3月14日にスペイン政府が宣言して4月11日まで延長されていた警戒事態を再延長して4月26日午前0時まで継続することが下院議員で承認されました。基本的には、今まで通り、人の移動制限、食料品店や薬局等を除く、すべての商業施設の閉鎖、ホテル等の閉鎖、他の国ように、外に出て、公園でジョッキングなどは持ってのほかで、相変わらず、医療従事者の移動制限は、認められるものの、他の一般市民は、不気味な人っ子一人いない、国道を罰金覚悟で、運転する輩は、さすがにいません。ただ以前より警察のパトロールの車は、まばらで、比較的、貧困層の住宅街、及び観光名所のあたりを集中的にパトロールしていると、指圧の生徒(国家警察官)が情報を時々メールにてくれます。
自分の商売は、座敷牢ではありますが、浮世床屋よろしく、ピンからキリまでで、もちろん、ピンは、顔を見れば、誰だかすぐにわかる人、キリは、闇に生きるちょっとやばい人、みんな私の患者さんです。こんな人たちが、結構私が、長年健康を管理していますので、知りたくないものまで、時には、知らせてくれるのでした。もちろん、職業上、患者さんの情報は,墓までもっていくのが私の商売ですので、その辺は、厳守していますが。
スペイン国内で、発生した新型コロナウイリス(武漢ウイリス)の累計感染者数は、4月9日現在152,446人です。(前日比+5756人)。累計死亡者数は15,165人。累計治癒数は、52165人です。ここ数日の感染者増加率が約4パーセントと一時期に比べて安定しています。政府は、これまでの移動制限等の措置による効果とみています。
私の住む、マドリッド州の感染者数は、今の所43877人になっています。死者数も約1割です。2割が、重症、1割が死亡。約43000人の入院患者の約1割がお亡くなりになりました。こんなこともあり、死体の安置所、すなわち遺体の処理が、混乱しており、ニュースで、死んだ報告は、身内に届いてはいるのですが、果たしてどこに埋葬されたのか、まったく知らされておらず、このような苦情が、漏れ出したのも昨今の事実です。
お亡くなりになった、志村けんさん同様、死亡すると遺体からの感染を防ぐために、早急に遺体を処理しているようです。この国は,火葬の習慣がなく、そのまま土葬で、埋葬されているみたいです。燃やした方が、衛生上いいような気もしますが、そのまま、棺桶ごとか、ビニールで巻いたままかは、知りませんが、金持ちも、貧乏人も差別なく、同じように処理されているようです。この辺は、さすがに国内ニュースでは、取り扱われていません。取り扱われるのは、、陰性と診断されて、めでたく看護婦さんたちの拍手を浴びながら病院を出ていく患者さんぐらいです。
どうなんでしょうね。スペイン国民は、とにかく延長延長の措置に政府を批判し始めたのは、事実ですが、今はただただ我慢の大五郎なのでした。
大半の、個人企業及び零細企業は、一時解雇をして、給料の8割方のお金を失業手当として、もらうといったシステムをと採用しているみたいです。ただ条件としてこのパンデミアが終束して正常に戻ったら再雇用して最低6ヶ月は解雇できないといった、細かい条件があるみたいです。
ヨーロッパは、組合が何しろ強く、起業家の保護は微々たるもので、従業員の保護政策が、如実に取られています。そんな訳もあり、ファミリー企業が多いのかもしれません。極楽職種のナンバー1は、国家公務員、地方公務員、すなわちお役所勤めの正規の雇用者です。入社して、それも本社員となったらマー極楽です。それはどこの国でも同じかもしれません。ただしセレクトの試験は確かに半端じゃないみたいですけど。
日本のニュースを見て、大半の外国暮らしの日本人が、対処の甘さ、スピード感の無さ、若者の不甲斐なさ等を感じて、警告を鳴らしていますが、どうなんでしょう。外国に、いい見本が、アメリカ、イタリア、スペイン、等の現実を超偉い人が、情報をいち早く、収集して考えてやっるんでしょうけど、なんかヤバいですね。やばいと、2月から言っているのに、動きが鈍いですね。
恐竜が、絶滅したのも、ローマ帝国が消滅したのも、歴史は、繰り返すが、日本に当てはまらなければいいのですが。
経済優先か、人命が優先か、誰だってわかりきったことが、判断できない日本は、やはり、、、、、、、。続く。
2020年4月11日 at 11:04 AM
この毎日の繰り返し、規則正しく、普段通りに生活のリズムをつけて生活をしないと、精神的ストレスに負ける人がもうソロソロ出てくる時期に差し掛かっています。私たち、中高年は、今までが花形、後は、リタイアの道のりですので、覚悟というか、人生の第4コーナー、いろいろあるさと、達観できますが、これからの若者は、なすすべもなく、気が滅入るのは当たり前です。
さすがにヨーロッパは、先進国、やってることが大人ですが、南米やアフリカ当たりの貧困国は、施設も医者も金もなし、コロナの嵐がまともに襲い、悲惨な状態が、予想できます。本当にこれは、一種の戦争といっても過言ではありません。貧すれば鈍。終束しても、このウイリスの後遺症は、長期にわたり引きずりそうです。