餅つき大会はビッグイベントなのだ。

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スペインのマドリッドに早何年、同胞と群れないを基本方針の自分ではあるのですが、どういうわけか、日本人会のイベントである餅つき大会の実行委員長をここ何年か見事に張っています。日本人会の2大イベントとして夏の盆踊り、新春の餅つき大会があります。どちらも毎年一回のイベントでスペイン人の日本オタクには、なくてはならないビッグイベントになっているようです。

 今回の餅つき大会は第24回目を迎え、昨年の大殺界が終わった自分としては厄払いの絶好のチャンスでした。張り切って、いやでも自分の身体に対して鞭打ちまだまだやれるじゃんの刻印を押すために今回は気合を入れて臨みました。市内からハイウエー(コルーニャ街道)で9km地点を下りると昔の伯爵が所有していた別荘をイベント会場にした建物(名称モニコ)が今回の会場です。
 その広々とした会場を一日借りての餅つき大会です。一回の使用料が約100万円のビッグイベントなのです。毎年の恒例行事として午後一時から夕方四時までの三時間のイベントで約1000人の入場者を有します。1000人の入場者に対して約200人の奉仕団が各セクションのベテランの担当者のもとで戦場の如く働くわけです。セクション別に説明すると日本食のパック売りのサロン。習字でスペイン語の名前を漢字で短冊に書いてほーとお互い喜ぶサロン。下の台所で約100㎏のもち米をふかしてミンチに3回ほどとうして、餅状にし、あんこ、黄粉、あべかわに加工してパック詰め、このセクションが一番大変で朝の8時から100kgの餅米を餅として販売品にするまで商社の奥様、大使館員の奥様、地元の奥様と計40人ぐらいの奉仕員が入り混じっての戦闘が果てしなく続くわけです。
本会場では、鏡開き、餅つきのデモ、獅子舞、二人羽織りなど、まースペイン人から見たら不思議の世界、どこで笑っていいかわからない世界に引き込まれるわけです。ご安心ください。大体の入場者がオタク日本大好き人間ですから受けること受ける事。今回の特別デモは少林寺拳法の演部でした。関節技は相変わらず痛そうでした。学生の頃あんな痛そうなことをやっていた時期がありましたが今やったら間違いなくポックリ(心筋梗塞)であの世行きです。指圧のデモも参加させてもらいました。総勢18人のぴちぴちの指圧学校の学生さん達が覚えたての座位指圧で健闘しました。
 スペイン人のイベント好きもあってか指圧の学生さんは楽しそうにデモを行っていました。こちらとしては日本食のパックを仰山買って食べてもらいましたので、日本食文化の普及にも貢献したわけです。今では、車やハイテク、色色な所にメードインジャパンの品物があふれかえっていますが、漫画文化、化け物衣装、日本食、どれもが日本から発信した素晴らしい文化だと改めて感じる次第です。
また外国に住む日本人のまじめな姿が、日本製のイメージをあげているのは確かで、日本人はどこに行っても歓迎される姿は、こんなアクションを普通の日本人がごくごく普通に自然体でやっている日々の積み重ねなんだなーとまたまた感じいった次第です。世界各国の犯罪歴に日本人はごくごくまれに載ってているだけという事実があります。犯罪歴外国人第一位は、第二位は、想像すればすぐに解るはずです。
 話がやばい方向にそれだしましたので是にて一件落着。今年もよろしくお願いいたします。

2 Comments

  1. 遅ればせながらあけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
    昔スペイン人の知人女性が「日本人の餅つき大会で餅を食べたけど、餅って飲み込むタイミングが分かんないわ!」と言っていたのを思い出しました。
    今年はお互い、いい年になるといいですね。ちなみに私の今年の目標は「節約」でしたが、年始から公私ともに出費が続き、すでに諦めそうです(^_^)

  2. 餅は、外国人は苦手かもしれません。大福がどうもというスペイン人も大分います。あんこがどうもらしいです。逆に臭いチーズに慣れた西洋人は、納豆がうまいと唸るオタクも見かけます。特にスペイン人は蛸は食う、米は食う、和牛大好き、車はトヨタ、日産、その上、漫画文化と化け物衣装。日本大好き人がたくさんいます。やはりどこかの国(アジアの大国)とは違うぞーは、何も言わないけどヨーロッパ人はわかっています。あの国の人が、唾をぱっぱ路上で飛ばそうが、服装が成金だろうが、車がベンツだろうが、金があることは事実です。しかしにわか成金の田舎者の脱皮には、まだまだ時間がかかりますね。特にヨーロッパ人は、教養を金より重視しますから。

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