都会伝説(スペインバージョン)

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 うちの娘が、スペイン人これおかしのよねと自問自答している姿を良くみます。
 例えば、スペイン人は、道を聞くとか、疑問があるときに、誰彼構わずに問いかけてきます。私なども顔がフィリピン系の顔なんですが、少なくても誰が見てもスペイン人の典型的な顔ではありません。そんな私が家路を急いでいると確かによく道を聞かれたりします。車で信号待ちしていると隣の車が窓を開けて何々街道はどういったらいいなどと、確かにしょっちゅう聞かれます。

日本人が、道に迷ったら道を聞くのに人を選びますよね。スペイン人は人を選びません。近くにいる人に誰彼を問わずに問いかけてきます。ある人が、スペイン人は差別意識がないからだと自慢げに言っていました。またある人は、みんな田舎者で人を選ぶという余裕などなく、ただただ何も考えずに隣の人に聞いちゅうんだよと、ちょっと寂しげに答えてくれました。ただ一つ言えることは、自国語であるスペイン語が世界中で通じるんだと,えばっていたおばさんを見たことがあるので、その点の徹底した教育が不足しているのかもしれません。
一般にスペイン語と言いますが、カタルーニャ(バルセロナ)地方ではカタラン語、バスク地方ではバスク語、ヴァレンシア地方ではヴァレンシア語と何か歴史が入り込んでいて私たち外人にはちょっと、はてなの所がいたるところにあります。
 だからと言って英語がみんなできるかというとこれも疑問で、スペイン語必修の国のようです。
また娘の話なんですがこのテーマの続きで、ある時彼女が文房具が必要で中国系の店に言ったら急にお客のスペイン人が彼女に近寄ってきて、そのお客さん、何か袋に入っている品物を娘に見せて使い方を説明しろと言ったようです。娘はそのお客さんに、私はこの店の従業員ではないと言ったそうです。そしたらそのおばさんが、そんなのわかっている私は今眼鏡がないのであなたに読んでほしいと言い返したそうです。娘はしかたなく説明書きを読んであげたそうです。娘はなんで私に聞くんだ、スペイン人がいっぱいいるのにと、ちょっとむかついたそうです。そうなんです。スペイン人は、誰だっていいのです。
 なんだかよく分からないスペイン人のおばあちゃんに何か聞かれたらあなたならどうしますか。そうなんです。私も道を聞くときがあります。スペイン人は知らないと言いません。教えてくれるんです。たとえ知らなくても。解らなければわからないと言えばいいのにそんなことで、スペイン人でさえも、そこのところの事情を知っているので、ありがとうと言っては、また誰かに聞いてますね。道や目的場所、外人の方がよく知っているかもしれません。
 スペイン人は方向感覚音痴、味音痴で有名ですから。ところでなんでスペイン人の板前が世界に出て活躍しているのだろう。なんで料理番組が流行り若いコックが一緒前に御託を並べているのだろう。世界的な、流行なのかは知りませんが。しかしスペイン人の味音痴は超有名な話なんですが。
 あと一つスペイン人は夜、車に乗ってライトを付け忘れて車を乗っていると必ずかならず誰かが、手合図で教えてくれます。これは100パーセントの確率で教えてくれます。親切心はいっぱい、ようしてくれる国民ですわ。住みやすいことは保証します。

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