マドリッド校の卒業式が、金曜日にありました。今回のJAPAN SHIATSU SCHOOL OF SPAIN の卒業生は20人でした。20人といっても、すべてを提出してクリアーしたのが6人ですので、14人は、居残りの勘定になります。実習の時間数か、卒業論文が結構めんどくさいようで、手間取っている生徒が何人もいます。1200時間の授業時間で3年生ですので、手間暇かけて生徒を育てている感じです。他人やうちの嫁さんから見れば、完全に道楽とみられています。
治療センターで汗を流して、そこで稼いだお金を、学校で消費しているのが現状です。日本のように学費をいただき、国から補助金までいただき、経営している学校とは程遠く、まったくもっておじさんのHobbyです。
まともな指圧とまともでない指圧があるとします、そしてまともでない指圧を習って、お金と時間を消費した人がいたとしたら誠に持って気の毒な人だと思います。そんな現実を見ちゃったからこそ、ザケンナとばかりに指圧学校を作って粋がっているのであって、まともな人が、まともな指圧をヨーロッパで教えていたら、もっと楽な人生が遅れたんじゃないかと今でも思っています。
ヨーロッパの指圧の歴史もなんやかんや言って50年の年月が流れました。ほとんどが、押さない指圧です。圧しても手掌部での指圧です。施術の姿勢が、妙にアマチアです。それでも、イタリアなどは、結構学校があってそれなりにやってるようです。ヨガや真向法的な存在で、治療とは程遠い人がやっています。
そんな先生のそれまた先生が、元ヨガを教えていた先生であったり元空手を教えていた先生であったり、見様見真似の先生が、日本人の顔を持っているという好条件に恵まれて、日本の健康本を買い集めて、指圧と称して教えちゃったり、アメリカあたりのサウナで働らいていたマッサージ日本青年が、3日で覚えた指圧を駆使して、ヨーロッパで教えたりして、まったくもって習った方は、いい迷惑で、その生徒が先生になったりして、マー軽いこと軽いこと、この現状を現実に見て、思わずザけんなよ,嘆いたために人生が変わった自分が、ここにいます。いいのか悪いのか.そんな粋がり一本で、ここまで突き進んだ自分がここにいます。
今でも、ユーヨークあたりからそのおっさんが、ヨーロッパに来てセミナーを開いては、嘘っぱちの指圧を教えているようです。スペインには、その人絶対に来ません。結構ヨーロッパでは通用しているようで、その人のファンも確かにいるようです。
マドリッドの卒業式の翌日、朝早くリスボンに飛んで、リスボンの分校の1日セミナーと卒業式を終了してトンボ帰りで、マドリッドに戻り、今週は、1週間のスペイン以外の国の人のためのスーパー指圧セミナーをマドリッドでやっています。チリ人、ブラジル人、アルゼンチン人、イタリア人,オーストラリア人すべてが、スペイン以外の人達で、10人ほどを相手に阿是指圧を伝授しています。
これが終われば、今期の教えが終了するようです。
食うための指圧を伝授することに全力を注いでいます。実際教えるということは、習うことで、教えることで、いい案が出てきたり、教えることで自分が勉強していると言えば,かっこいいのですが、実際、結構勉強になっています。好きだから続けられることで,しないでいられないことをし続けなさい(水木しげる)、の意味を噛みしめて来期の前進に向けて、この一週間のスパーセミナーが終わったら一休みする予定です。今年のMadridの夏は結構涼しいです。
2018年7月18日 at 1:57 PM
涼しいのか・・夜寝れるからいいですね
2018年7月18日 at 3:45 PM
8月になるとマドリッドは、車も少なく朝晩めっきり涼しくなります。7月も耐えられる気温です。