回る回るよ

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昨日、日本のテレビ(NHK.イギリスにある日本人向けの衛星放送)で牛肉争奪戦のレポートの番組があり興味深く見させていただきました。何で牛丼の価格を上げざるを得ないかという一般庶民の問題が実は世界の動きと関係があるという番組でした。
 要は中国人が裕福になり牛肉をうまいうまいと食べるようになりオーストラリアあたりの卸の牛肉の商社が中国は丸々4分の1頭の塊を買うというのでリスクが少なく吐き出しやすいというのでみんな中国に牛肉を売っちゃう、サー困った日本という番組でした。

 近年マグロも、もりもりということで、中国はまさに世界の胃袋です。その上、大豆が牛の飼料としての中国内でも消費があり65パーセントの消費される大豆をを中国外から輸入してまかなっているとのことです。日本も大豆は味噌.醤油と原料として欠かせない食品のひとつです。
 ここまでなら自由競争の世界です。商社間のしのぎです。やればの一言ですむのですが、アメリカの大豆は、遺伝子のあれですよね。日本で誰も見向きもしないあれですよね。あれヤバイから日本では消費しないんでしょ。それが中国が絡むとあれもこれもむちゃくちゃになるのです。遺伝子がらみの加工された大豆を牛が食べてその牛肉を消費するわけです。安くなければ食べないものなら、売れないものなら牛が何を食って成長しようが関係ないですよね。
 ハンバーグ店、牛丼屋の牛肉なんてこの程度の肉を使わないと成り立たないですよね。この辺のやばさを冷静に考えないといけません。
例えば、儲け優先の企業が政府にプレッシャーをかけていつの間にかやばい食品が家庭に届くといったルートが出来上がることが一番恐ろしいことと思いませんか。
 こちらのベジタリアンとよく話しをするんですが、福島の汚水が少しずつ海に流れているということは紛れも無い事実ですよね。地元の漁師が働けないと嘆いていますが、お魚さんのなかには回遊魚がたくさんいます。福島の海のお魚も同様です。何千キロを自由に泳いで成長している魚が、たくさん世界中を郵便配達同様に垂れ流しているわけです。冷静に考えれば、世界中のどこで漁獲された魚でもすでに危ないわけです。牛肉も彼らにしてみれば同じ理論です。
 要は安い食材は危険を伴うということです。貧乏人はやばいリスクを裕福者層より持っているということです。飲料水でさえもやばい世の中になりました。
 政府だってうそも方便、うそでもつかねば、世界中パニックになっちゃいますよね。そういえば映画、特に未来を題材にしたストーリーの映画、破壊された未来が大体ですよね。回る回るよ世界は回る、さて吉か凶かは、そのころは私はいないのでごきげんようさようなら。

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