体調の方がいまいちで、ローマの大会をドタキャンした身で次の週にルーマニアのブカレストで指圧を教えている写真がFACEBOOKの載っちゃったら、あいつ仮病だったんじゃないかと疑いを掛けられそうな気もしましたが、これは、一年前からの予約で代わりの人が行っても少々重荷な仕事ですので,大将みずからの出陣と相成りました。
ルーマニアというと、私らの年代は間違いなくコマネチ、あのビートたけしのおじさんギャグに発想が行くのでした。また1989年の革命で長年独裁政権を取っていたチャウシェスク首相が夫婦ともども逃げ遅れ、リンチ裁判にかけられて死刑になったのをテレビでみたのを今でも思い出すことができます。ルーマニアはバルカン半島の北にある国で人口は約2000万人首都はブカレストです。
スペインでのルーマニアの印象は最悪極めるの一言に尽きます。レストラン、たばこや、銀行もうあらゆるところに座っているジプシーぽい長いスカートのおばさんのほとんどがルーマニア人です。スーパーマーケットの荷物車を引きづり、ごみのコンテナをあさっているのも、これまたルーマニアのおじさん軍団です。
地下鉄、バスで日本人をカモにしているのもこれまたルマノです。泥棒さんもルマノ。まあ評判悪いですね。かといってスペインに溢れるルーマニア人、まじめに働いている人もたくさんいるのです。この前,新学校をリフォームしたのは、ルーマニア人のグループでした。きれいな仕事をしてくれました。駐車場のお兄さんたちも然り、彼らに言わせるとあれはルーマニアのジプシーであり俺たちとは全く違う人種だと言っています。聞くところによると本国でのルーマニア人の所得は、大変低く月300€(約40000円)ぐらいで物価上昇の折、かなりきつい生活を余儀なくさせるためのスペインへの出稼ぎだそうです。個人的には、きれいなおねいちゃんの宝庫とのことですし、トマトがまだ本物だよと飯の旨さを宣伝されるとがぜん行く気満々で出発しました。息子の一生が今回の仕切り役、そしてスタッフの鈴木先生の3人の珍道中が始まるのでした。