2023年12月29日
by 小野田
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2023年総括

なんやかんやで、今年も終わろうとしています。個人的には、在西40年目を迎えてのマドリッドなんですが、淡々と今まで来た感じで、苦労という苦労も、何も感じていません。。移民といえば移民なんですが、金がなくて、流れ着いたわけでもなく、好きで、スペインに来たので、日本から、何の興味もないスペインに来て、俺を今まで助けてくれた嫁さんには、正直100パーセント俺の責任が、完璧にかぶさって来るけど、嫁さんもスペインの外人に対する寛大さに満足しているようで、中国製の怪しい器具で、レアルタイムで、下向いて棒読みする、お姉ちゃんが朗読する日本のニュースを見ながら、日本のあまりも異常な世界に対する日本のお偉いさんの対応のおかしさに首をかしげて、この地で良かったなんて独り言を言っているので、スペインを勘一つで選んだのも、もまんざらでもないという感じで今のところ一致しています。

在西4年目で、長女、5年目で息子を神様から授かったので、稼がなければならないという単純な構造で、おじさんは、全力で、働きだしたのでした。好きな指圧で食っていけるのだからありがたいことです。日本のおかしさと言えば、増税眼鏡とは、良く行ったもので、日本の政治家も地に落ちたものです。息子も政治家はいけません。息子は苦労してないもん、庶民の苦しみなんてわかるはずもなく、日本人会で、会長をしていた時に、日本の政治家と飯食う機会あったけど、ちょっとずれてる感じで顔に何の魅力もない奴らばっかしだったかなー。いい印象は、ゼロですね。

子供ができる前は、旅行したり、骨とう品を毎週日曜日、ラストロ(毎週日曜日の骨董市)に行き、1930年ぐらいの紙粘土のお粗末な人形を買いあさり、あっという間に何百体といった日々を送っていました。そんな人形も今では、物置に段ボール箱に納まって、日の目を見ずにいます。指圧で儲けたお金をすべてつぎ込み、買いあさっていたあの頃はいったい何だったんでしょう。バブル時は、ひと月1200人ぐらい消化して、バンバンのバブル期もありましたね。今は昔ですけど。

治療所に120年前のニューヨークから渡ってきた自動ピアノが、ほこりだらけでおかれています。ペダルを踏むと紙のロールにぼつぼつの穴があり、その穴が音を生み出す、あっぱれ者です。これもその時に、あの頃あった中古の掘り出し物を掲載している新聞を買って、そこに掲載されていた品物としてゲットしたものです。あの頃で、40万円ぐらしたのかなー、修理をして,合計何やかやで、100万円位かなー、何しろあの頃はペセタだったので、あまり正確な金額は、忘れたけど、日本に帰り、青山の骨董屋に聞いたら、ロールが一本が2000円で500本のロールがあるのでそれなりの値段はしたようです。

ただ日本は、気候が、湿気だらけなどで、どうかなと言われましたが、もともと売る気がないので、そんな値踏みだったことは覚えています。あれから随分と時間がたちました。自動ピアノの時価の値段は、知る由もなく、ただただ置かれています。興味がある人には値打ちものですがない人にはただのゴミです。

40年前から毎年クリスマスになると、必ず、サーカスのテントが、そこいらの空き地に出来上がるのです。毎年そのサーカスを代の大人が、楽しみにしているのでした。必ず、一人で毎年誰にもいわずに観に行きました。うちの子供たちは、動物の毛のアレルギィ―なので、一緒に行った記憶がありません。そのサーカスもそうなんですが、そのポスターをはがしに街を特に寝静まった夜に徘徊するのが、好きでした。ポスター集めは、おじさんだけではなく、同じようなファンが、うごめきまわっていることが、あとでわかりました。そのポスターも、筒にしまってあるのですが、どこにあるかは、今では確かではありません。

終活で整理しなくてはならないのに、家族に言わせるとガラクタを親父はどうするんだと、少々心配しているようです。サーカスのポスター今はなき貴重な資料なんですが、どうすることもできなくて途方に暮れているわけですが、自分としては貴重な物でも人さまは、私が死んだら、さっさとごみ溜めでしょう。それでも捨てられない自分がいるのでした。

また毎年のように帰国するたびに、段ボールに詰めて本を送るのが習慣になっていたのですが、あまりにも多くなり、嫁さんが、どうにかしてよ云うので、どさっと役所の掃除の係に頼んで、持って行ってもらったんだけれど、これだけは、捨てられないというものもあるので、もっともっとと言われるたびに、本を捨てるなんて犯罪だぞ、バチ当たらるぞと思うのですが、これも決断が、まじかに迫っているようです。

ふと仕事が終わって、今年を振り返っってみたら、こんなたわいのない雑談になってしまいました。それでは皆様良いお年を御迎えください。来年は、激動の年と勘がうずくので、少々緊張気味ですが、おじさんは、頑張るのみ。てんてん。

2023年11月25日
by 小野田
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不景気の嵐、スペイン

至る所で,右派政権が誕生している中、スペインは、中道左派と左派のお友達政権が、誕生しました。政権をとれるなら何でもOKのペドロサンチェスさん率いる労働党が、昔のテロ集団の恩赦を認めることを条件に、とあるグループとお友達になりました。持ちつもたれつの凸凹政権の誕生です。女の閣僚が結構多くて、話題になりましたが、今まで女子の閣僚がバリバリ活躍したかという、噂もありませんが、時代の流れだからしょうがありません。医者の世界も、弁護士の世界もスパインでは、女子の活躍が目立ちます。活躍かどうかは、知りませんが確かに目立ちます。女子が金を稼げば、自然と離婚率も増えてシングルマザーが確かに目立つスペインです。労働党が政権を取ると、労働者の味方的な発想で、政策を打ち出します。

例えば、妊娠出産の際に、ご婦人の妊娠者は、出産後、ご苦労さんと半年は、当然チンと産後休暇です。そして半年近く旦那さんも育児休暇が認められています。大企業、公務員であれば、それも時代の流れとして仮に良しとしましょう。

しかし企業としてのカスである、零細企業のオーナーも同じ条件で圧迫されたら、たまったものではありません。当然小さいお店はつぶれます。どんどんスペインの特徴のある地域社会に根付く一坪商法の家族経営のお店はどんどんつぶれています。日本人経営の原点、お客さんのために価格維持で頑張ります、なんていう輩はいません。儲からなければ、さっさと御店を閉めます。常識です。こんなこともあり、ダウンタウンの小さな店はどんどん消滅して、どこにでもある同じものを売る、ZARA,ユニクロ,無地、有名ブランドといわれる個性のない品を売る薄っぺらいお店だらけになりました。

いろいろ旅行すると各国の飛行場の個性のない、どこの国でも手に入る、同じ品物の陳列の山、誠に嘆かわしいことです。私の住むスペインは、旅行者の心をつかむ、スペインらしさの魅力がなくなっていますが、イタリアはまだまだ、小さい店が、至る所にあり威勢のいい掛け声が聞こえますので、まだまだ観光としてのイタリアは、お勧めします。

そんな中、健闘しているのが、華僑です。中国人の経営であろう店、特に食材店が,どんどんできています。店がつぶれると、近所の人がまず第一に心配するのは、中国人が店を開くのではないかという事です。一度中国人が、腰を下ろすとあっという間にどんどん中国人経営の洋服屋、中華レストラン、食材屋、ネイル屋等々、あっという間にリトル中華タウンの出来上がりです。その動きが、見えない渦として流れ、そして浸透すると、その地の不動産価値が間違いなく下降します。マー中国人より質が悪いのは、南米人の移動です。南米人が増える街は、不動産の価値がなくなります。南米人の多い町の公園は、週末南米人であふれています。どういう訳か、外でのコムニケーションが、好きなのが多くて、ゴミだらけの殺伐とした街になるからです。それでもスペインには、メキシコ人、ベネズエラ人のお金持ちが多く住んでいて、そんな患者さんを当治療院は、沢山施術をしています。

南米人が、住み着き特典を得て子供を作り、本国に仕送りをした、2000年代はとっくに過ぎて、今では南米人の出稼ぎは、めっきり減った感がします。11月ももうすぐ終わりますが、まったくもって患者さんの電話がなく、ワースト記録を更新中ですが、他の店も、レストランも苦しいとのことです。ブラックフライデーが、裏目に出ている感がします。ウクライナとソ連、イスラエルとパレスチナ、そして干ばつとくれば、懐具合を引きしめるは、いくらスペイン人でも、本能的に感じているようです。

お隣のフランスは、いつものこと、労働者天国で、すべてが労働者の味方を前面に掲げて、怠け放題の労働者、権利だけはいっちょ前にくださいくださいの連呼。これで世の中うまくいくのかと考えるのですが、人件費が高騰すれば、プライスを書き換えればいいわけなので、従業員神様が、お隣の国フランスなのでした。スペイン人より怠け者は、まちがいなくフランス人です。マーお互い国同士で、同じことを言ってるようですけど。

追記

潰ぶれるといえば、 長年にわたり親しまれた花とも、銀座、日本、どん底(スペイン人経営)すべてが、日本人経営のレストランが消滅しました。いい味出していたのに、代わって中国人がオーナーである、日本名のレストランが、また増え始めました。サーモンばっかしが、すしじゃないだろうに。アーそれと日本人の旅行者の皆様のお土産屋さんティミールさんも消滅しました。ご苦労様でした。時代の流れと言えばそれまでですが。

2023年11月23日
by 小野田
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イタリア バリの指圧講習会

イタリア バリの指圧講習会

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イタリアの南に位置するバリ(bari)での指圧の講習会に招待されて11月11日、12日の2日間35名のイタリアの生徒の皆様にマドリッド在住、日本指圧専門学校25期卒業の小野田茂がバックフォワード姿勢の現代人に対する指圧治療を講義しました。

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この地をネットで拾うと

イタリア プーリア州の州都であり、イタリア南部で屈指の重要な都市であるバーリ。海沿いの魅力と歴史的な雰囲気を兼ね備えています。

地中海を代表するクルーズ寄港地であり、大学都市としても有名なバーリの旧市街では、教会や絵のように美しい中庭があります。と表示されていました。

ともするとインドネシアのバリ島を連想しますが、縁が運んでくれたのか、初めての訪問を満悦しました。

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この地で、指圧を普及しているマスターは、KEIZEN SHIATUという名前の学校を長年にわたり治めている、ミッチェル(MICHELE GIANNUZZI)先生です。

彼は、2000年から指圧の修行を始めたそうです。ニューヨークの大橋渉先生が、ヨーロッパで指圧講習会を開催するたびに参加して、研磨をしたとのことです。

また増永静人(医王会)先生のお弟子さんが催す講習会に何回となく参加して禅指圧を習ったそうです。

イタリアは、ヨーロッパの国々の中では、最も、指圧の歴史が長く、古くから指圧普及が地道に行われている国の一つです。

私も イタリアには、何回となく指圧の講習会に行きましたが、歴代の首相が指圧ファンであるし、何代か前のローマ法王も指圧のファンであったので、そんなことも起因しているのかもしれません。

今回の講習会参加者の大方は、指圧をすでに習った、あるいは、既にプロとして患者さんを治療している人たちでしたので、指圧講習のほうは、スムーズに進行できました。

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バックフォワードポスチャー

バックフォワードの姿勢による障害は、勿論長時間のデスクワークで使用するPC,そして日常もはや大半の現代人が、依存するスマートフォンの影響が主原因であることは疑いの余地がありません。

面白いもので、昔からコカ・コーラは、健康的に見て悪評にもかかわらず、生き延びて世界の清涼飲料として押しも押されぬ地位を確保し続けています。

大塚製薬ポカリスエット然り、飲み過ぎで、糖尿病予備軍が、ウジャウジャの日本であるにもかかわらずいまだ健在です。

また肉を食べよう、特にお年寄りは、動物たんぱく質を摂取しようと、輸入肉を盛んに推進しています。

もともと農耕民族の遺伝子を持つ大和人は、もっぱら菜食に依存して生きてきました。そりゃ獣肉を余分に摂れば、直腸癌、結腸癌、前立腺癌の患者が増えるのは、当たり前のことです。

しかし、私が幼い頃あった芯のある情報は、現在のテレビやラジオでは決して流れません。なぜならば、お偉いスポンサーが、牛耳る世界がここにあるからです。そんな世代に育ったのが、今70歳前後の猛烈世代の人達です。

そして極め付き、コンピューター、スマートフォンとくれば、電磁波が与える体への影響、長時間使用することによる物理的症状、そして精神を蝕ばまれた人たちの自殺の増加等、まったくもって、闇に浮かぶ事実が、現代人にのしかかってきています。

こんな時、こんな時代に西洋医学の本場に住む私は、この地の医療関係の人達が、細分化された現代医療の限界を知り、悩み始めていることを肌で感じています。

seminario bali 1

そこに現れたのが原始療法、手当て療法の指圧です。器具を一切使わずに手指、掌で、硬結を見つけて、停滞部分に圧による刺激を与えて、血流をよくするという、まったくもって単純な手当て療法が、ヨーロッパで脚光を浴びています。40年間の指圧普及で、現代ほど手ごたえを感じる時期はありません。

しかしそこには、姿勢学や人間のスムーズな動きを司る関節と関節の連結の連動学をベースとした基礎医学があります。気の世界だけでは、ヨーロッパ人は納得しません。

この体の無理のない自然な体の動きをマスターしてこそ、指圧治療が、成り立ちます。

この辺をまとめて体系ずけて、どこの部分の筋肉が弛緩すると、どの反射する筋肉が、緊張して伸展するのか等をまとめた、アスパの理論があります。

今回はこの型の初級を、伝授しました。

2日間の短い講習ではありましたが、ぜひまた講習会を開いてほしいという要望が、参加者の中にありましたので、2月にまたこの地を訪れることが決定しました。

簡単ではありますが、今回は、バリ講習会を開催したことの報告をレポートしました。 seminario bari 2

追記

バックフォワードの関節の連動による虚実の模型と4つの重要筋肉のイラストを記しておきます。

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塾SHIATSUPRACTOR

                    塾長  小野田茂

2023年11月17日
by 小野田
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日本人の心

5,6年前、イスラエルのテルアビブで、講習会があり一度、訪問したことがあります。講習会の合間にバザールとか、嘆きの壁なんかを訪問したんだろうけどほとんど忘れてしまいました。
 ただ印象に残っているのは、若者が、海岸沿いをジョッキングする姿が目立ちました。のんびりとした海岸には、、子供たちが砂浜で遊ぶ姿が目立ちました。
 若者には、男女ともに徴兵の義務があり徴兵の期間に、体をいやおうなしに、いじめられますので、その時のジョギングの習慣が徴兵が終わっても残っているらしく、沢山の若者が特に朝方、朝飯の前にジョギングを海岸沿いの波打ち際をにぎわしています。
 
 兵役が終わると、ワンクッションとして旅に出る若者が多いようです。兵役といっても今のパレスチナとイスラエルの殺戮の現状を見ればわかるように、運がなければ、すぐさま戦場に駆り出されるのが現実で、まさに生と死との天秤にかけられた状態での毎日が、徴兵の現状のようです。
そんなこともあり兵役が終わったら、自分の人生を考えなおすための時間が必要なのは、当たり前のことです。旅をして瞑想にふけり、インドあたりに居候を始める輩がいたり、大学に入学するもの、麻薬の誘惑に負けてふて寝をする者、お金が一番と投資にふけるものがいたりと人生色々みたいです。
 ただ言えることは、徴兵前のボケーっとした顔が、キリっとした顔に、変身するのは、確かなようです。日本のうっかりテレビに出てくるような、ぼけ、アホ顔の若者はいません。
 20歳前後何でしょうが、皆、意思のあるしっかりした顔です。この辺が、確かにボケボケの日本人の顔ではないようです。話は違いますが、明治時代そして大正初期の日本人のスナップ写真を見るとわかりますが、あの頃の日本人は、顔に凹凸がありシャキッとしていてみんな姿勢がいいという印象を写真から受けます。今の若いお兄ちゃん、おねえちゃんのスマートフォンで遊ばれている姿勢と顔は、やはりいただけません。いい悪いは別にして車で一時間程度の場所で、殺戮が繰り広げられている場所にいるものと、ぼーっと生かされてる、スマートフォンが命といった若者日本との差は、歴然としているようです。
 話は戻って、テルアヴィブというと飛行場内(イスラエルのロッド国際空港)での自爆テロで、3人の赤軍が、26人の罪のない人を殺戮をして、2人の日本人の赤軍派のメンバーが死亡、残りの一人、岡本公三が生き残り、長年の刑務所暮らしの後に捕虜交換の機会を経て、今は、レバノンのパレスチナ難民キャンプにて余生を送っているようです。
 イスラエルでの指圧の講習会のボスは、イスラエル人で、日本で指圧を習い、その指圧をイスラエルで普及しているセサール先生です。縁がありイスラエルに行ったのですが、兵隊が、街をのしのし歩いているわけではなく、また警察もパトカーも、滞在中ほとんど度見ることがありませんでした。全くもって平和そのものの街でした。しかしセサール先生曰く、そこいら中にカメラ、至る所に,公安の私服の警察がうじゃうじゃとのことでした。
ソ連とウクライナ、そしてパレスチナとイスラエル、沢山の情報が行きかう中、日本の報道は、アメリカ万歳、その他は悪の一片等です。果たして鈴木宗男の言う喧嘩両成敗論、ソ連にも言いたいことはある論。両サイドからの意見を柔軟性をもって理解することが、今一番大事なんじゃないかと思う次第です。確かにいつまでもアメリカのエゴが、まかり通る世の中じゃないことは確かなようです。
 ヨーロッパの歴史、アメリカの立ち位置等、西洋史のすべてを私たちは、公の教育機関で教わっていません。学んでないので、言う資格も実はないのかもしれません。
 ただただ、昔からアメリカ嫌いの私は、今スペインに当然のようにいるわけですが、東京空襲、長崎、広島の原爆投下,さんざんの目にあい、奥さまは、魔女、コンバットなんかのアメリカナンバーワンの動画を観させられ、散々啓蒙されて、アメリカからの輸入肉や小麦を散々買わされて、英語コンプレックスに誘導されて、今でも、白人コンプレックスに、はまっている日本人は何なんだろうとふと思うこの頃です。

2023年10月27日
by 小野田
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勘 to 本能 de 生き抜く

スペインのマドリッドに住んで、ずいぶん経つけど、これほどまで精神的な緊張状態に陥ったことは初めてです。円安が続く日本の不安定な状況は、岸田首相の貧乏顔を見れば、わかることでそんなに驚きません。統一教会の政界ににじみ出る汚染も、あり得ることなんで、驚きもしません。
 日本のニュースもお天気がどうとか、何何公園にお花が咲いたとか、もうどうでもいいことをどうでもいいお嬢さんが、下を向きながら。抑揚のないそして魅力のない声で、しゃべるのを見ても、こんなもんかと驚きもしません。
 確かに、日本の国民に知らせるニュースもどうでもいいようなニュースなんで、英会話の克服上達法の如く聞き流しです。こちらの緊張感のあるホットなニュースと異なり、マー誰も聞いてないんでこの程度で、いいんだと納得すればこれもいいわけです。
 国民は、どこの中華がおいしいとか、この新鮮な魚介類には、オッたまげ、そしてなんとこの値段。この程度でいいわけです。確かにyoutubeのほうが、ほんとなんだろうか、騙されてるんだろうかと、疑問視を持つであろう、ある種の緊張感は、あるみたいです。でもこの程度で、一日が終わってしまうのです。日本は、平和なんです。永久に続けばそれもよしなんです。
 でも今の日本を生きる爺さんばあさんは、世界的に異変が起きても、兵隊に行くわけでもなし、年金は、どうにかセーフに降ろせるし、生きてもせいぜい15年から20年、何とか生き抜けるであろう、安心感をもって野次馬根性旺盛に生きられるのです。
 所が、今5歳10歳のお子様が、大人になった時、あなたは、このボケ平和が続いていると思いますか。未来を楽観視する人は誰もいないはずです。遠くから見て、日本のおめでたさは、異常そのものです。釜茹での如くとはよく言ったものです。
 所が、やばいやばいと、そんな勘が働く、こんな感じをごくごく持ち出しているのが、ヨーロッパの各国の私のような一介の平民です。ウクライナとロシア。ロシアは、いつものように悪役、ウクライナは、アメリカのお友達の正義の味方。ヨーロッパの誰もが共通的に感じるウクライナの第一印象は、政治家の汚職です。これなどは、戦争が始まる前から、誰もが知っている真実です。
 バイデンの息子さんは、ウクライナでどんだけ、汚いお金を分捕ったか、そのボスがアメリカの大統領です。側近は知ってるんでしょうが、このアメリカのボスのお年で、果たして正常に判断できる頭を所有しているのでしょうか。日本の政治家も80何歳の化け物が、金食い虫で、まだいるけど、この異常なる動きの世界で、ボケ人物が、大統領であれば、これはまさに茶番を通り越しているでしょう。
 そしてパレスチナとイスラエルの宗教戦争、どちらがいいとか悪いとかというのではなく、ヨーロッパの飛行機で4,5時間の所で、ドンパチやりだした。この緊張は、すべてのヨーロッパ人は、過去の悲惨な歴史を知っているだけに、本能的に体が緊張しだしました。
 ある専門家が、日本の自衛隊の兵士、人を殺したことあるんですか。一般の人は、銃を撃てる人が、何人いますか、いないんです。銃持って、開拓に来て、戦いも知らないインデアンを嬲り殺したアメリカ人とは、訳が違うのです。
 こんな小さな商売にも、影響が出ています。先行き不安という本能の目覚めです。一介の庶民が、緊張しだしました。ヨーロッパ全体が黄色信号になりました。どう対処していいか、久しぶりに凍った頭に活を入れています。
 何とかパンデミックを低い頭で、ほふく前進して、しのいできたと思ったら、また匍匐前進の繰り返し、先がないだけこの世代は、気が楽という事は、確かなんですが。いい方向に向いていないという事は、誰もが感じる本能です。

2023年10月15日
by 小野田
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外から見るわが国日本

 日本のテレビが観れるというので、アマゾンで中国製のチッサイ、テレビを間接的にボタンを押してチャンネルを交換できる類の器具を買いました(其の器具の固有名詞が思いつきません)。日本円にすると25000円位の器具です。きっと違法なんだと思います。其の器具を売ってる会社が、摘発されたらきっとその時点で観られなくなるんだと思います。
 ちょっとした操作で、簡単にBSからスカパー、北海道放送、映画専門チャンネルもうすべての日本のチャンネルが、レアルタイムで鑑賞できる代物です。その上、きれいに完璧に映ります。もちろん中国語の放送、韓国語の放送、インドの放送全てがOK なのでした。
 11月で、長年放送されていたイギリスから送られるNHK 系の日本の放送(JSTV)が、終了するので、これはこれで、大変便利なのでした。
 ただ日本の時間が、7時間先行しているので、仕事が終わって、自宅に帰る時刻が、こちらの時間の9時から10時ですので、日本時間の番組は、朝方の5時頃の放送になってしまいます。朝方からお天気の予報を観たり、テレビショッピングをみたり、垂れ流しで鑑賞しています。
 相変わらず、朝から、グルメの放送をしたり、子犬ちゃんのお話をしたり、洗濯物の乾かし具合と本当に超どうでもいい放送をしているのには、驚かされるばかりです。
 こちらのテレビは、娯楽も確かにあります.皇族のだれだれが結婚したとか、離婚したとか、整形したとかは、確かにありますが、それに合った人が登場して進行しています。ちょっとお堅い報道番組には、決して、お笑い芸人は出てきません。昔活躍したスポーツ選手も出てきません。
 報道番組は、新聞記者とか大学の教授が出演、これはどこの国でも、少なくても、ヨーロッパは常識なはずです。アナウンサーと記者との違いも、はっきりしています。この辺は、プライドの問題で、仕事の分担をガチっとしています。日本の場合は、その辺が、バラバラで、いいとこと悪いとこがごちゃごちゃで、日本人同士のアウンが通用すれば、OKなんでしょうが。外人には理解できるかは、少々疑問です。しかし日本のテレビ番組は、怠け者の時間つぶしには、最高なはずです。日本の官僚や政治家は、人口の3割は、テレビ漬け中毒のほうが,やりやすいと思っているはずです。
 サッカーの国際試合で、日本人が、試合が終わってゴミ拾いをして称賛されていると日本のマスコミは、こぞって言います。もちろんごみをまき散らす輩は、問題外です。そして自分周辺のゴミを拾うのは、常識です。でも観客のゴミ拾い、確かに偉いんでしょうが、ごみ拾いをするバイトが控えていますので、ごみ拾いを強制する人がいたら、これは行き過ぎという事です。
 医者には医者の仕事、看護婦には看護婦の仕事、掃除人には、掃除人の仕事この区別がはっきりしているのがヨーロッパのシステムです。ただ欠点として全体を見られない仕事人がほとんどで、総合職の育成には、不向きな点があることは事実です。
 日本のテレビを観て感じることは、すべてのジャンルにおいて緊迫感がありません。おふざけの全盛のテレビが日本にはあります。youtubeのほうが100倍ましです。
 75年間、日本には、戦争がありません。テレビを観るとその国のレベルが解ると言います。こちらにいると、ウクライナは、汚職だらけだとか、ソ連にも言い分があるとか、人それぞれの判断の基準をもっています。マスコミなんかあてにならないことは誰もが認識しています。
 自分の価値判断をガキの頃から教育されています。それ故に極端な判断基準を持った人も沢山います。テロを支持する政党もあります。しかし自分の意見を尊重する教育を受けています。この辺が、飯はうまい、もてなし最高、外人(白人)に妙に親切な等々、そしてアメリカが月光仮面だと今でも思い続けている日本のお偉方の舵取りのボケ具合。
緊迫した現在を、このスペインにいてもひしひしと感じます。日本のテレビを通してまさに感じたことは、ジャニーズどころじゃないだろう。
 

2023年10月6日
by 小野田
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ヨーロッパの政治家は爺はいないぞの巻。

日本は、残暑らしいけど、マドリッドの朝方は、むしろ肌寒い気候になりました。夜も窓を閉め忘れると寒さで起きてしまうぐらいの気持ちよい日々が続いています。ウクライナの諸事情の影響か、電気代やスーパーでの買い物のレシートが気になる感じは確かにすると嫁さんは言っています。自給率の高いスペインでは、いざとなれば、スペイン人は、貧乏生活に慣れているんだから何とかなるだろうと考えるんだけれども、一度上げた消費の桁を下げるのは、確かに難しいので、スペインも苦しむ日々が訪れることは、確かなようです。
 それだって、いざとなればの根性は、したたかで、今ヨーロッパで一番道路が機能的に、そして景観から言っても一番素晴らしいのは、スペインと言われています。イタリアの立ち遅れは、道路や家屋を見れば歴然としています。そこにまたイタリア旅行の面白さがあるんだけれども、きれいさや機能の差は歴然としています。これなどは、、ヨーロッパコミュニティー(EU)の加盟により得たあぶく銭を南スペインの高速道路網にめちゃめちゃつぎ込んだおかげです。
あの頃の首相は、フェリッぺゴンザレスというレジェンドで、社会労働党を率いて、政権を長年維持して経営者側には、大変かわいそうですが労働者の権利を優遇して、スペインを形上、ピレネーを超えるとアフリカのイメージを一掃したのでした。1990年代のバブルの影響もあったのですが、あの頃のスペインは、確かに右肩上がりを実感できました。
すなわち、国は確かに二流でも政治家はしたたかでした。汚職も確かに多かったけれども,EUからお金を分捕ったのも確かにあの頃の政治家のお陰でした。
あの頃は、まだバスク解放戦線(通称エタ)がバスク地方の独立を主張して、テロを頻繁に起こして、何人もの市民が犠牲になりました。あの頃の民衆党の党首であるアスナロ首相が、車に爆弾を仕掛けられて、たまたまその車が、メルセデツの爆弾にも耐えられる特別車だったために助かったというエピソードがあります。そんな時期を通りこして、テロは、停戦したのですが、そのころに逮捕された犯人たちは、刑務所にいるのですが、何百年の刑で服役して、どういう訳か、死刑があるわけでもなく、なんとなく何人、人殺しを仕様が、20年もすると出てきちゃう傾向があります。もうそんな時期に近づいています。その犯人を支持する政党もあるのですから、これも不思議です。ただ私たち日本人は、その西洋史を習っていませんので、何も言えません。その上、現政権は、恩赦の特権を与えようとしているのですから、またまた複雑です。この辺は、非常に難しいので、コメントは避けますが、国が変わると心情もすべてが変わるので、難しい問題です。
日本の場合は、こんな問題は、日常の問題じゃないので、政治家がというようなマスコミに消されてしまいますが、スペインの国民は、弱いサッカーチームのふがいなさを容赦なくたたくように、国民は、またまた口うるさく騒ぐ傾向があります。これなどは、ヨーロッパ人の良い所で、ガキの頃から教育されているので、この辺は、日本人の特に若者のふがいなさとは雲泥の差です。
政治のことを一言付け加えると政治家が実に若いという事です。引き際も早く、たんぱくというか、ひと仕事が終わった政治家は、どこに行ったのやら、日本みたく往生際が、悪いのは、ヨーロッパには、少ないようです。政治家が日本では、70代下手すると80代これは確かに末期的事態です。汚職は確かにありますが、爺様は引っ込むのも早いのは確かですぅ。

2023年9月20日
by 小野田
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焼き肉屋

9月も半ばに入り朝晩随分穏やかな気候になりました。Madridの今年の夏は、例年になく暑い日々が続きましたが、今日現在朝などは、半そででは、少々寒すぎる状態になりました。、やはり気候の面では、誠に持って大満足の国と言えそうです。
 日本に2週間ほど滞在して、ほとんど休む暇なく、動き回ったおかげか美味いものをしこたま胃にぶち込んだ割には、体重は増えていません。うな重だけは、ウナギの下の隠れたご飯をたれの誘惑に負けて食べてしまいましたが、炭水化物は、極端にゼロを意識しているので、体重が増える要素もなく、病気ーと、直接尋ねられたのが、滞在中3回程ありました。
 この頃は、食わない方が、調子がいいと感じだしている自分に少々驚いています。食べないという信号を頭から始終出しているのでしょうか、スペインにいるときはあれだけ食べたかったコッテリラーメンを要求しない体がここに存在しています。
体をいつも飢餓の状態にしておくと年相応の食べ物を体が、要求するのだとつくづく感じ入った次第です。腹2分ぐらいの状態が、一番ベストだと何かの本で読んだことがありますが、そんなものかもとふとガテンするのでした。
 グローバル化の波はいいんだけれども、農耕民族の身体を持つ日本人が、狩猟民族のヨーロッパ人の真似をして、肉だ、肉だ、和牛、和牛、ホルモンは西成の何何屋だよなーと騒ぐ昨今の日本、少々おかしいんじゃないかと感じたのは、確かに真実です。
私が日本にいたころ、欧米化が進み、胃がんが、主流を占めていた日本人が、肉食を重視しだしたために直腸がんが増加して、食養を随分、マスコミが、話題にして盛り上がった時代が確かに一頃ありました。
 しかし今の日本、どこのテレビやyoutube等の娯楽番組は、経費が掛からないからか、これでもかと食養の話題であふれています。飽食の時代の再来です。
 ただただ飯の話題が、屁にも毒にもならない無難さがあってか、マスコミもお茶にごしに垂れ流しています。滞在したホテルが汐留の住友ビル内にあったので、大江戸線を使って築地の市場外に行ったら、外人がめちゃくちゃいるのはいいとして,和牛の串焼きの上にウニを載せて、炎天下の中,一くし5000円で売っているのには、驚きました。痛風一直線もいい所で、直腸がんも呼び込んじゃうような食べ物を売って、外人を呼び込んでいる輩に呆れた次第です。
、いくら体を鍛えても、いくら体をいじめても、要は、食べ物が健康のもとです。ご飯食べて、肉食えば、いくら野菜をとっても農耕民族の我々には、負担が多すぎます。そのうえタピオカなんかを調子こいて、恋人とごくんといったらやばいですよね。大盛り食って喜んで、辛いの我慢して喜んで、食べ物をバカにしている飽食の日本がここにあります。ポカリスエットを飲み過ぎて糖尿病になったり、カルピスを飲み過ぎて然り、外からの小麦は、遺伝子交換、その上やばい肥料を使用してその小麦の加工品をバカバカ食ってる日本人。その上、pcとスマートフォン中毒で、頭がおかしくなってる若者があふれる日本。すぐ切れて、殺しちゃったり、バラバラにしちゃったり、渋谷を歩いてふと思ったのは、確かにお金があったら日本は最高だね、そのくらいかなー帰国の途に就いた羽田で思ったことは。 
 早々、日本人は、豚肉が体に合ってるような気がするけど、どうなんだろう。それにしても焼肉屋が目立つ日本だなー。
 

2023年9月15日
by 小野田
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友達はいいよなの巻

 日本の滞在が、15日間、この久しぶりのまたとないチャンスを利用して、高校の同級生と会うことになりました。久しぶりという事で、話がどんどん進みました。川越が都合がいいという事で、国鉄の川越駅の改札口前で集合という事になりました。
 川越には、国鉄、東上線、西武線等が入り込んでいて川越と名称が付く駅が沢山あります。
川越も変わったもので、以前は、喜多院の静けさが、本当の小江戸川越を好きな人であり、通の人には全くもって騒々しい町内会になったものなのでした。
 今のようにごちゃごちゃ、青臭いお姉ちゃんが、闊歩している川越は、どうもなんですが、何もない埼玉県にしてみれば川越は健闘している街なのでした。小江戸川越で売る今の川越は、駄菓子や、川越芋、はては、ウナギが売りのようですが、駄菓子やイモはともかく、ウナギが有名になったのは、つい最近のような気がしますが、商売根性丸出しのうなぎ屋の中で、喜多院のそばの古い一軒家の古民家のうなぎ屋に時々行きますが、あそこは、流行りに関係なく昔からいつものように気取らず、やってますので、あの店は別格です。
 私のクリニックの近くには、レアルマドリッドのスタジアムがあり、試合があるときは、交通規制で、まったくもって迷惑なのと同じように、土曜、日曜の川越は、よそ者だらけで、商売とは関係ない住民は、ただただ迷惑な、うっとうしい街になりますが、じっと我慢なのだそうです。なぜ詳しいかというと私の姉が川越に嫁いで、何十年なので、そんな情報をちょくちょく聞くからです。
午前中に昔バルセロナで遊び転げていた頃の仲間と会い、暑いから帰ると早々にお別れして、日が沈むちょっと前まで時間をつぶして、、夕方5時に集まり居酒屋に駆け込んだのでした。一人は歯医者をリタイヤして悠々自適の友、市役所を務め終え、実家の畑と語り合う友、自分の会社をうまく売り抜け、これまた一件落着の友、そして私の4人がいつもなんとなく集まるのでした。
 会って、話し始めると昨日会って、その続きのような感覚で、妙に居心地がいいのでした。今回は、私が、会いたいというと、小野田が合いたいと思った時は、会うべき時だなと友が即座に動いてくれたのでした。
この数少ない仲間は、昔から己の勘を信じる男たちで、勘で今まで生きてきた面々なのでした。全くもって、友達は、少ない方が良い派なので、皆一匹狼で生きてきた人間とも言えます。高校が東上線上板橋にある私立の男子校で、個性を伸ばす教育で、色んな生徒がいたような気がします。俺と歯医者は、部活が少林寺拳法で、組み手のコンビだったので、喧嘩もしたし、熱く語り合ったりしたし、当然一生涯付き合う男だったような気がします。後の仲間は、落研の部長で、大学卒業後ロッテに入り、丁稚奉公を経験後、10数年後、親父の会社に入り、バリバリと会社を時代に載せた男です。そして一人は、建築家を早くから希望していた奴で、結構勉強をしていたと思います。
 高校の友としては、この4人が生涯の友として今も付き合っています。約50年戦う土俵は、違っても生き抜いたんだから、これはこれで、超立派なことです。
 居酒屋で語りつくし,お勘定。そしてそれぞれの家路に急ぐのですが、それじゃ―またなの一言で、バイバイです。明日また会うかのように振り返りもせずバイバイです。またの会う日を、語り合ったけど、果たして、未来のことは判らない歳になったことは、全員が承知しています。、あの時に帰れた今の瞬間を、そう一期一会に感謝感謝なのでした。

2023年9月8日
by 小野田
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日本滞在 パート1

久しぶりの日本帰国は、嫁さんのほうで、自分は、昨年2回程お袋の、お葬式のために帰っているので、一年ぶりの帰国です。うちの嫁さんは、5年ぶりという事で昔からの古い友人との会合を計画して元気元気なのでした。
 昔から、私は、どちらかというと上野、御徒町方面を探索して満足顔の自分なのですが、嫁さんのほうは、渋谷方面をベースに昔から動いていました。昔々ファッションデザイナーの川久保玲という超カリスマの洋服(コムデギャルソン)を着て、烏族をしていたあの頃を今でもひきずっている人ですので、渋谷方面は、常識なのでした。私は、妥協してもやはり池袋どまりなのでした。
 日本の夏、旅行するのは、温度が少々、上昇気味は耐えられるのですが、湿気の高いことには、体も我慢の限界がありますので、どうなんだろうとの危惧を持ちつつ8月の22日出発、9月の6日の夜、羽田を出発という2週間の日本旅行が、この夏のメーンになりました。
 マドリッド発フランクフルト、フランクフルトで、一時間で全日空の羽田行きに綱渡りの乗り換え、フランクフルトから羽田までの飛行時間約13時間、この歳になると厚かましいのか、結構食事の時だけむくむく起きだし、あとは、ほとんど、睡魔に任せて、爆睡。
マドリッドから日本は、コロナの前は、週5便イベリアが、直通を運行していましたが、いまだにイベリアの直通便は、ありません。今年の4月に週一便が出ると言っていましたが、いまだにその兆候がありません。北京経由でチャイナ航空が、日本行きを提供していますが、若干安いようですが、私は使いません。以前JAL をよく使用していましたが、ネットで買うと全日空がお手頃なので、たまたま全日空を使用しています。私などは、2つのスーツケースと機内用のバッグという、千葉のおばさんよろしく買い出しスタイルでの旅行が常識になっています。23㎏が2つOKでの特典の切符を選んで購入しますが、係りの人が言うには、23,900㎏までokとのことです。この辺のにらみ合いは、いつも私が勝っています。
羽田につくと、昔私のスペインのクリニックで5年ほど働いていた浅香先生が、愛車であるマツダで、迎えに来てくれます。何しろ荷物が半端じゃないので、この行為には、まったくもって感謝の一言です。飛行場内で、携帯電話を借りてスタートになります。スペインの携帯電話をオフにしてやれやれの旅がスタートします。実家の大宮の途中のいつも通う日本食の食事所で、そばを食って、日本の指圧界の浮き沈みを浅香ちゃんが、話してくれて、半分寝ながら聞いてスタートです。今回は、高校時代の親友との会合、大学時代の仲間との45年ぶりの再会、浪越学園での卒業生在校生を対象にした2日間のセミナー、恩師である小林先生の退任慰労会の出席と盛りだくさんのイベントを消化するために来日しました。救心をいつもバックに、いつも常備しての万全な準備をもって、2週間の日本滞在がスタートしました。