霊気

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霊気療法がヨーロッパで暴れまわっています。暴れまわっているという意味は、たくさんのグループが(霊気連合、霊気協会、霊気友の会ETC。あるはあるは、ハワイ霊気。インド霊気、)ヨーロッパ中で講習を開いて金儲けをしています。

気の世界を学ぶものが一日の講習で霊気1の認定書。二日で講習料を少々あげて霊気2の認定書。先生になるためには、お幾ら、お払いすればよろしいんでしょうか。マスターになって、今までの学費を生徒をGETして取り返そうなんて考えれば、もうめちゃめちゃですよね。気の世界が西欧人は好きなんです。ただ私は否定はしません、気の存在を。10年真面目に指圧に励めば、かなりの割合で気を感じることと、気の動き位は理解できる様になります。でもセンスの無い奴は何年やっても無理ですけど。毎日毎日、気を意識して臨床に臨み、感じることを肯定して自然体で仕事に励めば20000時間の法則で何とか感じるようにはなるはずです。

否定から入るとすべてが負に終わります。賛否はあります、もちろん経験からの意見ですが、経絡上の気の動きも肯定します。しかし金を払って認定書を壁に掛けてなりきり人をだますのは、私は嫌いを通り越して昔の新興宗教の勧誘を思い出します。

しかし本物もいるんです。霊気の大先生を2人個人的に知っています。この2人とよく飯を食うのですが、一切治療の話をしたことがありません。本物か偽物かは、何もいわなくてもわかりますよね。数がものを言う民主主義は時々間違いを犯します。

スペインの国立病院で看護婦が霊気の講習会を義務的に受けさせられてがん患者に手当をしています。その講習の先生はれっきとした医者です。10年前指圧の講習にも出席していたのを覚えています。妙に軽い感じで私の気が要注意人物と発していた輩です。職人には理解できない政治のにおいがプンプンです。これを書くと霊気はそうじゃないと反論の渦に巻き込まれるかもしれません。しかし霊気の胡散臭さは、ヨーロッパで大分匂いだしている事実だけはお伝えしておきます。

もちろん現代にはびこるメンタル的な疾患に手当ては最良の治療です。腰痛の治療よりメンタル的ストレス疾患がはびこり出したスペイン、私も袴を着用してのそりのそりと、しゃしゃりでる手当ての大先生になりますかね。

2 Comments

  1. 西欧の人が気の世界を好きだなんて知らなかった、というか、思ってもみなかったです。
    気の世界がそんなにグローバルなものなんだと。
    日本の西野流に元夫が独身時代、通っていました(笑)

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