マッサンに乾杯

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スペインに来たのが1984年なので今年が2014年と言うことでやっとこさの在西30年になります。90年代のスペインバブルの時代も見てきたし、前回の政権の社会党サパテロ首相のお馬鹿さんの滅茶苦茶ぶりも見てきたし、今またどういうわけかユーロが上がって円が1ユーロ150円台に上り詰める今日この頃の不気味さも体験してるし、良い時と最悪のスペインの両極を肌で体験できた誠にラッキーな私なのでした。

 そのスペインの時代時代のバイブレーションの波に、指圧と共にサーフィンの如く今迄どうにか振り落とされずに乗っかってきたので、今更なにを言われても結構しぶとくやってきたことは確かなようです。外国に来て最初の意志を忘れたのか、忘れたふりをしているのか結構流されてる根なし根性なしが結構いて、日本人レストランのウエーターとか日本人旅行者を飛行場からホテルまで、送り迎えの仕事をして、小遣いを稼いでいる輩がいたりで、目的を持たないで、ただただ外国で無駄な日々を消費している日本人のお兄ちゃんやおねいちゃんがうじゃうじゃ世界中に結構いるわけです。
 またサラマンカあたりの地方都市に留学してスペイン語を勉強しているんだといっては、日本から送金させて遊びまくっている自称学生さんも結構いるわけで、そんなお馬鹿さんに比べたら土曜、日曜も治療所に入りびたりで指圧道に励む私は、結構やるじゃんの部類に入るのではないかと一人思うのですが。嫁さんの評価は至って低くもういい加減に指圧にかける時間を旅行とか違うところで使ったらと、いつもガンガン言われている私なのでした。
 娘に言わせるとパパ、スペイン人と結婚したら半年も、持たないね、の一言で私の半生を評価されるカルカルの私なのでした。
 そうなのです。スペインのカップルは、嫁さんがメチャ強くて、いつもコントロールの元で成り立っているのでした。週末は、家族のためのものです。仕事のことはすべて忘れて嫁さんのために子供のためにせっせと小まめに動き回るのが典型なのでした。
 そんな訳で、NHKのテレビ小説まっさんなどは、もう理想の嫁さんNO1なのであり仕事に賭ける旦那の夢をかなえるために奔走する等、スペインにはあり得ない小説なのでした。ただドイツ人、イギリス人と結婚すると、うまく歯車が、かみ合うのかもしれませんがスペイン人のおねえちゃんと結婚した日本人の仕事人は大体失敗してますね。反対に日本で相手が見つけられなくて何となくスペインに来た様なちょっと変わった気性の激しい日本のおねえさんは、スペイン人の気の弱そうな男と一緒になり気合を入れて引っ張って、うまくいっている夫婦が多いみたいです。夫婦とは摩訶不思議なのでそんな感じでいいのかもしれません。犬だっていろんな種類があり飼い主もいろんな傾向があるので、ブスとか美人の価値観はあちらにおいといてのお話です。その手の人がみんなブスとかそんな次元の低いお話になる前に御後がよろしいようで。それにしてもあの朝のテレビ小説に出てくる外人さん、やっぱりプロが選ぶんでしょうね。回を増すごとに輝きが出てきています。素晴らしい役者ですね。選んだプロの決断にあらためて敬意をお送りいたします。

2 Comments

  1. 小野田先生、おもしろいですね
    臆面もなく、“ブス” “ブス” 仰りますね
    元来、お口がお悪い(笑)
    正直で結構です(笑)

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