先週の火曜日にヤバくなって早一週間、大腸をコロンスコープで見てもらって異常なし、それではということで、昨日、胃腸器科の先生に診てもらいました。(誰かが言っていたけど年取って、一番のストレスは病気になって予約やら診察で時間を取られちゃうことと、裁判の渦に偶然巻き込まれちゃって、これまた晩年の貴重な時間を取られることが精神的ストレスを生み寿命を削る。まさにその通りですね。)
ローマの指圧大会は行けなかったし、診察で、時間を取られるしなんて生意気なことを思ったりして、この年になれば何でもアリです。すべての工程の流れに今日が無事だったことを感謝しなければならないのです。喉下(のどもと)過ぎても謙虚であれ、なのです。
その先生が、また日本びいきのスペイン人で丁寧な診察をしていただきました。ドクターはまず救急で受けた診察過程をコンピューターから引出し、病歴、そして常用薬の名前を聞いてきました。下(直腸、大腸))が問題なければ上だろうと明快に言うのでした。私を仰臥にさせて腹診を始めました。ここなんです、触ってくれる、このことだけで患者は安心するのです。膝が悪くて医者に行き、顔も見ないで問診、痛い所の触診もしないで、レントゲンを撮りましょうじゃ、ちょっとねー。こんなところが実にたくさんありますが、国立病院などは、風邪ひいても救急で来る患者の渦ですから同情はしますね。
心臓手術をした人は、必ずと言ってよいほどアドリオという血液を凝固させない薬を処方されます。手術後一生飲まされる薬です。私も、昼に一錠必ず飲むのでした。夜は、コレステロールを抑える薬、朝は、よく解からない薬一錠。これは2年間続いている日課薬なのでした。疑いもなく飲んでいた薬です。このドクターは、このアドリオという薬が胃腸内のどこかに潰瘍を生じさせて出血を起こさせたのではないかと、仮説を立ててくれました。そしてアドリオという薬を、ほかの薬に変えて飲むように、そして胃腸内を保護する薬を飲むように処方する一方、ガストロスコープという口から管を入れて胃腸を見る検査の処方を書いてくれました。血液検査、麻酔科、ガストロスコープの順番が揃いました。今から血液検査のために明日の朝まで絶食が続きます。
ここ一週間の食事制限で、顎の崩れが取れてきました。いたって元気です。食わないことの快感が出てきました。ちなみに食ってない自分にスタッフが、フルーツは、必ず食事の前、後では意味がない、特にブドウが良し、前でも、後でいいのがブドウ、パイナップルは、特に肉を食べた後にどうぞー。と教えてくれました。後は玉ねぎどんどん食って完璧かー。食わないで寝ると朝気分がいいと、久しぶりの独り言でした。