どちらかというと、治療が好きで教える方は、今もって好きになれません。ただ入り込むと夢中になる性格で結構教え方に工夫を凝らしますが今もって好きにはなれません。一昔前は、厳しい教え方をしていましたが、生徒がみんな逃げちゃった時代があり、今は年を取ったせいか我慢、我慢の教え方を実践、俗にいう褒め殺しで生徒の実力を伸ばす作戦に変えて、茂も丸くなったと古い生徒が半分あきれてひっくりかえっています。
褒める教育は、ヨーロッパの主流であり一様の成果を出していますが、日本と同じように父兄の勘違いで、甘やかすことと、褒めて教育することの意味をなんか勘違いして、根本的に勉強しないで、怠け癖が付き、教室で他の生徒に迷惑を掛けたり、同類のアホがグループを作り、先生を困らせることさえも、学校のせいにする親御さん(PTA)がいてそんな父兄に手も足も出ない学校がここスペインでも出てきています。特に公立では、そんな父兄がたくさんいて先生も何かあると首や減給が怖いので見て見ぬふりの教育が、学校を悲惨なものに変えつつ実態も、ヨーロッパでは確かに観られます。また移民の生活苦の家族の子弟がやはり公立の学校に行きますので、あまりにも、差別に敏感な空気も間々にありますので、先生も言動を慎むようになり、思い切った教育などできるはずもなしが実態のようです。
そんなこともあり衣食の足りた家族は、私立の厳格な学校に入れることを好みます。私の子供は、これからは英語位できないと、という親心でイギリス系の学校に高校までいかせましたが、勉強は全部ネイチャーの英語での授業でしたので世界観が広がったことは確かで、クラスメートもいろんな国からきた子供たちでしたので、頭が柔らかい時に、いろんな国の生活習慣を友達を通じて培ったので、それだけは誰にも負けない財産になっていると思っています。教育だけは、金を惜しむなという私のおやじおふくろの訓を実践しましたのでそれだけは息子たちに感謝されて当然と思っているのですが、どうもどうもの世の中です。
ただ、国立のバレイや音楽関係、サッカーやバスケット、テニスのクラブなどは、素質のある子供たちを集めて、ビシビシやっています。どんどんふるいにかけてどんどん落として50人でスタートしたのが最後は5,6人と言った英才教育を国とクラブが絡み合ってやっています。この辺は、飴と鞭をうまく使い分けてプロを養成しているのがヨーロッパ形式です。出来るやつを集めてその中から更に選択して養成していくこの方が、一見難しいように見えますが簡単です。10人いてその中の1,2割をうまく育てるわけですから。
しかし私たち指圧の世界は、10人いたら本当のプロはやはり3割程度、すなわち3,4人をプロとして養成、後は、捨てちゃうんじゃなく指圧のファンとして家族のための指圧、自己管理として自己指圧をマスター等々、広く世の中に浸透させるための層を広げることが重要な教育です。その辺の奥の深さが指圧にはあるんです。そこに予防医学としての定義の確立が急務だとの意見が出てくるわけです。この辺、の奥の深さが、わかると教えることの楽しさが出てくるのでしょうが、やっぱ患者に接している時の充実感が指圧のだいご味と解釈する私。一生一指圧師でよかとよ。
2014年8月19日 at 9:37 AM
日本の教え方は型を重視します。型,型で明け暮れます。平均的なアップにつながりますが、天才が出てきません。ヨーロッパは、基礎の重視は当たり前ですが、後は生徒の創作力を伸ばす指導をします。基礎さえあれば、後はどんどん伸びろが、ヨーロッパの考え方です。ただ基礎をおろそかにして、エゴむき出しの輩がいます。こんな奴はいつかは消えると無視してはいけません。叩きます。潰します。こんな輩がスペインには沢山います。日本の常識を、異国で逆手にとって生きてるやつがいます。結構そんな奴に限って嫁さんが日本人だったりして、えせ日本大好きが、日本人は弱いから。
2015年10月7日 at 12:18 PM
素直さが一番だとは思いますが、教えておられて、
やはり、素質(センス)を持っている生徒さんが、ものになりますか?
2015年10月7日 at 8:14 PM
センスにおぼれなければ、やはりセンスは大切です。