今回は、JALを帰国便にしたのでした。今思うと初めてのヨーロッパの旅は、もちろんアエロフロートが定番でした。学生さんにとっては、手ごろの値段ということで、本当に機内が寒い、この実感は、今でも残っていて、アエロのビジネスなら手に入るよといわれても、あのモスクワで一泊して、寒いホテルで、ボルシチュを切なくすすったあのインパクトが大きすぎて、ロシアの飛行機だけは乗りたくないというアレルギー的感情が今でもうずきます。
あの頃の学生さんは、パリまで大韓航空で、パリから寝台列車で、マドリッドまで、そして朝方たどり着くが、定番だったような気がします。春先のマドリッド郊外は,けしの花(アマポーレ)特に赤いアマポーレが咲き乱れていてそれがまた赤土に丁度マッチしていたのを思い出します。あの頃から何十年、疲れるからと周りのスタッフが気を使って、ビジネスを取ってくれるので使用しますが、機内で難なく眠れる自分は、どっちでもいいんですが、年に合った旅を理想とするスタッフたちの言うが如く動く習慣がついてしまったので、旅のだいご味、二の次の旅が普通になりました。南周りのヨーロッパ息は時間がかかる分、値段が安いが常識でしたが,エミレートやクエートあたりの飛行機が、安い、サービスが良い、座り具合が、いいなどのプラス要因をうたって、結構お客を獲得しているようです。サッカーチームレアルマドリッドのスポンサーだぞーと宣伝すれば、やはりお客も増えるわけなのでした。一頃、がちがちで、スーツケースの目方を厳しく監視していて、トラブルが始終の形相も減って、表面の笑顔は健在の航空会社が目立ち始めたようです。もともと機内のサービスは、イマイチのイベリア、目方の厳しい頃も、イベリアだけが、ちょっとの目方オーバーであってもケッコー甘アマだったイベリアの方針は、始終変わらず、さすが太っ腹のイベリアの貫禄は健在なのでした。
全日空は、昔から私との相性が悪く、カウンターでちょっちゅう、1㎏の目方の攻防を係員としたのを覚えています。表面だけの引きつり笑いが、妙に引っ掛かり、こちらも意地で、意地悪をしてやろうとの闘志に燃えて、無駄なあがきをカウンターでしたことが何回あったでしょう。全日空は、どうも私は、ごめんなさいで、やはり私は、JALを選びます。
イベリアをスペインにいる関係上、よく使用します。使用しても,CAのサービスなど初めから期待していません。気配りなどガキの頃から教育されていないので、お客と自分の関係があいまいです。気分を職業的意識で、消すことを訓練していませんので、誰がお客化もあいまいな会話が、よく見られます。やはり、長時間のフライトですと、うるさいくらいJALのCAは、通路を行ったり来たりしていますが、イベリアの機内は、できるだけ用を頼むなモードが充満しています。下手すると、CAが毛布をかぶって寝ている姿を何回も見たことがあります。起こしなさんな,起こすと機嫌が悪いぞーモードが充満しています。やはり天下のJAlと偏見充満おじさんコールが飛び交う春一番なのでした。