2022年2月28日
by 小野田
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愛国心

今更、赤尾敏じゃあるまいし、愛国心といわれてもちょっとどぎまぎしてしまう題材であることに気が付くのは私だけでしょうか。                                                                              手技療法の世界では、アメリカから来た手技療法は、結構な数の本が売れるらしいですが、どういう訳か私の指圧の本は、閑古鳥というパターンが常識の世界なのでした。一頃流行った、梨状筋、腸腰筋、トリガーポイント、そして筋膜リリースこの辺は、皆、アメリカから来た流行りもので、何のことはない東洋医学の経絡や理論、そしてテクニックから盗んだもので、メードインアメリカというと何故か日本人は、飛びつくのでした。

この減少は、終戦での傷跡を最大限に利用して日本人の金玉を引き抜いた教育のたまものであり、日本の歴史、昔の日本人の優秀さを根本から否定する教育を終戦後の日本政府が、無条件に肯定してその政策を受け入れたことに由来するのでした。

今更、今の若者はと嘆く爺に成り下がろうとは思いませんが、どうして日本人は、外人は無条件にgoodと受け入れてしまう体質になってしまったのでしょうか。アメリカ人が英語をしゃべるのは、当たり前でヨーロッパに来て英語一本で、はしゃぎ回る田舎者アメリカ人は、マー相手にされていない実際を目の当たりに見て、日本の赤坂、六本木あたりにたむろする外人の群れには、半ぐれより、質が悪い野郎が一杯いるでしょうに。早々この外人の特権を最大限にご利用しているキューバ人やコロンビア人を昔知っていましたが、この特権を一度味わうと母国には帰れないようです。母国に帰ってなにがありますか、仕事があるわけでもなし、プー太郎の生活が待っているだけなのでした。

西班牙にいて外人である私の特権は、皆無ということは、確かですが、心地よさのある国、スペインには、目には見えない特権があることは確かです。そうじゃなければ40年もここにいられるわけがありません。

金玉を抜かれた日本人は、有事の際、アメリカ様が、月光仮面よろしく、飛んできて助けてくれるといまだに国民の半分以上が、信じているそうです。ウクライナの初動において、アメリカは主だった行動をしましたか、するわけがありません。同情論がマスコミの報道で流れていますが、ソ連にとって何の影響もありません。プーチンは、屁とも思っていません。鈴木宗男とかいう政治家が、返してくれますと言ってソ連を擁護していた時期がありましたが、どうなりましたか。核を持たない国が、核を持っている国の発言にどう対処するのですか、中国が、沖縄を狙って、ソ連が北海道を狙って、こんなことは、常識でしょ。属国にして、そこから甘い汁を吸う、昔のヨーロッパの国々がやっていたことじゃないですか。それをソ連は、やったのです。中国だって、恐竜の如く餌を求めて、侵略するのです。

そこで、ウクライナの人民は、立ち上がったわけです。この2022年にこんなことが起こるとは、誰も思っていませんでした。しかし事実がここにあります。

ボーとしてると日本もやられるぞ。しかし私の時代の人は、皆、野次馬です。確かに若い世代は、日本に何がおこっても、おかしくないことぐらいの覚悟は、していてもいいのかもしれません。youtubeでのやくざ映画は、確かにこの世の中のからくりを知るために勉強になります。どうぞ暇なときは鑑賞してください。白竜なんか、かっこいいぞー。

2022年2月10日
by 小野田
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継続は力かもね、、、、。

継続は力 2021年 2月10日

ヒューマンワールド社(手技療法の専門出版社)のメールマガジンで5年ほど月一回のペースで指圧治療の原稿を発表してきました。

このメールマガジンが今年の2月で終わりということで、最後の原稿を書き終えました。5年間時間を作り、勉強のつもりで原稿造りに励んできました。まとめると原稿用紙約1000枚になりました。イラストを入れたので、半分膨らんだので、1500枚の長編大作になりました。書き直し、書き加えがありますので時間はかかりますが一冊の指圧の本にしようと思っております。体力と寿命が許せばの話ですが、今年、コロナが落ち着いたらスタートしようと思っております。ここに最後の原稿を載せますので、暇がある人は、ぜひ笑読してください。

阿是指圧

今回で、ヒューマンワールド社のメールマガジンの連載が終了ということで誠に感無量の一語に尽きます。

締め切り近くになりおたおたして、無い知恵をあぶりだして、どうにかここまで続いたことに、改めて驚くとともに、こんな良い勉強の機会を与えてくださったヒューマンワールド社の石井さんに改めて感謝の言葉をお送りいたします。

スペイン渡西

スペインのマドリッドに1984年渡西し、JAPAN SHIATSU SCHOOL IN SPAIN(ジャパンシアツスクールインスペイン)を設立して後進の指導とクリニックにおける患者さんの治療を約40年続けてきました。

当初は、指圧という日本の手技療法は、まったくマイナーで、渡西して5,6年ほど、鳴かず飛ばずの状態でしたが、徐々に口コミで広がり、嫁さんと子供2人の食い扶持ぐらいは、確保できるようになり、そんな中、指圧を習いたいという輩も徐徐に増えて治療一本で、やっていたのを指圧教室を開講して指圧普及も始まりました。いま改めて考えると無我夢中の最初の10年間だったようです。

30歳になる直前の決断でしたので、ダメなら日本に帰国さと開き直って日々を送っていたのを今でも覚えています。

無からの出発は、開き直ると強いものであっという間の日々が通りすぎました。

この商売は、大金持ちにはならないけど、乞食にもならないよと、先輩に何回も言われていたので、この言葉は確かに重みのある一言だったと今でも思っています。

外人も肩が凝る

外人は、肩はこらないよと、どこかのテレビのワイドショウで、ある整形外科の有名な先生が、自信ありげに言っていたのを聞いたことがあったので、スペインに来て若干の不安はありましたが、予想に反して肩こりだらけのヨーロッパ人を実感し続けてきたようです。

特に首は、クリスタルの首といわれるように華奢で、首の椎間板ヘルニヤの人が沢山います。腰痛も多く、理学療法士や整形外科医が、頑張っているようですが、イマイチの感があり、そこら辺に指圧療法が食い込んでいき、患者さんを獲得していった歴史があります。

阿是療法の創作

腰痛症は、反り腰の人が多いので、やはり椎間板ヘルニヤの患者さんが多く、30年前は、今と比べると手術が、花形の時代でしたので、手術の後遺症の患者さんや手術をもともと嫌う患者さんが通院していただきましたので、そこでの指圧治療の結果が良かったのか、バブルの金余りの患者さんが辛抱強く治療にお金を散在していただいた結果か、90年代のバブル期には繁盛させていただきました。

この時代に西洋人の腰痛症の治療を戦場外科医の如く、沢山治療させていただき経験を積み阿是指圧療法を確立しました。

この阿是療法は、ヨーロッパ人の体に合ったポイントや体の癖、そして体の使い方の癖を研究して作り上げたメソッドです。

面白いもので、日本人には、日本人に合った指圧療法があり、ヨーロッパ人には、ヨーロッパ人のための指圧療法があります。

農耕民族と狩猟民族の食生活の違いや体の各パーツの大小の違いなどを考慮した体のバランスの置き方などが、長い歴史によって、作り上げられました。またその反対にバランスの崩れ方によって治療法が、違ってくるといった奥深いものを常日頃、達観させられました。これは今でも続いている研究テーマです。

統一テーマ

この違いを考慮して治療を続けてきましたが、今この治療法の違いを前面に出すことが、いらなくなった時代に突入していることを実践を通じて実感しております。

ここ20年の間に人種や環境の違いによって治療法(刺激量等)が,変わっていたのが、コンピューターやスマートフォンの普及により全世界の人々の治療法が、妙に似てきたようです。。

一日8時間の労働におけるコンピューターの使用時間、其の挙句のスマートフォンの常用が一般常識になり、以前肩こりで悩んできた人たちが、首コリで、苦しむようになりました。この傾向は、若年層にも及び依存症で悩む若者が増えてきたのも世界的傾向といえそうです。

今起こっていることが世界同時にわかるという便利さをテクノロジーにより我々は、承ることができるようになりましたが、負の代償としての健康面に対しての後遺症も精神面の方で徐々に起こってきました。世界的な若者の自殺増加現象や、改めて便利さを追求したことによる代償が、健康に影響するといった負の面が目立ち始めました。

インナーマッスル

首コリで悩むとはどういうことでしょうか。小さい画面や、小さい文字を無理をして集中させつつ見るようになり、骨盤を筆頭として、頭蓋骨や頚椎を安定させる奥にある骨に付着するインナーマッスルが、癒着して、緊張時間が長いゆえに拘縮作用が増大して、筋肉の作用である緊縮と解放の作用が、うまく作用しなくなります。平たく言うとコリが、奥に奥に、逃げていくようになりました。

骨に凝りがこびりついた状態を想像してください。錆が奥に染み渡るようになった状態を想像してください。

浪越徳治郎先生や増永静人先生の時代は、僧帽筋や大胸筋などを代表とした表面の大きい筋肉が、コリにより血液循環不良を訴えてきました。俗に言われる肩こりです。そんな訳もあり、治療として表面のコリを処理してきました。

しかし現代人の凝りは、奥に、奥に凝りが逃げて、インナーマッスルに影響を及ぼすようになりました。インナーマッスルや筋膜部に影響をを及ぼすとどうなるのでしょうか。

心体一如

神経、特に自律神経のアンバランスを誘発するようになりました。

すなわち凝りが奥に移行して精神的疾患を誘導するようになりました。

この辺が、くせ者で、西洋医学を勉強した現代の医者は、精神と肉体のアンバランスが、体にどう影響するかの研究は、おざなりにされていた学問でした。医学界において実は、いまだにわからない部分の代表格なのです。

特にこちらの医者は、精神と肉体のアンバランスが、気の病、すなわち病気を創るというメカを習っていません。

ミクロ医学の弱点が今現実に表れているのです。切除(オペレーション),薬の投与を医者の仕事の最優先に置く現代医学の弱点が、世界的に表面化したのです。

指圧の心

こんな時だからこそ、手を当てる療法の価値をもう一度、見直す時が来ているのです。30年後に残る仕事に指圧は、チョイスされています。

難病を治すのも医者の仕事です。しかし現代は、機械やコンピューターに奴隷のようにこき使われている我々がいます。

患者の目も見ないで、薬を処方する医者、血液検査に責任を転嫁する医者がいます。

こんな時だからこそ何気ない微笑、そして超原始的な手のぬくもりによる手当てが必要な時なのです。

プロとして早く患者を楽にしてやりたく、長年にわたり数々の阿是指圧テクニックを習得してきた一治療師である私が、今言えることは、ただただ無心に手を当てる、母心が一番の治療と確信したことです。

まだまだ修行の身ではありますが、今一度手当てが、無の心をもって患者さんが、望むところにミリメトロの違いもなく置くことができるまで、修練したいと思っております。

一様ここで、筆を下ろします。そして皆様の健康をお祈りいたします。

またの機会を楽しみにしております。

ありがとうございました。

      阿是指圧 代表 小野田茂

マイナーな世界ですが、私たちは、誇りをもって患者さんに毎日毎日接しています。顔がほころぶと体にENERGYが湧きます。体が楽になると寿命が延びます。どうせの一生であれば、楽しい方がいいに決まっています。手当てをした後の笑顔は、最高です。手当ての代わりに笑顔をもらう、こんな最高な仕事は、ありません。スキな仕事を選べたことに感謝です。所で、コロナの2年間、良くつぶれずに堪えたよなー。これも感謝感謝。

2022年2月2日
by 小野田
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ローマの休日

指圧の講習で、昨年の10月からイタリアローマに月一回の割合で、出かけます。ローマに行くといってもいつものように金曜日の夕方のフライトでマドリッドをたち、日曜日の夜のフライトでマドリッドにたどり着くという強行軍での旅行であり、ローマの休日には、程遠い日程なのでした。

その上、月曜日の朝から一本クラスがあるので、昔の40代ごろのバリバリの指圧師をイメージしながら日々を送っていますが、消耗の一言が、誠にマッチする日々をいまだに過ごしているのでした。断ればいいのだけれども、オファーがあれば、今日を生きるをモットーにしている自分を追い込んで、頑張ってしまう昭和人なのでした。

この自分を追い込むことを何回も実践しているとこれはこれで、ハピネス自虐化ホルモンが出て、当人は、結構苦には、ならないみたいです。要は習慣であり、結構短い人生をコチョコチョコ歩いている私たちは、みんなこんなもんだと思っています。ただ、この時期、おじさんおばさん世代は、搭乗手続きをして、ほっとしていると飛行機に搭乗する寸前にイタリアに入るための書類を見せろと言われたりして、急にスマートフォンのアプリに食らいつくことを屁とも思っていない若者は、動じませんが、私などは、もうパニックで、同乗者がいなかったらアウトだと思われたことが、何回もありました。

まだまだ旅行を気持ちよくできる時期では、ないのかもしれません。客も飛行場のスタッフも自分では意識していないものなんでしょうが、みんなカリカリで、気が上がって人生を妙に消耗している人を沢山見かけます。パンデミックの影響は、計り知れないものがあり、負の負担増が妙に目立ちだしました。

経済だけを優先している政策を世界中の国々は、取っているけど、人類の精神的なダメージは、未来にずんずん響いて、とんでもない世界になるのではないかと妙に胸騒ぎがします。しかしながら、幸か不幸か、既に我々の青年は荒野を目指すの世代は,じきに永久冬眠に入るので、この事は、未来人にお任せです。

結論として、ひとこと言わせてもらえば、飲食店に入る際にグリーンパスという予防接種をしているという証明が必要だったり、行きかう人々の目元から、警戒心ビームがガンガン飛んでいたり、マーひどい世界になりつつあることだけは確かです。

こんな時こそ指圧が、必要なんだけれども、人は、訳の分からない宗教に入信したり、お金を得ることが幸福を得る近道と妄信したり、心の幸福を忘れる人が多くなっていることは、確かなようです。

それでも生きなきゃ、落ちていくだけなので、頑張るしかないのでした。未来人の目の輝きが、いつまでも、燦然と輝くことを願うばかりです。

追記

本日、スペインの空手界を世界のトップにまで、押し上げたレジェンド山下先生が、他界しました。前王様のjuan calros 王に個人的に空手指導したのが、山下先生です。今回の東京オリンピックでも、型の部門で、スペインの女空手家が、金メダルを取りました。この燦然と輝く道を作ったのが、日本人の空手家軍団です。その中のトップが、この先生でした。ご冥福をお祈りいたします。

2022年2月㏠の日本人会からのメール

マドリード日本人会 会員の皆様

 

日頃より当会の運営にご協力頂きどうもありがとうございます。

 

本日、マドリード日本人会で会長職を長年務められ、現在は特別顧問として会を支えて下さっていた山下洋佑(やました ようすけ)様のご訃報を受け取りました。〈享年80歳〉

当会の発展に長年ご貢献下さった山下様が亡くなられたということで、残念でなりません。先ずは会員の皆様にこの件をご連絡申し上げます。

現在ご遺族の方と連絡を取り、お通夜、ご葬儀等の日程等について伺っているところですが、今現在はまだ決まっていないと伺っています。

ご遺族の方からの日程等のご連絡があり次第、当会会員の皆様にもご案内申し上げますので暫くお待ち下さい。

謹んで山下様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

 

マドリード日本人会

会長 福田俊彦

2022年1月9日
by 小野田
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2022の年頭のお言葉

スペインは、1月6日のロスレージェスというこどもの日が、終わるとクリスマス、お正月、子供の日、この3つの続き休日が終了ということで、街も仕事も平常通りになります。普通はなるのですが、このオミクロン株が猛威を振るっていますので、またまたマスクのお世話になる生活が、待ち構えているのでした。

スペイン人は、結構マスクを使用することに違和感はあっても、フランス人やアメリカ人のわがままさが、若干ないので、結構、街を闊歩する人たちは、マスクをして行動しています。

日本人学校で、餅つき大会を会員限定で、推し進めていたようで、係りの人が、奔走していたようですが、中止になりました。この状態では、しょうがないようです。大使館が絡めば、無理して得の無いことは、やるわけがないのでした。

予防接種が、3回終了した、私たちの年代は、一様安心圏内なのですが、ならないに越したことはないので、気を付けていますが、今回は、誠にごくごく近親の者が、かかっていますので要注意が必要とのこと。

クリニックのスタッフは、全員今まで問題はなかったのですが、この緊張がまだまだ続くとなると自称鉄人の私でも正直参っています。患者さんは、38年の歴史を信じてか、8割がた、戻っていますが、3年目に入ってスタッフの精神的負担は、ただものではないので、スマイル、スマイルを合言葉に頑張っては、いますが、どこまで、この平常心を維持できるかは、神のみぞ知るです。

昨日、マドリッドにある自営業の邦人の集まりがあって、暇なんで参加しました。旅行関係の人が、GO TO トラベルが本当にトラブルになったねというので、古い冗談で笑いを求めるなと愛想笑いで、一件落着したんだけれども、実は、ここからの会合が面白くなったのでした。

政府の観光支援策GO TO トラベルで大手のHISの子会社ミキツーリスト、ジャパンホリデートラベル,JHATの3社が、不正を働いて、お金を不正着服したとの事件で、なんとそのミキツーリストの社長は、マドリッドで長年ミキツーリストで働いていた人なのでした。ミキといえば、宗教団体のPLを思い浮かべるのですが、そうです、ミキの母体は、PLです。ミキプルーンなんかもその手だと思います。

そのミキで、60年代、70年代のヨーロッパ旅行ブーム時に、最初のマドリッド支店長として一時代を作った人が、宮本さんという人で、今は、お亡くなりになりましたが、いい時代を生きた人が宮本さんで、そのごく近所に私は、住居を構えているのでした。

その配下で、働いていた人が、大抜擢されて、日本のミキツーリストに社長として日本に帰国したのでした。その人が、今日本のニュースで、話題になっているミキツーリストの社長なのでした。実際お付き合いしたことは、ありませんが、何分狭いマドリッドの邦人世界です。ソフトボール大会や補習校の父兄としての付き合いは、確かにあったと記憶しております。・

子会社の社長ということで、親会社の命令一つで、トカゲの尻尾きりで、終わりという最悪の事態を想定しての悲しい結末の話題だったのですが、新年会の後、事務所に戻り、検索して調べますと、組織的な悪の色が濃く、一職員の私欲の犯行には程遠い感じがしました。おそらく会社愛が先行した犯行と思われました。会社のためにと思ってやったことが、もし懲戒免職で,ハイバイバイじゃ、妙に寂しいと思った次第です。自由を求めて外国に行き、サラリーマンで、花開き、なんとなく終わるのもこれも人生かなーと、ふと思った次第です。今の旅行業界、生き残るためになんだってやるでしょ。ここに政治家が絡めば、松本清張の世界にどっぷりになるのでした。これなんか氷山の一角でしょうに。ただ都合が悪くなると保身のために何でもやりますので、適当に妥協して、またマドリッドに帰ってくればいいよと内心思った次第です。スペインは、懐が深いぞー。

海外雄飛が死語になった今、青年は荒野を目指してきたけれど、例えその終着駅にたどり着いても、おじさんは、まだまだ死なない。2022の年頭のお言葉でした。

 

2021年12月31日
by 小野田
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大晦日

毎年の恒例で、日本から送ったもらったもちろん日本製のカレンダーを患者さんやお世話になった人たちにプレゼントをする時期なんですが、どういう訳か遅れに遅れて日本通運とすったもんだの末に、例年なら12月の初めに届く荷物が、クリスマス寸前に届くというハプニングに追われて今、郵送や治療所に来る患者さんに渡すためにすったもんだの大忙しなのでした。

中には、12月に一回しか、ただただカレンダーをゲットするために来院する厚顔もいるのでした。32年間毎年日本から送らせて、カレンダーにお世話のお礼を込めて、手渡しするのが、私なりの年末の行事なのでした。フイルムに映し出された日本の景色を堪能できる豪華なカレンダーは、結構人気なのでした。

日本の問屋さんに発注して8月の終わりに川越の姉の家に届き、その品物をわざわざ東京の日本通運の海外発送部の社員が,船積みするために、どっこいしょと川越まで来て、東京湾のどこからかは、知りませんが、コンテナに収納されて船便で、香港経由、バルセロナの港着といった,順序を踏んで、当クリニックに届くのでした。

昔と違い、カレンダーも価値を失い、人気も今一になりつつありますが、これが俺流の感謝の表し方と頑固に意地を通す、似非江戸っ子なのでした。総費用を計算するとそりゃー採算度外視ですが、これでいいのだと自らを納得させて、嫁さんの呆れ顔を無視して、今回の日本の庭のカレンダーは、最高だなーと一人ぶつぶつ納得顔なのでした。今回は、遅れに遅れて、担当の日本通運の社員に結構当たりましたが、荷物が世界的に遅れていることは、ニュースで承知ではありましたが、言い訳がましい一言が、妙に自分をむかむかさせましたので、ぷつんと切れる寸前でしたが、向こうも私の性格を知っているので、はいはいと言いながら,舌をペロンと出して、せせら笑いだったと思います。

日本のカレンダーは、本当に品質も良く、景色もプロのお仕事ですので、カレンダーのフイルムを切り取って、額に収めたり,保管して家のインテリアにしたりと重宝がられているようです。ある患者さんは、定期的に刑務所に慰問に行くボラティアをやっていて、その使い古したカレンダーの景色のフイルムだけをきれいに処理して持っていくんだそうです。刑務所の独房なんかにいる囚人は、このカレンダーの景色を見て心を和ませるんだそうです。こんなところでカレンダーが、使われているんだと結構自己満足したのでした。

ただこちらのカレンダーは、日曜日に終わり月曜から始まりますので、その辺の習慣が、不平を招くようです。あまり意識しませんが、日本のカレンダーは、土曜日に終わり、日曜日がスタートです。それに比べるとスペインのカレンダーは、日曜日に終わり、月曜日からスタートします。私的な解釈になりますが、スペイン人は、一週間の終わりは、日曜ということで、最後の日曜までどんどん遊びましょう。しかし日本のカレンダーは、日曜から始まりますので、一週間の始まりは、十分休んで、月曜からの充実した日々のために第一日目の日曜日は、十分休息をとり月曜日に備えましょうと解釈します。このように、真顔で私は説明してスペイン人を納得させております。

そうです。毎年12月の終わりにカレンダーが大使館から届きます。全部の邦人ではないにしろ、少なくても私の手元に届きます。このカレンダー30年近く毎年受け取りますが、このカレンダーは、池坊の先生方が、月々を担当してお花を活けて撮影したものです。毎年池坊です。なんで毎年池坊なのかは、知りません。この辺が妙に胡散臭いですね。他に日本の芸術は色々あるだろうに、一歩引いて、他の流派じゃなぜいけないのですか。この辺もなれ合いの出来事のようです。仮に外務省が、決めてる頃でもカレンダーの数を考えれば、結構でかいお金が動きますよね。変化がなければ、すたれる法則は、ここでは、通用しないようです。

紙といえば、このカレンダーを持参して付き合いのある出版社にあいさつがてら先日行きました。さぞ他の職種同様にコロナで出版界も悲惨な状況だろうと察してなんとなく景気を聞きましたところ、このパンデミックのお陰で、出版業界は、人様が、家に閉じこもりがちなので、本の需要が増えて景気は、いいとのことでした。それというのは、日本で、指圧記事の連載を月一回頼まれている出版社が、コロナの影響で、大打撃を受けてメールマガジンを廃刊するとの連絡を受けたのがつい先日でした。出版業界は瀕死の状態と解釈していたのですがそうでもないらしいとのこと、日本とスペインのっ出版業界は、真逆でどちらが本当なんだろうとふと思った大みそかなのでした。E-ブックも今一だし、読書は、やはり紙をめくるのが、いいと思うのは、私みたいなじい様だけなんだろうか。コンピューター、スマートフォンが常識の今、真逆の職業が、華を咲かせるのも維新動乱時のあだ花の如しなのでしょうか。

パンデミック、、、、、、、この長期戦、3年目の厳しさを実感しながら2022年を迎えます。どうにかなるさで押し通す根性は今も健在。ジャンジャン2021。

2021年12月25日
by 小野田
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外に住むということ パート1、

今日は、クリスマスということで、ヨーロッパのカトリックの国々は、お休みです。ここ数年、25日の休日にお店を開く店舗も増えてきて、商業一辺倒のスペインになりつつあります。

特に中国人経営の雑貨店は、私たちのお休みは、2月ということで、年中店を開いて荒稼ぎをしているのが実情です。私が住んでいる場所は、結構よい場所なんです。日本でいうと、渋谷と原宿の間みたいな上でもなく,下でもない。週末には、飲食店が満杯といった感じのとこなんです。

こんな場所ほど華僑は、興味があるみたいで、一番初めに雑貨店、そして洋服屋、そして飲食業と少しづつ中国人の存在が目立つようになり、それが、普通の雰囲気になるころは、昔からいたスペイン人が、この場所の家屋の暴落を恐れて、他に行ってしまい、そこら辺の住宅の値段が下がり、価値がなくなるパターンが進行するであろ場所なのでした。中国人グループが目立つと白人層は、退去、これは普通パターンです。

本当に中国人の私の私的印象は、協調性がなく、中国人独自のグループを形成して、彼らがどこに住んで、どこで生活して、どこで、教育を受けているか、そしてどこに墓場があるのかさえ分からない、本当にミステリーな集団であるということは、誰もが思う素朴な感想なのでした。

大陸系、香港系、台湾系と別れているんでしょうが、私たちには、皆目見当がつきません。お互い、いがみあって、いるんでしょうが、それさえも然りです。

それでも休みの日に、ちょっと何かが足りないとなると、中国のお店は、年中無休ですので、重宝しているのは、日本人もスペイン人も同じです。

ありがたいけど、俺は、休日は休むんだと主張するスペイン人は、徐々に華僑は、お金持ちになり、どんどんお店を拡張して、スペイン人を雇う、華僑が増えますので、アフリカの国々の例を取り上げれば、近い将来、スペイン人は働き手、華僑は、経営者の立場になる可能性が、徐々に増えるであろうことは、明白なのでした。東南アジア、アフリカなどは、この歴史が現に存在しているわけです。

私も、この30年、働きづめでした。圧して押して、押しまくって、指腹の感覚をより鋭く、そしてどんなに小さい硬結をも、見逃さない指腹にすべく,精進してきました。

しかし私生活においては、嫁さんと子供2人、家族全てが、純潔な日本人の血液所持者とは、言いながらスペイン人の人達のコミュニティーの輪に入り、協調の一言を貴び生きてきました。そしてスペインに住まわしてもらっているという、謙虚な心をもち、指圧を普及させるというミッションを通じてスペインとの関係を重視して生きてきました。ただ、日本で、食う金に困ってしまい其の挙句に外国に移民したわけではないので、出稼ぎ感覚でのガッツポーズは必要ないので、この辺が中国人と違うのかもしれません。ただEuropeの中国人団体も2世、3世時代に入りましたので、昔とは、雲泥の差であることも確かです。ここ2,3年、大陸系の中国人が、パンデミックの超影響でまったく来なくなり、永住中国人の動向は、勘弁だけれども、旅行者中国人は、お金を沢山消費するので歓迎といった矛盾は、残るのですが、この辺の柔軟性のある考え方が、必要なようです。しかし太極拳や、東洋医学の3000年の歴史等の功績は、誠に持って素晴らしい真実です。

ひと昔前の日本人のヨーロッパの居候及び移住者は、団塊の世代あたりの世界を見てみよう派、学生運動の挫折感を背負った大学中退の若者、似非ヒッピーのお兄さん、この辺が主だったと思います。(商社員とか大使館関係は、私は、無縁ですのでわかりません。)

ひよこの鑑定士、柔道、空手の指導員、この辺の人も私の世代の前にいたようです。なんとなく見てみよう派は、生き残りをかけて、旅行関係のガイドさんになったり、日本食屋のオーナーになったりして土着した人た今では、お孫さんもいる,年金受給者者が、私の狭い付き合いの中に何人かいます。また看護付き施設に入ったりして余生を送る日本人も、ちらほらのようです。

青年は荒野を目指す時代もとうに終わり、ジャーということで、日本に戻る選択もあるのですが、人生の半分以上もスペインに暮らしているのと、医療関係においてスペインのほうが、日本に比べて経済面やケアーにおいてはるかに優れているという現実を見ると、やはりスペインを永住地とする選択や、日本半分、スペイン半分の生活を満足とする、日本人もおられるようです。この辺の選択が、余生のんびりを希望する人の、慎重なる選択が必要のようです。

ただ長年外国で暮らした人は、会社で派遣された駐在員は別として、大方が日本の生活の窮屈さを嫌って出て行った人なので、日本の美味い飯は、食いたい、けれども住み心地はと聞かれるとどうもと、口ごもる人が多いのも現実であることは、確かなようです。

2021年12月5日
by 小野田
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SHIWASU パート2

鬼平犯科帳の大将が、お亡くなりになりました。人間国宝の中村吉右衛門の当たり役でした。この小説は、作家池波正太郎の大ヒット作です。結構日本で、確か高校性ぐらいと思うのですが、テレビにかじりつきで見た覚えがあります。

仕掛け人梅安と並んで、いい作品だったと今でも感じています。この歌舞伎役者は、決して美男子じゃないんだけれど、何か愛着のある顔をして、うちの嫁さんんも一押しの役者さんでした。芯から易しそうで、また脇役の面々も渋い役者がそろっていて、確かに見ごたえがあった感じが今でもします

77歳が若いか、歳よりかは、知りませんが、生きぬいたんだろうと思います。毎回、食べ物のうんちくがサラッと流れて、いいねーと思わずうなずく場面が、あったのが印象的です。音楽もジプシーキングのインスピレーションが、妙に強烈で、スペイン在住の自分としては、フラメンコギィターもいいなあーとつくづく思うのでした。

この年になると、結構周りの知り合いが、ばたばたと逝っていて、俺もそんな年になったのかとつくづく思うときがあります。自分より年を取った人との付き合いが多いもんで、順番とは言いながら、一人で生を受け、一人で旅立つ、このパターンが、実感として感じる年ごろと妙に寂しいクリスマス時期と重なって、鬱気味ににならざるを得ない状況がそろったビンゴ状態なのでした。

結構うちの患者さん、この時期が嫌いな人が多いみたいです。この妙にわざとらしい年末のクリスマスのはしゃぎようは、いくらキリスト教の国とは言え、商業主義に走ったゆえのわざとらし感が、大人のおじさんおばさんには、妙にいらだつんだと思います。その上、今度は、オミクロンときたもんで、気の張ったこの時期に、気の折れそうな自分が、妙によわよわしく感じるのでした。

第6波が来たら、いくら気丈夫な人でも、折れちゃうんじゃないかと思っていた最中にオミクロンという文字が、世界中のニュースで流れて、今度こそは、折れちゃうぞーと警告を流されて、妙に心臓の鼓動が、高ぶっている自分がいるのでした。

スペインは、早々から60歳以上の国民を対象にして第3回目のワクチン接種を12月3日からスタートさせました。この辺は、日本人会や大使館からの情報で、素早くキャッチして、早速予約を入れました。この辺は、情報不足の邦人は、特にお年を召された邦人は、急にこのアプリで、予約を取れと言われてもバタバタしちゃう人がいるんじゃないかと思います。

この前、イタリアに行くために情報をえたいと思い、日本領事館にメールを入れて情報提供を乞うと、すぐに返事が来て、各機関の情報を参考に行動してくださいと返事が来ました。そんなことを聞いているんじゃないと呆れたのですが、はっきり言ってこの程度が、常識で、何しろ責任を取りたくない連中の集まりですから、余計な親切心を出して、あとで、問題が出てきて、余計なことをしてとがめられるのであれば、何もしない方がいいとの結論は、生きる知恵なんだと思われます。

これが、国会議員の息子さんや、お偉いさんの知り合いが、情報提供をお願いしたらコロッと態度が変わるんだけれども、これもお役所仕事と割り切れば、いいことで、誰だって、保身があるので、許してやるしかないでしょ。他の国の領事館、ビザの申請で、ひところ使ったけど、結構親切だったのを覚えています。

日本人の人を見比べて態度に現わすという行為、外人といえば,白人。白人には、妙に弱く、お隣の国々の同胞には、不親切、この発想は、どこから来るのでしょうか。日本人は、誇れる人種なんですが、この辺は、どうも今一のようです。こんな感じで、今年も終わるんだと思います。

38年間買い続けている年末の宝くじ、この辺で一発、花火の如しバンといってもいいんじゃないかいと思うんだけれども、いまだに兆候なし。

2021年11月22日
by 小野田
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師走の前の近況報告

マスクをしているとはいえ、なんとなく患者さんが、怖さを忘れて当治療院に電話をかけて、指圧の予約を取って、今年も、もうクリスマスシーズンと胸をなでおろして、みんながハッピーという気でいたのが、またオランダ、ドイツ、フランス、ベルギィーといったEU諸国はもとより、イギリスは例外として、増えるべき政策で、感染者が増加といった構造で、またまたヨーロッパは、規制緩和路線から、一転して暗闇の中に落ち込んでいくのでした。

カナリアでは,噴火が止まらず、徐々に家々が溶岩で焦土化しているし、まったくもって自然災害の怖さを実感する一方で、人災か天災かは、知らないけど、コロナビールスが、再び、猛威を垣間見だしたのは、やってられないよと、確かにいわざるをえない状況なのでした。

結構楽観論をもって生きてきた小生でさえ、若干の鬱傾向は、確かにあるのでした。結構広いマンションを治療院として12ベッドをフル回転したあの2000年代の初期のバブル期は、例外として、38年の歴史を背尾っての治療院も、縮小の正論が、まかり通り、コンパクトな、治療院にして、何とか持ちこたえるべき、立て直しの一言を胸に秘め、やっと患者さんが、戻り始めたこの時期に、予想通りの展開になりつつあります。

お土産屋さんも、いい感じ、飲食店もテラサを広げてこれまたいい感じになりつつあるこの最中に、またまたワクチン接種率、70パーセントの安心感もつかの間、第3回目のワクチンが、65歳以上の人達に、始まったこの現実は、確かに気分が下降する要因になるのでした。

スペイン人は、結構マスクをして、街を闊歩していますが、やはりその習慣はなく、どちらかというと、マスクを外して、ハグをしたい人種なのでした。知り合いの医者や看護婦に情報を提供してもらうと、何しろワクチンを接種しても、再び感染は、大いにあり得るので、何しろかからずに、春まで、我慢の意見が大半なのでした。何しろ、病院の世話にならないが、一番とのことでした。例え軽い症状で終わっても、後遺症は、あるとのことでした。特にご婦人の脱毛症が、結構深刻ということでした。胃腸障害、酸欠症状の歩行困難、多方面に色々出てくるようです。

結構指圧が、どこから聞いてくるのか、そんな患者が、よく電話してきますが、普段指圧を受けている患者さんの要望にはお答えでき、それなりの結果を出していますが、初めての患者さんで、1回2回で、治ると思われて指圧を受けに来ても、こればっかしは、ご勘弁と説明するのには、忍耐がいります。何しろクリスマス期間をどう乗り切るかが勝負の分かれ目におなりそうです。

そんな負の気持ちの一方で、旅の計画を立てている人も沢山いるようです。 こんな時に、旅に出ようといったって、晴れ晴れとした気分で,逝くのなら,この漢字じゃないんだけれど、3回やってもこの漢字が出るので、マーいいか―と思うのですが、やっぱり,行くのならと変えておきましょう。

旅に行っても、コロナと一緒に旅をしましょう。この気分は、どうしても、落ち着かないの一言なのでした。それでも、どういう訳か、今旅というとエジプトが、流行っているらしく、何がいいのか結構ツアーで行く人がいるらしく、1000ユーロ(約13万円)で、飛行機代とホテル代が含み、楽しめるとのことで、うちの娘も恋人と8泊9日の日程で、行くとのことです。

ヨーロッパ人は、インドネ̪シヤや、タイのバンコックやチェンマイあたりに行くツアーが、多いんだけれど、なんと今年は、エジプトなんだそうです。

私は、12月をどうしのぐかの一点絞りですが、余裕のある人は、旅もいいかもしれませんね。

2021年11月4日
by 小野田
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ローマに行って、考えたこと。

最後に飛行機を利用したのが、昨年の2月の終わりで、確かイタリアのロックダウンの一週間前だったと思います。イタリア指圧の伝説の指圧師である、ポリドリ先生の突然の死。この時期が誠に持って、コロナの感染者数の不気味な上昇の真っ最中でありました。

教会でのお別れ会がローマで開催されるとのことで、出席か、コロナのために欠席かの選択に迫られたあの時のことは、確かに鮮明に覚えています。家族や指圧のメンバーは、やばいよヤバいよの連発で、大方は、イタリア行き、取りやめを言い張っていたのを、無視してイタリア、ローマに行きました。

あの時の決断は、今でも正しいと信じている自分がいるのですが、実は冷や汗ものだったのが本音でした。コロナで、欠席では男が廃ると私と、息子の二人で行ったのでした。ポルトガルから、ロジェリー先生も駆けつけていて、イタリアのメンバーは、大変喜んでいたのを肌で感じる旅行でした。

あれから一年半の月日が経過して、久しぶりに、飛行機に乗ってローマに指圧講習のために行きました。朝一番のイベリアの便でしたが、八割方は、席が埋まっていて、コロナも遠い彼方に行ってしまったのかと疑いたくなる、飛行場の混雑ぶりでした。

行くこと自体は、券を購入して飛行機に乗ればいいのですが、手続きや書類をそろえることが、難儀で旅行を控えることが、多いのではないかと確かに思う時期でもありました。まず用意したのは、ワクチン接種後にもらった用紙。そして、旅行者の滞在地での位置を知らせるアプリをセットしたスマートフォン、この辺は、有無を言わせずの義務でした。自分としては、一緒に同行した助手の100パーセントの手助けで、のんきなもんでしたが、助手は、初めてのことで、難儀していたかもしれません。

マドリッドの飛行場内では、一切書類の提示はなし。ローマに到着すると最後の最後まで、何もなし。荷物の引き取りの一歩手前で、列があり、10分ほど待って、係員が、パスポートの提示を促したので、提出。其のあとにマスクを取れということで、マスクを取ると係員が、パスポートの写真を見て、私の顔を見ること、ほんの2秒、良しokとのこと、コロナのワクチン証明を見るわけでもなし、ただただパスポートの写真と実際の顔を見比べるだけのチェックでokとなりました。なんだなんだのひと段落でした。飛行場からセミナーの会場(ローマの中央)まで、タクシーで約50ユーロ(約6500円)マ-この辺は、タクシーの運転手もマスク、私たちもマスク着用ということで、この辺は、マドリッドと同じでした。街中を闊歩するイタリアの大半は、マスクなしで、堂々の行進でした。

セミナーは、私たちと参加者は、マスク着用ということで、一件落着。セミナーが、終わり、食事に招待されたのが、ピザ屋さんで、ローマでは、有名ということで長蛇の列、やばい感じはありましたが、あきらめの心境で、参加、地下一階の大テーブルが私たちのテリトリーでした。ぎゅうぎゅう詰めの一言、ソーシャルデスタンスなど屁の河童。もちろんマスクなしの状態です。やばいよの一言を奥に噛みしめ、覚悟をきめました。グリーンパス(ワクチン証明書)が、レストランに入る時、提示を義務化していますが、この辺は、実に柔軟性があり、コロナは、過去の出来事、という印象が充満しているローマなのでした。帰りのスペインバラハス空港は、ほとんどフリーパス。これでいいのだと赤塚不二夫が微笑かけていました。

イギリスにしろ、イタリアにしろ、コロナはもう過去のものという印象操作で、政府は、目隠し作戦に出ていますが、実際のところどうなんでしょうか。

帰国は、朝いちばんにもかかわらず、飛行機は、すし詰め状態で、マスク着用とはいえ、FFPのマスクを使用するわけでもなく、ただただファッションマスクが、当たり前、ワクチンが済んだからとはいえ、2回ワクチンしてコロナに罹患している人もちらほら見られるし、ワクチン崇拝理論も100パセントとは言えませんので、マスク着用は、今年いっぱいは、もちろんのこと、来年の春先までは、まだまだコロナ時代ということで、うがい、手洗い、マスク着用は、必要と思われます。

特にイギリス人のはしゃぎようは、もう異常としか言えません。結構、マスク着用を実践している国として、スパインは、トップクラスかもしれません。イギリス人は、紳士のイメージが、特に日本にはありますが、サッカーのベッカーの如し、入れ墨バンバンの国ですので、結構、排他的で白人主義満々で、実は、気候の如し,暗い国という感じを私は持っていますが、どうなんでしょうか。

結論から言うとEU圏内の旅行は、比較的簡単のようですが,EU外の旅行は、どうなんでしょうか、私みたいな、スマートフォンの使い方が初心者の人間は、結構ドキドキの旅行が待っているのかもしれません。

この1年半の間、世の中の価値判断は、100パーセント変わりました。人間の心の変化も見逃せません。ただ、大半の人は、この波にどう乗り切るかを試行錯誤していると思います。ただ無理して頑張らずに、置いてきぼりを食って生きるさまも、それはそれでいいんじゃないかと私は思っています。踏ん切りがついて商売を廃業したり、いらないごみをバリバリ捨てたり、結局は、価値観が変われば、生き様が変わるという真実を突き付けられて、この辺で、おわとがよろしいようでと、引っ込むのもしゃれてるのかもしれません。

2021年10月7日
by 小野田
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秋の夜にふと反省

スペインは、8月が終わると、がらーっとそして急激に寒さが増してきます。日本のように穏やかに、夏そして秋といった移行がないので、体には、少々きついかもしれません。日本の四季が体にしみこんでいる日本生まれの移住者の身体には、結構ダメージがあるようです。

夏は、サンダルで,肩を露出して、冷房ガンガン何のそのの、スペインの女性は、こんな気候を屁とも思っていないようです。体が根本的に違うのです。日本の四季のはっきりした気候は、日本人の顔のしわも、体の衰えも、ゆっくり進行していくという利点があるようです。えー70歳、エー80なんて日本人は、結構若く見えるものです。それに比べてヨーロッパ人は、老けが急激に来ます。顔が、はっきりした顔立ちですので、確かに20歳代は、きれいなんだけれど、30代後半から急激に体にガタが来るのか、水分が消失した顔は、ほうれい線を筆頭に首の皺、目じり痛々しくふけてゆきます。日本の、テレビ活躍しているハーフのお嬢さんなんか、赤ん坊を産んだら、もう、太るは、老けるで、悲惨でしょうに。

ここMadridのおじさんおばさんは、つえを突きだすのが、結構早い時期から始まります。仙骨の傾斜が、激しく腰椎に負担が来るのはもちろんのこと股関節に負担が来て人工の股関節を装着している人も沢山いるようです。あんだけ乳製品を取っているのに骨がボロボロという結果を見て、乳製品と骨の強さは何も関係がないようです。それを言ったら、酪農が、すたれますので、チーズをもりもり食う国々の農林省は、つらい立場のようです。うちらの年代は、森永牛乳の時代で育った人間だから、何とも言えないけれども、これだけ骨がクリスタルで例えられるヨーロッパにいる私としては、まさに乳製品の骨造りには、どうも賛成できません。

それでも、アメリカ産の小麦とか、牛肉よりは、いいんだろうけど、コカ・コーラをいまさら悪く言わないように世界の流れに逆らっても、もうどうしようもないようです。電磁波をあれだけたたいたマスコミも、今じゃ何も言わないように世間は、そんな風に出来上がっているのです。

日本のコロナだって元凶は、医師会の利権保護なのに、自民党は、献金と組織票を考えれば何も言えない、このおそ松君ですので、マ―しょうがない世の中なのでした。

ちょっと話がずれましたが、元に戻って、私の年の人がもう杖を突いておたおたしている現実がここにあります。アリとキリギリス、こんな感じなのでした。

食べ物の豊富さと健康情報の発信の頻度は、やはり日本が、世界一のようです。テレビで、これでもかと、健康に関した番組を流していますが、これは、これで、知識を増やすということで、誠にいいことなのでした。ヨーロッパではこの手の情報は、イマイチで、昔昔のおいしいトマトは、もう永遠に帰ってきません。それでも、スペインの田舎に行くとおいしい野菜や肉を食べることは可能です。しかしマドリッドでは、卵も、野菜も、果物も無農薬で買おうとするとやはり難儀します。ドイツあたりはいいらしいけど、どうなんでしょう。

前回記した劇症アレルギィ‐(アナフラキシー) 。パッチテストで、医者が、言うには、エビを食べたというけど、どうもそのエビの育て方に問題があったんじゃないかといっていました。おそらく養殖のエビでホルモン満載のエサで、そのエビ食べて体の中で、化学反応を起こしたんだろうとの見解でした。あのプリンとした触感は、確かに異常でした。新発売のカップラーメン日清ではなく、名無しの中国製だったことは、何を意味しているのだろう。