スペインはやっぱりスペインなのですねの巻

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スペインは、12月6日7日8日と連休が続きました。12月5日の土曜日を休みとする人は、4連休です。しかし他県への不要不急が義務づけられて、普通の頭を持っている人は、普通に考えてマドリッドで過ごそうじゃないかと思う訳で、せいぜい、早朝を狙ったショッピングとか、なんとなくぶらぶらとか、家で、映画鑑賞なんかで、時間をつぶすわけです。また会社から家で待機の要請が出ている人は、3月から10月ごろまで7割の給料を国から支給されていたものが、5割になりこれでは、家賃にもならないと、食事の経費を削減するとか、学費がないから、私立から公立に子供を転向させようとか色々、夫婦間で結論を出そうと狭い家で無い知恵を出し合ってかんかんがくがくな訳です。
 この武漢ウイリスは、世の中を大逆転させたのは確かなようです。ただ逆に考えれば、この時期に、この稀な時期に居合わせたことが、人ひとりの短い人生の一シーンを飾り、そして体験させてくれたことをラッキーと考えることができる余裕のある人であれば、それもよしともいえそうです。
 
このヨーロッパの一国の人々が、生まれてこのかた、経験、習慣のないマスクを着用して行動をしている光景は、確かに異常な光景な訳です。スペイン人、私の私見を述べさせていただければ、国の方針に大分、従っていると思います。長年続いた独裁といわれたフランコ政権が、長期に維持できたのは、結構この国の人々、臆病な性格があり、子羊のグループを束ねるような強い指導力がある人が、出てくると結構力が出せる国民性があったからともいえそうです。トランプ、プーチンいい悪いは別にして、超強い指導力がトップに立てば、一子羊は、それはそれで住みよいのかもしれません。
 それがいいほうに行けば、いいのですが、悪い方に行けば、最悪の事態が待っているわけです。今のスペイン政権が正にそれで、副首相が、昔のエタ(バスク解放過激派組織)を父に持つ超危険な思想を持つ共産党員で、これもデモクラシーのお年子なんだけど、結構フランコアレルギーをまき散らした教育を今の学校の先生がかぶれまくっていますので、この辺もスペインは、危ないわけです。今の政権、間違いなく中国寄りな訳で、スペインのひとかけらの金持ちは、まさにドキドキしているわけです。
 
 また、スペイン人は、超見栄っ張りで、車の高いのを月賦で買って、食費を押さえているなんて言うのが、結構いるわけです。そしていざとなると貯金がない、これはまさに現実で、衣食足りて礼節を知るという言葉通りに、人のことなんかお構いなしの風潮が一般の国民に浸透しているような気がします。言い換えれば、昔のスペインの良さが、まったく中小都市には、失われて、何の魅力もないヨーロッパの一つの国に代わってしまったのでした。人情味あふれる国、スペイン、ポルトガルのレッテルはとうの昔にはがれて、逆にいえば気兼ねなく中国人が商売をしやすくなった国とも言えます。ポルトガルなんかは、昨年までは、しょっちゅう旅行をしてましたが、まだまだ何かを再発見できる場所が残っているような気がします。

 4日間の祭日のはしゃぎようが、2週間後の陽性患者の増加にどう影響するかをしきりに、こちらのマスコミが報道しています。こちらは、お笑い番組とニュースをごちゃごちゃにする習慣はなく、各新聞,マスコミの色具合は、確かに異なりますが、それなりにジャーナリストのプライドをもって報道しています。ただ日本のように、手の洗い方とか、こまごまとした、武漢ウイリスの予防等の報道は一切なく、日本のワイドショウのような私たちにとっての知恵の蓄積は少ないわけですが、ニュースとは、そういうものと考えれば、納得な訳です。
 世界的なことですが、深堀したければ、youtubeやネットがあるわけで、その辺は、日本と同じかもしれません。
ワクチンのニュースが流れています。この冬が、特にお正月を中心に休みの日々が続く1月の中旬まで、どう過ごすかが、各国の国民性を反映しての結果が出るとのこと、スペインは、この祭日の日々、メンタル的に弱いので、我慢できない人が、武漢ウイリスをまき散らすでしょう。目で語ることができない人種です。言葉重視です。スペインだけでなく、言語が一番のコミュニケ―ションです。言葉のない納得はないわけです。だから食べながら、飲みながら、会話が進行するのです。そんなわけで祭日は、どうしても、はしゃぐでしょう。これがスペインです。

それでは、ヨーロッパの塩梅予想は、どうでしょう。私見になりますがドイツ、フランスあたりが、やはり立ち直りは、早いし、国民性としては、いざとなれば、我慢のできる国だと思います。ヨーロッパの北の国々は、やはり大人です。やることに隙はありません。

 では、やはりイタリアとスペインが、最後まで終息が伸びるとみています。ポルトガルは、俺たちをスペインやポルトガルと同じと見ないでくださいと雄たけびを上げています。来年の春先までが勝負です。さーどっちだー。

3 Comments

  1. 日本も菅と二階の強引なgo-toキャンペーンで大変です!相次ぐクラスターの発生で重症者と死亡者が急増して、全国で医療崩壊が起き始めました。支離滅裂な対応と知らぬ存ぜぬの厚顔無恥さで、内閣支持率は急低下の体たらく!

  2. Feliz Navidad y un Prospero Ano Nuevo !

       
                 良い年をお迎えください! 
    政府の中途半端なコロナ対策で、日本も大変な年末年始迎えることになりました。おまけに、鳥インフルエンザがあちこちで発生し始めて、ダブルパンチの状況です。コロナウイルスの変異種がイギリスから広がり始め、今また南アフリカ起源の新たな変異ウイルスが、イギリスで確認されたらしい。どうなることやら!

    • あけましておめでとうございます。MADRIDは久しぶりの大雪で、すべてが止まっています。そんな訳で、人も外に出ないのでコロナの感染者が減ると思われます。健康にお気を付けになりお過ごしください。

Masaru Murayama にコメントする コメントをキャンセル

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