やっぱりヤバいのですの巻

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日本のニュースや奥様や暇人向きのシヨウ番組を見てるとコロナなんか、インフルエンザより重篤が少ないし、死亡率も下がるので、怖くはないのですよー。と専門家や知ったかぶりのお偉いさんが言っているのをよく見るけど、果たしてそうなんでしょうか。現にここのお医者さん70人ぐらい死んでるし看護婦さんなんかそれの倍ぐらいは、死んでるということです。治療所の建物の住人、一人暮らしのおじいさん、毎日、買い物かごもって朝見かけるんだけど、この頃、いないので、管理人に聞いてみると、人との接触がほとんどない人で、介護のおばさんが、昼飯持ってくるんだけれども,そのおばさんが、コロナの陽性で、その人に移されたんだろうとの推測です。ある日当然、家で死んでいたとのことです。つい最近のことです。

またまた近隣で、イベリアのパイロットのおじさん、暇なもんで家で,ゴロゴロしてればいいものを教会の合唱団の一員だったらしく、定期的に練習があったらしいんだけれど、どうやら練習中に感染したらしく、コロッと逝ってしまいました。

この前も息子の恋人のおじさんが、バスの運転手だったんだけれど、自分では,もう運転したくないと上司に頼んでいたんだけれども、そんな我儘許しませんということで、いやいや仕事をしていたらしいのです。いやいやというのが結構、曲者で、神様は、結構意地悪なもんで、そんな人に、意地悪するんです。感染して、重篤になり一か月半の集中治療の末、お亡くなりになりました。マドリッド市のバス会社を訴えるんだと家族は息巻いてるようですが、どこで感染したかの証明は、難しいんじゃないかと思っています。

結構この手の話がいっぱいあります。ごくごく近くで,起こっている事実がここにあります。日本のように滅茶苦茶の情報が、マスコミで流れているわけではないので、なんとなく不気味な感じは、確かにします。

またまたヨーロッパが感染の嵐の真っただ中に入り込みました。マドリッドは、3月の非常事態宣言を政府が発令した時期と比べるとすべてが、上回っています。それでも経済優先が世界的な動きらしく、イケイケムードは、トランプさんと変わりません。

こうなると、スペイン人の気質として見栄もプライドもありません。自分のお金が無くなっても、血潮の結晶である、自分の会社と共に心中しようとする輩などいません。従業員をほっといて大方のオーナーは、倒産夜逃げが定番です。

ダウンタウンの街並みの何と寂しいこと、外人向けのお土産屋は、ほとんどがシャッターが下ろされています。当然のことです。まだまだ9月以降に一筋の希望を持っていた商人は、この第2波のコロナに完全に首根っこを押さえられてしまいました。勢いのある時のスペインは、奇跡的な進撃で、押し進みますが、いざ劣勢になるとイタリア、スペイン特にスペインは、不甲斐ないこと不甲斐ないこと、メロメロが目に見えています。今までの歴史が、雄弁に語っています。

結構日本のご年配、今の若者のふがいなさをお嘆きのようですが、いざとなったら、大和侍の末裔やると思います。いやいや私は、やると信じています。でも、そんなにスペイン人が、やんちゃをやって、感染が再び拡大したのでしょうか。

スペイン人は、結構マスクもしているし、お役人が決めたことは、大方の人は、不満ながらも従うし、果たして拡大の原因が、無謀な集会や若者の無知から来ているとは、どうも思いま銭。しかしながら現実は、この現状です。

何をヤバいと騒ぎ立てるんだいと聞かれそうです。

何が怖いかって、何がやばいかって_。感染したら病院に空ベッドがないという現実です。感染者は、自宅待機の療養がほとんどなはずです。まかり間違って運悪く重篤したら、恐らく集中治療室が満杯で、神頼みの現実が、ここスペインには高い確率で存在するということです。一人二人の東洋人が、死んだって、このパンデミアの日常化は、お気の毒の一言で、終わっちゃうはずです。そんなこともあり,かからずに越したことがないという結論に達するわけです。

今日の指圧治療所のキャンセルの嵐、そりゃそうでしょ。俺だってもう仕事したくないもん。しかし私は、まだまだ燃え尽きません。日本での温泉旅行の夢を実現するために今日もいきぬくぞー。ついてるついてる、感謝感謝、お陰様。

 

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