スペインは、コロナウイリスの陽性患者数が、巷に増えています。外出禁止令が発令されて10日目、日に日に陽性患者が、増加の一歩をたどりスペイン国民は、疑心暗鬼の形相を現わし始めました。患者数が、アメリカに次いで第4位です。ヨーロッパ大会ではなく国際大会での4位です。これがスポーツの祭典なら喜べますが。コロナ患者の数では、お話になりません。毎日テレビでは、この手の情報が、流れています。
この1万人強が陽性患者の首都Madridでは、大きな大きなイベント会場(IFEMA)が、2,3日の間に病院になりました。良くいく、ショッピングセンターのパラシオデイエローが遺体安置所になりました。フランスでもそうらしいのですが、イエローというのは、黄色という意味ではなく、氷という意味で、このショッピングセンターには、アイススケートリンクがあるのです。アイススケートリンクを利用して、遺体を氷で冷やして保存しようと当局が考えた苦肉の策なのです。遺体を焼く施設が、混んでいて間に合わないので、一時的にここで、預かって、遺体を焼却する順番を待とうという事らしいのです。死亡をしても、感染症で死んだ人なので、身内のお別れもなくひっそりと霊きゅう車で、焼き場まで行くのだそうです。そしてひっそりと書類上処理されて、落ち着いたら書類にサインをして一件落着のようです。自分の家から、仮遺体安置所までほんの車で、15です。すぐそこでで起きている現実なのです。この中心現場にまさに私は、いるわけです。
スーパーマーケットの買い出しも人を避けて、おっかなびっくりの状態で、みなそくさくと用を済ませて家にUターンです。精神的にストレスの溜まる毎日をスペイン国民は過ごしています。厚生省のおっさんが、テレビで、昨日の陽性患者の増加は、昨日の死亡者は、と淡々としゃべっていますが、まだ一番頂上までは、登り詰めてなくまだまだ陽性患者が増える予想を立てています。
私は、誰もいない治療所に朝の10時ごろ到着、ぐずぐず時間をつぶして、息子が運転する車で帰宅するという規則的な毎日を過ごしています。コンピューター相手にごちゃごちゃやっているのですが、今まで、そうですちょっと前まで、朝の8時の治療所に到着、夜の9時に最終の患者さんを施術して、夜な夜な(昔)は以前、今はまっすぐ自宅に直行の毎日が、今は一人の患者さんも施術せずにお帰りです。
所がたったこの2週間でまったく生活が変わってしまいました。たったの2週間で、この有様です。昨日の夜、パリに在住の少林寺拳法のレジェンダ青坂先生からお電話をいただきました。パリは、特に老人ホームが、感染の被害にあっていてどんどんお年寄りが、お亡くなりになっているそうです。先生曰く、感染力が非常に強力で、どんどん陽性患者が増えているのがパリいや、フランスの現状だそうです。最後に一言、小野田先生油断をしちゃいけないよ。何しろ買い出し以外は、外に出ない。とのお言葉を承りました。
今日本の情報がどんどん入りますが、どうにかよたよた患者さんの増加を食い止めているのでしょうが、まさにお平和ボケ、顔の締まりがまったくなし。k1をさいたまマリーナで6500人の観客を集めて8時間の大イベントやってしまう非常識さ。これは,主催者が悪いといってしまえば、それまでですが、国の、県の、リーダーシップの無さが起因しているとしか言いようがありません。自粛は、強制できない。バカか,アホか、国の存続が掛かっいていることをヨーロッパの国々の現実が、教訓を与えているのに、この有様です。戦前のお偉い人の断固とした国を思う心、今のお偉い人は、責任逃れの連発で動きがまったく鈍亀の如しです。士農工商の商いが,一番大事の体質が、露骨にまかり通るようになりました。そしてトップの決断力のなさ何とも嘆かわしい日本が、日本のテレビニュースから感じ取れます。オリンピックは、たかがお祭りなんだから、延期なんかゆうちょなことを言ってないで、中止をして日本を立て直さないとやばいことになります。
このフラフラの日本の状態は必ず、ヨーロッパの二の舞です。今ならまだ間に合うかもしれません。東京封鎖じゃなく、日本全都道府県に対する外出禁止令どころではなく非常事態宣言が、ここまでは、日本人は馬鹿じゃないので、起こらないと思われますが、現にヨーロッパ、マドリッドは,町がゴーストタウンに等しい状態が10日も続いているのですから、日本のおっさん、おばはん、また未来を背負う若者たち、もしヨーロッパと同じ状態になったらなんて、夢にも思っていないのでしょうが、ヨーロッッパの人達の誰もが、こんな映画のような現状を想像した人は、一人もいません。
追記
ある国際ジャーナリストが、所詮阿部、麻生は、お坊ちゃまだからといってましたが、ジャー誰が選んだんだと言えばそれまでです。江戸無戦引き渡しの偉業を達成した西郷ドンのようなスーパーマンは、いつ現れるのだろうか。神風は果たして吹くのだろうか、ここ2週間が運命の分かれ道になる日本の踏ん張りに期待します。