばっかしで、中途半端が目立ちます。ハマコウ、田中角栄やはりこの辺は、別格でしたね。

石川県の地震は、寒いうえに半島の地震とあって、誠に持ってお気の毒の一言です。突然の不幸とかち合った正月を「マー「なんといっていいのかわかりません。江頭2時50分あたりが励ましに行ってくれれば、いいんだけど、いまは、遠くから寄付金を一杯送って、邪魔しないのが、一番いいのかもしれません。

モロッコで、つい最近やはり地震があった時にうちの学校も幾ばくかの寄付金を赤十字を通じて送ったのですが、マーこちらのおたすけ運動は、金持ちを先頭にシステムに応じる一方、臨機応変にスムーズにやっているので気分がいいです。この辺は、ヨーロッパは確かに大人ですね。政治家も若いのが多いので、確かに荒っぽさも目立ちますが、やることが何しろ速くかつ敏感に動きをとらえ、命令を無視してでも早急に動くとこなんざ、日本は見習ってほしいです。

日本は、何しろ遅い、責任を取りたくない。この辺が、官僚頼みの政治家の勉強の足りないところかもしれません。大学名はどうでもいいの。ヨーロッパで、東大といっても誰もすごいとは言いません。何を勉強したかでしょ。高校までの頭で、大学の試験に合格。ここから始まるのが学問であるのに、何大学卒業が,肩がきなんて、ヨーロッパじゃ通用しません。

ここまであれた日本、2024年は、アメリカの大統領選挙もあるし、自民党は、検察の忖度に助けられて、生き延びているカスの状態だし。誠に持って面白い年になりそうです。

体にきをつけ野次馬根性むき出しで生きるぞー・。それにしてもPERFECTO DAYSの映画良かったです。2回見ました。こんな生き方、こんな世だから、明日は明日今日は今日。空を見上げて、今日も頑張るぞー。

2024年1月13日
by 小野田
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人生はなんとなくで良し

渡西40年の指圧道と題してキャンペーン実施中です。何やかやで。スペイン在住40年。スペインに何しに来たのと聞かれれば、指圧を広めるためだとズバリ言い続けて今があります。狭い日本を後にして、夢の国アメリカを屁とも思わず、一直線にマドリッドにたどり着きました。あのうさん臭いあの頃のテレビのアメリカ版ホームドラマを妙に嫌い、夜の10時半から毎日聞いた文化放送のハリス先生の100万人の英語を、キッパリ捨てて、大学の選択科目で聴講した、熊谷先生のスペイン語を信じつつも、少々ビビリながら、成田から大韓航空でパリまで行き、パリからマドリッドまで、寝台列車に乗り、朝方、赤いポーレンの咲き乱れる線路沿いを車中から眺めながらマドリッドに到着したのでした。

2,3年でもういいやと帰りたい人がいます。何年たっても何処で住んでも同じという人がいます。この単純な思考が、人生の生き方を左右します。私は O 型の典型とよく言われます。落ち込んでもすぐに忘れるタイプです。一人でぼーっとしているのが好きですので、まったく孤独が堪えません。何人かの一生の友がいますので、それで十分です。友と知り合いは、できるだけ少なくをモットーに生きています。

今は、パリからマドリッドの夜行は廃止されたみたいです。どうなんでしょう、何年もたって、スペインもEUの優等生で面白くなくなったスペインですので、けしの花の乱れる線路沿いはもうないかもしれません。スペインは、まだまだピレネーを超えるとアフリカだった頃ですから、そしてペセタの国スペインですから、何でもありの田舎の一国だったことは、確かなようです。

何回か、このブログにも紹介したことがありましたが、エステシャンの傍ら、未来を言い当てるというのか、アドヴァイスをくれるお姉さんがいて、帰国の度にお会いして進路を問いました。彼女が言うには、スペインは、変わるわよー、の一点張り。商売は北。全て北で勝負ね。のこんな会話で、いつも終了。なにしろこの言葉を信じて、スペインの暮らしを続けたことは、確かです。EU諸国の一員になり、ペセタからユーロに変わり、あの頃の社会党の首相フェリッぺエ ゴンザレスのカリスマとバブルの到来で、高速道路をEUのお金を分捕っては、バンバン、インフラ事業に着手して,ヨーロッパ一のハイウエイ大国になりました。あの頃の患者層は、皆土建屋関係の有閑マダムで、それにつられて一代指圧ブームを作り、テレビのワイドショウに何回となく招待された時期がありました。

信じがたいのですが、バブル期のお祭りは、患者が、ひと月1200人といった数年があり、今でもあの頃は、いったい何だったんだろうと思う時期が、ありました。まさしく90年代の世界中が、踊りだした時期がスペインにもあったのでした。あの頃、こんな時期はいつまでも続かないと思う反面、じゃんじゃんお金を、消費した時期でもありました。

アラブのおじさんを指圧するために某国に飛行機で行き、2,3日滞在して、また飛行機で、帰国なんてことも、確かにありました。小切手でいただき、こちらは、金額を表示しなくても、あちらで勝手に決めた金額でOKなんて時代もありました。あの頃のお金をキープしていたらとだれもが思うのですが、悪銭じゃないにしても、そんなお金は、すぐに無くなる浮世のようです。

それからバブルが、はじけていつの間にか、成金の有閑マダムは、姿を消して、いつもの状態にいたり、普通の治療院になり今に至っています。健康産業、特に代替療法すなわち予防医学ですので、ブームなんてないわけで、金がなくても、あっても体の投資を一番に考える人たちは、20年、30年と黙々と通い続けて来ていただいております。牛のよだれとはよく言ったもので、継続はやはり力なのです。

それでも、武漢ウイリスの3年間は、すべてを変えました。スペインに5校ほどあった指圧の学校が、次々とお辞めになったようで、今では私の所と針と指圧を教えている学校の2校になりました。

武漢ウイリスの前の2020年は、指圧の海外ツアーが、沢山計画されていていました。やるぞーの押せ押せの日々でしたが、あのマスク常備の3年間は、確かに冷や汗ものでした。どうにか持ちこたえましたが、廃校寸前だったことは確かです。治療院だけのほうが 効率はいいのですが、もうからない寺子屋での指圧普及があるからこその海外生活です。

歴史を残したくここにいると意地を張って学校を継続している事実があります。意地を通すのも、これはこれでいいと思っています。嫁さんには、すまないと思っておりますが、これも生き方と勝手に見栄を張っています。

2023年12月29日
by 小野田
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2023年総括

なんやかんやで、今年も終わろうとしています。個人的には、在西40年目を迎えてのマドリッドなんですが、淡々と今まで来た感じで、苦労という苦労も、何も感じていません。。移民といえば移民なんですが、金がなくて、流れ着いたわけでもなく、好きで、スペインに来たので、日本から、何の興味もないスペインに来て、俺を今まで助けてくれた嫁さんには、正直100パーセント俺の責任が、完璧にかぶさって来るけど、嫁さんもスペインの外人に対する寛大さに満足しているようで、中国製の怪しい器具で、レアルタイムで、下向いて棒読みする、お姉ちゃんが朗読する日本のニュースを見ながら、日本のあまりも異常な世界に対する日本のお偉いさんの対応のおかしさに首をかしげて、この地で良かったなんて独り言を言っているので、スペインを勘一つで選んだのも、もまんざらでもないという感じで今のところ一致しています。

在西4年目で、長女、5年目で息子を神様から授かったので、稼がなければならないという単純な構造で、おじさんは、全力で、働きだしたのでした。好きな指圧で食っていけるのだからありがたいことです。日本のおかしさと言えば、増税眼鏡とは、良く行ったもので、日本の政治家も地に落ちたものです。息子も政治家はいけません。息子は苦労してないもん、庶民の苦しみなんてわかるはずもなく、日本人会で、会長をしていた時に、日本の政治家と飯食う機会あったけど、ちょっとずれてる感じで顔に何の魅力もない奴らばっかしだったかなー。いい印象は、ゼロですね。

子供ができる前は、旅行したり、骨とう品を毎週日曜日、ラストロ(毎週日曜日の骨董市)に行き、1930年ぐらいの紙粘土のお粗末な人形を買いあさり、あっという間に何百体といった日々を送っていました。そんな人形も今では、物置に段ボール箱に納まって、日の目を見ずにいます。指圧で儲けたお金をすべてつぎ込み、買いあさっていたあの頃はいったい何だったんでしょう。バブル時は、ひと月1200人ぐらい消化して、バンバンのバブル期もありましたね。今は昔ですけど。

治療所に120年前のニューヨークから渡ってきた自動ピアノが、ほこりだらけでおかれています。ペダルを踏むと紙のロールにぼつぼつの穴があり、その穴が音を生み出す、あっぱれ者です。これもその時に、あの頃あった中古の掘り出し物を掲載している新聞を買って、そこに掲載されていた品物としてゲットしたものです。あの頃で、40万円ぐらしたのかなー、修理をして,合計何やかやで、100万円位かなー、何しろあの頃はペセタだったので、あまり正確な金額は、忘れたけど、日本に帰り、青山の骨董屋に聞いたら、ロールが一本が2000円で500本のロールがあるのでそれなりの値段はしたようです。

ただ日本は、気候が、湿気だらけなどで、どうかなと言われましたが、もともと売る気がないので、そんな値踏みだったことは覚えています。あれから随分と時間がたちました。自動ピアノの時価の値段は、知る由もなく、ただただ置かれています。興味がある人には値打ちものですがない人にはただのゴミです。

40年前から毎年クリスマスになると、必ず、サーカスのテントが、そこいらの空き地に出来上がるのです。毎年そのサーカスを代の大人が、楽しみにしているのでした。必ず、一人で毎年誰にもいわずに観に行きました。うちの子供たちは、動物の毛のアレルギィ―なので、一緒に行った記憶がありません。そのサーカスもそうなんですが、そのポスターをはがしに街を特に寝静まった夜に徘徊するのが、好きでした。ポスター集めは、おじさんだけではなく、同じようなファンが、うごめきまわっていることが、あとでわかりました。そのポスターも、筒にしまってあるのですが、どこにあるかは、今では確かではありません。

終活で整理しなくてはならないのに、家族に言わせるとガラクタを親父はどうするんだと、少々心配しているようです。サーカスのポスター今はなき貴重な資料なんですが、どうすることもできなくて途方に暮れているわけですが、自分としては貴重な物でも人さまは、私が死んだら、さっさとごみ溜めでしょう。それでも捨てられない自分がいるのでした。

また毎年のように帰国するたびに、段ボールに詰めて本を送るのが習慣になっていたのですが、あまりにも多くなり、嫁さんが、どうにかしてよ云うので、どさっと役所の掃除の係に頼んで、持って行ってもらったんだけれど、これだけは、捨てられないというものもあるので、もっともっとと言われるたびに、本を捨てるなんて犯罪だぞ、バチ当たらるぞと思うのですが、これも決断が、まじかに迫っているようです。

ふと仕事が終わって、今年を振り返っってみたら、こんなたわいのない雑談になってしまいました。それでは皆様良いお年を御迎えください。来年は、激動の年と勘がうずくので、少々緊張気味ですが、おじさんは、頑張るのみ。てんてん。

2023年11月25日
by 小野田
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不景気の嵐、スペイン

至る所で,右派政権が誕生している中、スペインは、中道左派と左派のお友達政権が、誕生しました。政権をとれるなら何でもOKのペドロサンチェスさん率いる労働党が、昔のテロ集団の恩赦を認めることを条件に、とあるグループとお友達になりました。持ちつもたれつの凸凹政権の誕生です。女の閣僚が結構多くて、話題になりましたが、今まで女子の閣僚がバリバリ活躍したかという、噂もありませんが、時代の流れだからしょうがありません。医者の世界も、弁護士の世界もスパインでは、女子の活躍が目立ちます。活躍かどうかは、知りませんが確かに目立ちます。女子が金を稼げば、自然と離婚率も増えてシングルマザーが確かに目立つスペインです。労働党が政権を取ると、労働者の味方的な発想で、政策を打ち出します。

例えば、妊娠出産の際に、ご婦人の妊娠者は、出産後、ご苦労さんと半年は、当然チンと産後休暇です。そして半年近く旦那さんも育児休暇が認められています。大企業、公務員であれば、それも時代の流れとして仮に良しとしましょう。

しかし企業としてのカスである、零細企業のオーナーも同じ条件で圧迫されたら、たまったものではありません。当然小さいお店はつぶれます。どんどんスペインの特徴のある地域社会に根付く一坪商法の家族経営のお店はどんどんつぶれています。日本人経営の原点、お客さんのために価格維持で頑張ります、なんていう輩はいません。儲からなければ、さっさと御店を閉めます。常識です。こんなこともあり、ダウンタウンの小さな店はどんどん消滅して、どこにでもある同じものを売る、ZARA,ユニクロ,無地、有名ブランドといわれる個性のない品を売る薄っぺらいお店だらけになりました。

いろいろ旅行すると各国の飛行場の個性のない、どこの国でも手に入る、同じ品物の陳列の山、誠に嘆かわしいことです。私の住むスペインは、旅行者の心をつかむ、スペインらしさの魅力がなくなっていますが、イタリアはまだまだ、小さい店が、至る所にあり威勢のいい掛け声が聞こえますので、まだまだ観光としてのイタリアは、お勧めします。

そんな中、健闘しているのが、華僑です。中国人の経営であろう店、特に食材店が,どんどんできています。店がつぶれると、近所の人がまず第一に心配するのは、中国人が店を開くのではないかという事です。一度中国人が、腰を下ろすとあっという間にどんどん中国人経営の洋服屋、中華レストラン、食材屋、ネイル屋等々、あっという間にリトル中華タウンの出来上がりです。その動きが、見えない渦として流れ、そして浸透すると、その地の不動産価値が間違いなく下降します。マー中国人より質が悪いのは、南米人の移動です。南米人が増える街は、不動産の価値がなくなります。南米人の多い町の公園は、週末南米人であふれています。どういう訳か、外でのコムニケーションが、好きなのが多くて、ゴミだらけの殺伐とした街になるからです。それでもスペインには、メキシコ人、ベネズエラ人のお金持ちが多く住んでいて、そんな患者さんを当治療院は、沢山施術をしています。

南米人が、住み着き特典を得て子供を作り、本国に仕送りをした、2000年代はとっくに過ぎて、今では南米人の出稼ぎは、めっきり減った感がします。11月ももうすぐ終わりますが、まったくもって患者さんの電話がなく、ワースト記録を更新中ですが、他の店も、レストランも苦しいとのことです。ブラックフライデーが、裏目に出ている感がします。ウクライナとソ連、イスラエルとパレスチナ、そして干ばつとくれば、懐具合を引きしめるは、いくらスペイン人でも、本能的に感じているようです。

お隣のフランスは、いつものこと、労働者天国で、すべてが労働者の味方を前面に掲げて、怠け放題の労働者、権利だけはいっちょ前にくださいくださいの連呼。これで世の中うまくいくのかと考えるのですが、人件費が高騰すれば、プライスを書き換えればいいわけなので、従業員神様が、お隣の国フランスなのでした。スペイン人より怠け者は、まちがいなくフランス人です。マーお互い国同士で、同じことを言ってるようですけど。

追記

潰ぶれるといえば、 長年にわたり親しまれた花とも、銀座、日本、どん底(スペイン人経営)すべてが、日本人経営のレストランが消滅しました。いい味出していたのに、代わって中国人がオーナーである、日本名のレストランが、また増え始めました。サーモンばっかしが、すしじゃないだろうに。アーそれと日本人の旅行者の皆様のお土産屋さんティミールさんも消滅しました。ご苦労様でした。時代の流れと言えばそれまでですが。

2023年11月23日
by 小野田
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イタリア バリの指圧講習会

イタリア バリの指圧講習会

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イタリアの南に位置するバリ(bari)での指圧の講習会に招待されて11月11日、12日の2日間35名のイタリアの生徒の皆様にマドリッド在住、日本指圧専門学校25期卒業の小野田茂がバックフォワード姿勢の現代人に対する指圧治療を講義しました。

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この地をネットで拾うと

イタリア プーリア州の州都であり、イタリア南部で屈指の重要な都市であるバーリ。海沿いの魅力と歴史的な雰囲気を兼ね備えています。

地中海を代表するクルーズ寄港地であり、大学都市としても有名なバーリの旧市街では、教会や絵のように美しい中庭があります。と表示されていました。

ともするとインドネシアのバリ島を連想しますが、縁が運んでくれたのか、初めての訪問を満悦しました。

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この地で、指圧を普及しているマスターは、KEIZEN SHIATUという名前の学校を長年にわたり治めている、ミッチェル(MICHELE GIANNUZZI)先生です。

彼は、2000年から指圧の修行を始めたそうです。ニューヨークの大橋渉先生が、ヨーロッパで指圧講習会を開催するたびに参加して、研磨をしたとのことです。

また増永静人(医王会)先生のお弟子さんが催す講習会に何回となく参加して禅指圧を習ったそうです。

イタリアは、ヨーロッパの国々の中では、最も、指圧の歴史が長く、古くから指圧普及が地道に行われている国の一つです。

私も イタリアには、何回となく指圧の講習会に行きましたが、歴代の首相が指圧ファンであるし、何代か前のローマ法王も指圧のファンであったので、そんなことも起因しているのかもしれません。

今回の講習会参加者の大方は、指圧をすでに習った、あるいは、既にプロとして患者さんを治療している人たちでしたので、指圧講習のほうは、スムーズに進行できました。

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バックフォワードポスチャー

バックフォワードの姿勢による障害は、勿論長時間のデスクワークで使用するPC,そして日常もはや大半の現代人が、依存するスマートフォンの影響が主原因であることは疑いの余地がありません。

面白いもので、昔からコカ・コーラは、健康的に見て悪評にもかかわらず、生き延びて世界の清涼飲料として押しも押されぬ地位を確保し続けています。

大塚製薬ポカリスエット然り、飲み過ぎで、糖尿病予備軍が、ウジャウジャの日本であるにもかかわらずいまだ健在です。

また肉を食べよう、特にお年寄りは、動物たんぱく質を摂取しようと、輸入肉を盛んに推進しています。

もともと農耕民族の遺伝子を持つ大和人は、もっぱら菜食に依存して生きてきました。そりゃ獣肉を余分に摂れば、直腸癌、結腸癌、前立腺癌の患者が増えるのは、当たり前のことです。

しかし、私が幼い頃あった芯のある情報は、現在のテレビやラジオでは決して流れません。なぜならば、お偉いスポンサーが、牛耳る世界がここにあるからです。そんな世代に育ったのが、今70歳前後の猛烈世代の人達です。

そして極め付き、コンピューター、スマートフォンとくれば、電磁波が与える体への影響、長時間使用することによる物理的症状、そして精神を蝕ばまれた人たちの自殺の増加等、まったくもって、闇に浮かぶ事実が、現代人にのしかかってきています。

こんな時、こんな時代に西洋医学の本場に住む私は、この地の医療関係の人達が、細分化された現代医療の限界を知り、悩み始めていることを肌で感じています。

seminario bali 1

そこに現れたのが原始療法、手当て療法の指圧です。器具を一切使わずに手指、掌で、硬結を見つけて、停滞部分に圧による刺激を与えて、血流をよくするという、まったくもって単純な手当て療法が、ヨーロッパで脚光を浴びています。40年間の指圧普及で、現代ほど手ごたえを感じる時期はありません。

しかしそこには、姿勢学や人間のスムーズな動きを司る関節と関節の連結の連動学をベースとした基礎医学があります。気の世界だけでは、ヨーロッパ人は納得しません。

この体の無理のない自然な体の動きをマスターしてこそ、指圧治療が、成り立ちます。

この辺をまとめて体系ずけて、どこの部分の筋肉が弛緩すると、どの反射する筋肉が、緊張して伸展するのか等をまとめた、アスパの理論があります。

今回はこの型の初級を、伝授しました。

2日間の短い講習ではありましたが、ぜひまた講習会を開いてほしいという要望が、参加者の中にありましたので、2月にまたこの地を訪れることが決定しました。

簡単ではありますが、今回は、バリ講習会を開催したことの報告をレポートしました。 seminario bari 2

追記

バックフォワードの関節の連動による虚実の模型と4つの重要筋肉のイラストを記しておきます。

seminario bariScan_0166-1seminario bariScan_0166-2

塾SHIATSUPRACTOR

                    塾長  小野田茂

2023年11月17日
by 小野田
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日本人の心

5,6年前、イスラエルのテルアビブで、講習会があり一度、訪問したことがあります。講習会の合間にバザールとか、嘆きの壁なんかを訪問したんだろうけどほとんど忘れてしまいました。
 ただ印象に残っているのは、若者が、海岸沿いをジョッキングする姿が目立ちました。のんびりとした海岸には、、子供たちが砂浜で遊ぶ姿が目立ちました。
 若者には、男女ともに徴兵の義務があり徴兵の期間に、体をいやおうなしに、いじめられますので、その時のジョギングの習慣が徴兵が終わっても残っているらしく、沢山の若者が特に朝方、朝飯の前にジョギングを海岸沿いの波打ち際をにぎわしています。
 
 兵役が終わると、ワンクッションとして旅に出る若者が多いようです。兵役といっても今のパレスチナとイスラエルの殺戮の現状を見ればわかるように、運がなければ、すぐさま戦場に駆り出されるのが現実で、まさに生と死との天秤にかけられた状態での毎日が、徴兵の現状のようです。
そんなこともあり兵役が終わったら、自分の人生を考えなおすための時間が必要なのは、当たり前のことです。旅をして瞑想にふけり、インドあたりに居候を始める輩がいたり、大学に入学するもの、麻薬の誘惑に負けてふて寝をする者、お金が一番と投資にふけるものがいたりと人生色々みたいです。
 ただ言えることは、徴兵前のボケーっとした顔が、キリっとした顔に、変身するのは、確かなようです。日本のうっかりテレビに出てくるような、ぼけ、アホ顔の若者はいません。
 20歳前後何でしょうが、皆、意思のあるしっかりした顔です。この辺が、確かにボケボケの日本人の顔ではないようです。話は違いますが、明治時代そして大正初期の日本人のスナップ写真を見るとわかりますが、あの頃の日本人は、顔に凹凸がありシャキッとしていてみんな姿勢がいいという印象を写真から受けます。今の若いお兄ちゃん、おねえちゃんのスマートフォンで遊ばれている姿勢と顔は、やはりいただけません。いい悪いは別にして車で一時間程度の場所で、殺戮が繰り広げられている場所にいるものと、ぼーっと生かされてる、スマートフォンが命といった若者日本との差は、歴然としているようです。
 話は戻って、テルアヴィブというと飛行場内(イスラエルのロッド国際空港)での自爆テロで、3人の赤軍が、26人の罪のない人を殺戮をして、2人の日本人の赤軍派のメンバーが死亡、残りの一人、岡本公三が生き残り、長年の刑務所暮らしの後に捕虜交換の機会を経て、今は、レバノンのパレスチナ難民キャンプにて余生を送っているようです。
 イスラエルでの指圧の講習会のボスは、イスラエル人で、日本で指圧を習い、その指圧をイスラエルで普及しているセサール先生です。縁がありイスラエルに行ったのですが、兵隊が、街をのしのし歩いているわけではなく、また警察もパトカーも、滞在中ほとんど度見ることがありませんでした。全くもって平和そのものの街でした。しかしセサール先生曰く、そこいら中にカメラ、至る所に,公安の私服の警察がうじゃうじゃとのことでした。
ソ連とウクライナ、そしてパレスチナとイスラエル、沢山の情報が行きかう中、日本の報道は、アメリカ万歳、その他は悪の一片等です。果たして鈴木宗男の言う喧嘩両成敗論、ソ連にも言いたいことはある論。両サイドからの意見を柔軟性をもって理解することが、今一番大事なんじゃないかと思う次第です。確かにいつまでもアメリカのエゴが、まかり通る世の中じゃないことは確かなようです。
 ヨーロッパの歴史、アメリカの立ち位置等、西洋史のすべてを私たちは、公の教育機関で教わっていません。学んでないので、言う資格も実はないのかもしれません。
 ただただ、昔からアメリカ嫌いの私は、今スペインに当然のようにいるわけですが、東京空襲、長崎、広島の原爆投下,さんざんの目にあい、奥さまは、魔女、コンバットなんかのアメリカナンバーワンの動画を観させられ、散々啓蒙されて、アメリカからの輸入肉や小麦を散々買わされて、英語コンプレックスに誘導されて、今でも、白人コンプレックスに、はまっている日本人は何なんだろうとふと思うこの頃です。

2023年10月27日
by 小野田
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勘 to 本能 de 生き抜く

スペインのマドリッドに住んで、ずいぶん経つけど、これほどまで精神的な緊張状態に陥ったことは初めてです。円安が続く日本の不安定な状況は、岸田首相の貧乏顔を見れば、わかることでそんなに驚きません。統一教会の政界ににじみ出る汚染も、あり得ることなんで、驚きもしません。
 日本のニュースもお天気がどうとか、何何公園にお花が咲いたとか、もうどうでもいいことをどうでもいいお嬢さんが、下を向きながら。抑揚のないそして魅力のない声で、しゃべるのを見ても、こんなもんかと驚きもしません。
 確かに、日本の国民に知らせるニュースもどうでもいいようなニュースなんで、英会話の克服上達法の如く聞き流しです。こちらの緊張感のあるホットなニュースと異なり、マー誰も聞いてないんでこの程度で、いいんだと納得すればこれもいいわけです。
 国民は、どこの中華がおいしいとか、この新鮮な魚介類には、オッたまげ、そしてなんとこの値段。この程度でいいわけです。確かにyoutubeのほうが、ほんとなんだろうか、騙されてるんだろうかと、疑問視を持つであろう、ある種の緊張感は、あるみたいです。でもこの程度で、一日が終わってしまうのです。日本は、平和なんです。永久に続けばそれもよしなんです。
 でも今の日本を生きる爺さんばあさんは、世界的に異変が起きても、兵隊に行くわけでもなし、年金は、どうにかセーフに降ろせるし、生きてもせいぜい15年から20年、何とか生き抜けるであろう、安心感をもって野次馬根性旺盛に生きられるのです。
 所が、今5歳10歳のお子様が、大人になった時、あなたは、このボケ平和が続いていると思いますか。未来を楽観視する人は誰もいないはずです。遠くから見て、日本のおめでたさは、異常そのものです。釜茹での如くとはよく言ったものです。
 所が、やばいやばいと、そんな勘が働く、こんな感じをごくごく持ち出しているのが、ヨーロッパの各国の私のような一介の平民です。ウクライナとロシア。ロシアは、いつものように悪役、ウクライナは、アメリカのお友達の正義の味方。ヨーロッパの誰もが共通的に感じるウクライナの第一印象は、政治家の汚職です。これなどは、戦争が始まる前から、誰もが知っている真実です。
 バイデンの息子さんは、ウクライナでどんだけ、汚いお金を分捕ったか、そのボスがアメリカの大統領です。側近は知ってるんでしょうが、このアメリカのボスのお年で、果たして正常に判断できる頭を所有しているのでしょうか。日本の政治家も80何歳の化け物が、金食い虫で、まだいるけど、この異常なる動きの世界で、ボケ人物が、大統領であれば、これはまさに茶番を通り越しているでしょう。
 そしてパレスチナとイスラエルの宗教戦争、どちらがいいとか悪いとかというのではなく、ヨーロッパの飛行機で4,5時間の所で、ドンパチやりだした。この緊張は、すべてのヨーロッパ人は、過去の悲惨な歴史を知っているだけに、本能的に体が緊張しだしました。
 ある専門家が、日本の自衛隊の兵士、人を殺したことあるんですか。一般の人は、銃を撃てる人が、何人いますか、いないんです。銃持って、開拓に来て、戦いも知らないインデアンを嬲り殺したアメリカ人とは、訳が違うのです。
 こんな小さな商売にも、影響が出ています。先行き不安という本能の目覚めです。一介の庶民が、緊張しだしました。ヨーロッパ全体が黄色信号になりました。どう対処していいか、久しぶりに凍った頭に活を入れています。
 何とかパンデミックを低い頭で、ほふく前進して、しのいできたと思ったら、また匍匐前進の繰り返し、先がないだけこの世代は、気が楽という事は、確かなんですが。いい方向に向いていないという事は、誰もが感じる本能です。

2023年10月15日
by 小野田
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外から見るわが国日本

 日本のテレビが観れるというので、アマゾンで中国製のチッサイ、テレビを間接的にボタンを押してチャンネルを交換できる類の器具を買いました(其の器具の固有名詞が思いつきません)。日本円にすると25000円位の器具です。きっと違法なんだと思います。其の器具を売ってる会社が、摘発されたらきっとその時点で観られなくなるんだと思います。
 ちょっとした操作で、簡単にBSからスカパー、北海道放送、映画専門チャンネルもうすべての日本のチャンネルが、レアルタイムで鑑賞できる代物です。その上、きれいに完璧に映ります。もちろん中国語の放送、韓国語の放送、インドの放送全てがOK なのでした。
 11月で、長年放送されていたイギリスから送られるNHK 系の日本の放送(JSTV)が、終了するので、これはこれで、大変便利なのでした。
 ただ日本の時間が、7時間先行しているので、仕事が終わって、自宅に帰る時刻が、こちらの時間の9時から10時ですので、日本時間の番組は、朝方の5時頃の放送になってしまいます。朝方からお天気の予報を観たり、テレビショッピングをみたり、垂れ流しで鑑賞しています。
 相変わらず、朝から、グルメの放送をしたり、子犬ちゃんのお話をしたり、洗濯物の乾かし具合と本当に超どうでもいい放送をしているのには、驚かされるばかりです。
 こちらのテレビは、娯楽も確かにあります.皇族のだれだれが結婚したとか、離婚したとか、整形したとかは、確かにありますが、それに合った人が登場して進行しています。ちょっとお堅い報道番組には、決して、お笑い芸人は出てきません。昔活躍したスポーツ選手も出てきません。
 報道番組は、新聞記者とか大学の教授が出演、これはどこの国でも、少なくても、ヨーロッパは常識なはずです。アナウンサーと記者との違いも、はっきりしています。この辺は、プライドの問題で、仕事の分担をガチっとしています。日本の場合は、その辺が、バラバラで、いいとこと悪いとこがごちゃごちゃで、日本人同士のアウンが通用すれば、OKなんでしょうが。外人には理解できるかは、少々疑問です。しかし日本のテレビ番組は、怠け者の時間つぶしには、最高なはずです。日本の官僚や政治家は、人口の3割は、テレビ漬け中毒のほうが,やりやすいと思っているはずです。
 サッカーの国際試合で、日本人が、試合が終わってゴミ拾いをして称賛されていると日本のマスコミは、こぞって言います。もちろんごみをまき散らす輩は、問題外です。そして自分周辺のゴミを拾うのは、常識です。でも観客のゴミ拾い、確かに偉いんでしょうが、ごみ拾いをするバイトが控えていますので、ごみ拾いを強制する人がいたら、これは行き過ぎという事です。
 医者には医者の仕事、看護婦には看護婦の仕事、掃除人には、掃除人の仕事この区別がはっきりしているのがヨーロッパのシステムです。ただ欠点として全体を見られない仕事人がほとんどで、総合職の育成には、不向きな点があることは事実です。
 日本のテレビを観て感じることは、すべてのジャンルにおいて緊迫感がありません。おふざけの全盛のテレビが日本にはあります。youtubeのほうが100倍ましです。
 75年間、日本には、戦争がありません。テレビを観るとその国のレベルが解ると言います。こちらにいると、ウクライナは、汚職だらけだとか、ソ連にも言い分があるとか、人それぞれの判断の基準をもっています。マスコミなんかあてにならないことは誰もが認識しています。
 自分の価値判断をガキの頃から教育されています。それ故に極端な判断基準を持った人も沢山います。テロを支持する政党もあります。しかし自分の意見を尊重する教育を受けています。この辺が、飯はうまい、もてなし最高、外人(白人)に妙に親切な等々、そしてアメリカが月光仮面だと今でも思い続けている日本のお偉方の舵取りのボケ具合。
緊迫した現在を、このスペインにいてもひしひしと感じます。日本のテレビを通してまさに感じたことは、ジャニーズどころじゃないだろう。