スペインにいると言うことで、友達の友達が来ます。親戚の知り合いがきます。まったく会ったことがない様な人をアテンドしなければならないことがよくあります。私は忙しいと言うことで、息子を飛行場まで迎えに行かせるときもあります。最低限のことは、やることを心がけています。
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それではホテルまで、送迎。もういいだろう。帰り際、夕食はどこがいいですか。もう勘弁ですよね。
こんなことがしょっちゅうあるから、息子たちが、日本とか他の国の知り合いを訪ねるときは、最低限ののマナーを口を酸っぱく言って聞かせます。相手にも生活がある、生活を崩させない。相手に頼らない。用が済んだらさっさと帰る。何かあった時の最終連絡先として利用する。こんなの常識と息子たちは思っている様です。ここの差が村意識の人と国際人の違いかもしれません。
スペイン人も、もそうなんですけど世話になって手紙一本よこさない人いますよね。心で思っているんなら態度で示せです。この手紙が、いつ何時また世話になるかわからない世間です。継続です。感謝です。年賀でも暑中見舞いでもなんでもいいんです。継続なんです。この気持ちがない人はダメですね。
何しろそんな人は利用することばかり考えているんです。ここに家庭の教育、しつけが見えてくるのです。子供は親の鏡ですので、せこい夫婦の子供はやはり、せこい大人になるのです。何か贈呈論が、しつけの方まで広がりましたが。要は物をあげるという簡単なことでも相手が一体何を持っていけば喜んでいただけるかを考えるだけだも良い勉強になります。その一つ一つの積み重ねが謙虚ではあるが、それ故に輝きのある人物を作るというまったくもって安倍政権が喜ぶ I LOVE 日本人論 でした。じゃんじゃん。
プレゼント番外編
2014年4月6日 | 0 comments