タロム航空という日本で言えばJAL ,スペインで言えばIberiaに当たる半民,半官のルーマニアの飛行機でマドリッドから3時間半の飛行であっという間に到着です。行きも帰りも、税関員がスタンプを押します。ルーマニアはとうの昔にEU加盟の国と解釈していたのですが、お金もLEU(レウ)です。ただ車のプレートには、EUのマークがあったので、段階的な準加盟国なのかと思うのですが、思考はここまでで、マー、イイヤーで一件落着。
オルガナイザーのルシアン先生が待っているはずなのにきません。待つこと30分、実は彼の家はブカレストから車で3時間の距離がある地方都市なので、まったくもって彼は右も左も、とうしろのお登さんなのでした。さー車で、ホテルまで3人の荷物をどうにか納めて空港を後にして、いざホテルをめざして出発です。
空港から30分位で首都ブカレストの真ん中に到着と考えていた私たちは、なんと2時間もかかってホテルに到着したのでした。ルシアン先生、地元車DACIAにナヴィゲーターを付けて颯爽と登場したのですが、そのナビゲーターがやばい代物で、2時間の車の旅を満喫したのでした。
鈴木先生、頭をかしげて先生ここもうさっき通りませんでしたか、の連発で、自分もおかしいと思っていたのですが,おう様によしよしの心境でパスしたのでした。
案の定、正直ルシアン先生、後で頭を下げて言い訳無し。ここでスペイン人と比較した私にルーマニア人の潔さが好印象として残りました。スペイン人だったらああでもない、こうでもないの言い訳の連発です。さすが合気道を長年習っている日本つうのルシアン先生です。
たった4日間の滞在でしたが、ルーマニアは親日国印象大でした。
かっこよかったのは、無理してルシアン先生、ヒルトン系のホテルを予約してくれたのですが、正面玄関にちょっと年代物のDACIAを横付けしたときにポターの目が一瞬、えーと物語ったのを私は見逃しませんでした。そこらじゅうベンツ車の中、やはりDACIAは目立ちましたねー。
なんとルシアン先生、ホテルに充分なお金をかけてくれました。、正直、2つ星ぐらいでOKの私たちに、最初からガツンとサプライズをくれました。空港、道路そしてホテル、貧乏国を想像していた私たちは、少なくともルーマニアの第一印象は、結構いい生活をしている人もいるんだあーそのものでした。