コペンハーゲンその2

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コペンハーゲンから電車で,スエーデンの第3の都市マルメ―に行けるという、30年前に旅行したという友達の推薦を受けて、ジャー本場のイケヤを見に行こうということで2日目の朝、いざ出陣、コペンハーゲン中央駅から電車で鈍行45分の旅に出たのでした。

30年前の推薦者、海の下のトンネルを抜けると、スエーデンと言っていたのですが、推薦者の勘違いか、私の聞き違いか、海上に建設された橋を延々とわたる列車なのでした。遠方の海上に並ぶ、風力発電の風車の穏やかな回転を見ながら、これはこれで、絶景のスポットに遭遇して、有頂天の人生を感じつつ、見てない所、行ってない所が、いっぱいあるけど何時まで元気でいられるんだろうと現実を見つめる自分がいたのでした。

そー言えば、親父とお袋60過ぎて、マドリッドに3回も来て、マー息子も、マドリッドというところで、何とかやってるなと安心したのか、あきれてものが言えなかったのかは疑問ですが、乗り継ぎで、JALのファミリーサービスに助けられながらも遠い異国に来てくれたあの頃を思い出すのでした。84年から2000年まで、移民の一世ちょっとブラジル当たりの腰の据わった本物の海外移住の民ではないのですが、何しろ働きました。朝の9時から夜の9時まで、夜は夜で出張治療ガンガンやりましたね。20000時間の法則、指腹の感覚が、超敏感になりツボが瞬時に見つけられるまで、無我夢中の時代を通過しました。そんな時代もあーったのねーの中島みゆきのあの歌そのものだったのです。

意外と近い国境越えなんですが、マルメ―は、こじんまりとした街で、これはこれで新婚旅行には、超ぐっとの街並みなのでした。カップルできたらいいねー、と感じながら散策するとワイワイガヤガヤ中国人の団体、いっぺんに現実に戻り、13億の人口の1割が金持ちの国、中国、1億3千万人すなわち日本の人口が大金持ちの国、ok ,使いなされ中国人、マナーが悪くても、お金を使うんで許されてるのをわかって使いなされと思いながら、アジアの同胞を眺める、妙に冷めた自分がいたのでした。

またムスラム系の顔隠しの色とりどりの布をまとった女子が目だったので、ここも移民で、もめてるなーが、第一印象でした。後で、治安がどうのこうのとネットに載っていましたが、この程度の雰囲気で、やばいのなら、スペインは絶対に住めないよと笑ってるおじさんがここにいたのでした。安全そのもののマルメ―なのでした。ただ夜間は、日帰り旅行なので知りません。

やばい所といっても、実際どの国にもあって、日本だって、山谷、西成、でも普通の人、その上、旅行者は、行くべきでないし、行く必要もないじゃん。やばい所に近づかない、行かない,ふれないが旅の鉄則で、あえて、やばい所に行って騒いでいるYOUTUBARさん達は、邪道の旅人で、もし仮に被害にあっても自業自得なのでした。旅人の仁義を忘れた輩は、痛い目にあった方がいいのであって、似非突っ張りの旅人、いざとなると領事館に飛び込んで助けを求めて、日本人の権利を主張する、こんなお惚(とぼけ)け日本人が後を絶たないとの独り言をどこかで聞いたことがあります。実際メキシコの高速道路から見える、山の傾斜のバラックこれなどは、警察も入らないだろうし、グアテマラの薬漬けのおじさんおばさんがいる地域なんか、地元民は絶対行かないし、マドリッドの郊外のある地域は、タクシーであそこに行ってと頼んでも、タクシーの運ちゃん3倍払っても行きません。結構、都市伝説によると外国でいなくなっている日本人の軽いの随分いるらしいとのことです。長く住んでいると有り得るな―が随分あります。

1、何しろ人が少ない、2、お土産屋が日本のようにわんさかない。お饅頭ファンの私には、寂しいことですが。3、宣伝の看板が極端に少ない。やはりこの辺が、ヨーロッパという感じで、優雅に散歩を満悦して、ちょっと疲れたらベンチで一休み、この辺が、何ともrich感を漂わせます。老後はこんな場所で、のんびりとと思うのが、一般的なんでしょうが、死ぬまでバタバタ、往生際悪く、生きたいタイプなので、2時間ほどうろつくと、もうその辺で、飯でもとレストラン探しに走る典型的な日本人なのでした。

日帰りの旅を終了、ホテルに戻って一休み、まだまだ時間はあるぞーということで、今度は、人魚姫を見る街散策に出発です。娘の誘導で、街をぶらぶら散策。

来ました。世界3大期待外れの像といわれている期待外れのコペンハーゲン人魚姫。どんだけ期待外れかを期待したのですが、等身大で、世の人が、がっかり感100パーセントで語り継がれる、ちっちゃい感は、まったくありませんでした。等身大で、よかったですよ。人魚姫がジャイアント馬場さんのように大きかったら逆におかしくありませんか。でも一つだけ難癖をつけるとしたら、顔だけが妙にブスというより、カサカサタイプで、更年期障害症状を呈していて、職業的観点から見るとどうもそこだけが気がかりでした。極端にごみは少なかったんですが、どこのでもありますねえ――。タバコの吸い殻こいつだけは、日本人のマナーを世界の民よ、見習わなくちゃー。

ベルギーのション弁小僧もその3大の一つですが、この小僧は、確かにちっちゃく正真正銘の期待外れでした。あと一つの期待外れは、忘れました。

たったの3日間の旅でしたが、嫁さん、娘、そして私、いつ何時のことを考慮すると行くと決めたら行っちゃう、やると決めたらやっちゃう、その意気込みがなくなったら終わり、まだまだ死なない、、、、、、、、、、、、

妙にリフレッシュを感じた小さな小さな国へ行った時の様子をつづったおじさんの夏休み宿題日記をご紹介しました。

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