ご冥福

| 0 comments

JSTVという日本語放送が観れるチャンネルがあります。主にNHKの放送が主なんですけどスペイン語よりいいだろうと思って契約しています。今日の夜中に何気なくむっと起きてテレビをつけると拘束されていたジャーナリストの後藤さんが殺害された模様というNHKのニュースが流れていました。

 朝7時台のニュースで同じような画面が繰り返し流れていました。このニュースを見てもう世界中どこの国に居てもいつ何時知らないお兄ちゃんたちがワーと来ていつの間にか車に入れられて、目隠しされて何が何だか解らない間にyoutubeなんかに出されて誘拐した、身代金を払わないと殺すぞなんていうドラマが起こり得る可能性が現実に出てきました。誠にどこにいても起こり得る世界になりました。世界に発信、それも同時発信です。ヤバイ世の中になったものです。もっと現実を帯びてきたのは、平和の日本、戦後70年戦争の無い国日本の、日本人が砂漠の地で2人も殺されてしまった事実です。誘拐されて膝まづかされて、そしてその場面を世界中の人が見て殺人軍団は、俺たちの言うことを聞かないとこうなると叫んでいるのです。これはもう常識外の出来事なのです。捕虜を無抵抗の平和の国の一市民をナイフで殺しちゃうなんてこれはもう人間のすることじゃありません。憤りを感じるどころか、世界の終末さえも感じる出来事でした。
それにしても日本政府の対応のお粗末さ、スペインの政治家なんて三枚舌を駆使して自国民のためならなんだってやりますから、国民は兎に角、マスコミもこれも大人で余計な詮索はなし、なんか変だなと思ってもこれで一件落着が多いのがこの国です。確かにマイナス面もありますが、いいんじゃないの一言で終わらせる度量もたまには必要なのかもしれません。
 中東に詳しい人、中東専門の学者さんがコメントしてましたが、当たり障りのないコメントで笑っちゃいましたね。マー断定を避けるコメントが長生きの秘訣なんでしょうが、そんなら出ない方がいいんじゃないかい。安倍さんも慣れてないもんで同じ言葉の繰り返し、金持ちケンカをしないの一点張りで、堂々とお金で解決する方法ももあったのかもしれませんがすべてが後の祭りになりました。
 アメリカにしても、助けるんだったら覚悟を決めて最後の最後まで面倒を見なければいかんでしょ。みんな中途はんぱな撤退じゃないですか。その国で生きてるやつにしてみれば、たとえ独裁の野郎が君臨していても、ちょっとの我慢さえすれば生きていける方がいいんじゃ無いかな、宗教がらみ、部族がらみは、外様の入り得る余地などありません。複雑怪奇の世界なのですから、世界の常識のルールが当てはまらない国の干渉は、覚悟を決めないと泥沼に入り込むという教訓は、アメリカを観ればわかるはずなんですが。日本人の平和ボケが、少しは解消できる良い機会なのかもしれません。エゴになっても家族を守る最低限の覚悟を持つ、極楽スペインに住むおじさんも妙に緊張しだした今日この頃でした。
 拘束され無念にも殺された勇気あるお二人のジャーナリストの日本人のご冥福を改めてお祈りいたします。この教訓を無にさせないためにも、、、、、、。

コメントを残す

Required fields are marked *.