自分の勘を信じろ その1

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アップルの創業者である,スチィーブロブスが自分の勘を信じろと言っていたけど、今時の携帯電話を使用しすぎている若者は、日に日に人間の持っている原始感覚がスマートフォン依存症により衰えているわけであります。この原始感覚は、野生の動物が自然界を生き抜く必須携帯条件なのでした。この勘があってこそ自然界を生き抜くことができるのでした。

どこに行きたい,はいアプリ、何が食いたいはいアプリこの習慣が、若者の日々の習慣になりつつあります。制作する側が悪なのか、それをすぐさま、なけなしのお金を使ってゲットして、新しいアプリを使いこなすことに満足感を感じるアホが悪いのか、それは判りませんが、いざとなった時、立ち往生した時、麻雀のパイをドキドキしながら捨てるとき、そりゃー確率の学問も必要かもしれませんが、自分自身が納得する解決方法は、やはり勘に頼ることではないでしょうか。この勘を磨くことが、私は、今を生き抜く最大の方法と私は、確信しています。

もう心臓の手術をして8年たちました。冠状動脈に若干のつまりがあることが判明してバイパス手術をしたのをうっかり忘れてた今日この頃です。もともとうちの家族は,癌系統の過程ではなく、循環器系で逝ってる家系ということは、家族歴を見れば、すんなり頷くことができるのでした。どちらかというと血圧が高め、血糖値も高め、中性脂肪も高め、痛風の元、尿酸高め、俗にいうメタボシンドロームおじさん家系なのでした。

モツの煮込みをガツガツ食う訳でもなく、ビールをガブガブ飲むわけでもなく、少数の人さまの贅沢には程遠い食生活なのにこの有様です。肝腎要の特に肝系統が弱い人が、こうなると東洋医学では言っています。まさに肝にストレスをバンバン当てる生活の報いともいえるのでした。一頃、俺は不死身と内心思っていた、あの頃のつけといえば、それまでなのですが、宿命であり,そして天命と思えば、それもいいのですが,勘をいつも鍛えていると結構、天命を全うできるかもしれないと思うことが、短い私の人生で、何回かあったことは確かです。

この商売を長年やっていると、人様の顔を見てはっと感じることが、ずいぶんあります。ガン末期の人、顔に完璧に気のない人、もうこの世におさらばという、気になる患者さんを施術することが、結構あります。こんな人を施術すると昔は、何かわからないけど、施術後、どーっと疲れが出て、時には、吐き気を催すことがありました。俗にいう気を受けるというのでしょうか。一生懸命の代償が良くありました。この頃は、ありません。なぜかというと気を使って施術をしないからです。このことは、前回のブログで書きました。時間はかかりましたが,気疲れ、気苦労をせずに施術がなんとなくできるようになってからは、楽をしているようで申し訳ない気分で施術をしていましたが、結構、結果を出していたと思います。

8年前も、胸にちょっとした圧迫感があり、動くと何か嫌な感じがして、何かあるなと直感しました。無理がたたり、体がガタガタこの言葉に尽きる時代でした。体の掃除をしなくちゃ絶対にやばいの確信。結構高い病院に2日がかりの健康診断のために入院してしたのですが、メタボ症候群は、診断できてもマーこの辺の検査結果が妥当な線ですと言われて終わりでした。

心臓を中心に検査してもこれといったヤバいにつながる結果は、出ませんでした。それでも、何かあるの確信的な直感を信じて、他の病院に行き検査してもらいました。そこの若い医者が、私の話を聞いて、それではと重い腰を上げてくれました。若い医者は経験がない分、素直さが残っているので、ベテランの裁きには見られない切れがあるのは確かです。ベテランは,過信の塊が、だんだん膨れ上がっていることに気が付かない場合が多いので、医者のベテランという言葉だけで信じるのは、確かに問題が時にはあるようです。この若いの時間をかけてスキャナーを駆使して動脈硬化による狭心症になりがちな場所をついに見つけてくれました。そして即刻、オペの処理で一命をとりとめたのでした。頑なに自分の勘を信じた結果の延命だったと今でもその若い医者に感謝しています。

ただ日本で、その頑固さで、病院で意地を張ったら、無視されるであろう雰囲気はまだ残っているようですね。医者は神様、神様に、逆らうことはご法度と日本の医学界は、まだまだ武見時代の亡霊に悩まされているようです。死ぬか生きるかの選択です。自分の勘を信じて、納得のいく治療を受けたいものです。

バイパス施術を受けて8年目を迎え、最初の2,3年は、食事にいやというほど注意して体をキープしていたのにいつの間にか、不摂生が普通になり、俺は不死身と慢心していた今日この頃、またもや自分の勘が働いて、体からの警告を感じて、いやな予感にさい悩まされていつもの医者のコンスルタにはせ参じると、やばいの一言。そうなんです。明日日本出発の予定のおじさん、暇そうにブログを書いているのです。やばいでっしょ、これ。続く。

 

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