1年の総括

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なんとなく1年が終わろうとしています。コロナで始まりコロナで終わる1年でした。3月16日非常事態宣言が出て約2か月、学校と指圧治療所が、閉鎖、自宅待機の日々が続きました。街はまさにゴーストタウン化して不気味の感を呈しました。経済か、健康かと問われて大方の国は、経済優先を選択しました。自分としては、今年8回のスペイン以外の講習会をすべてキャンセルして、もっぱらマドリッドでグタグタしていたわけですが、それはそれで自分としては、メタボ症候群の解消に尽力して7キロ痩せて、コレステロールが正常値、痛風も正常値、中性脂肪も限度内と,どうにか体のメカが正常に戻りつつあり、結構それはそれで、楽しい生活をエンジョイしている気ではいたのでした。
 ただ、8年前に心筋梗塞気味にて早々オペをして胸骨部に縦線の切り傷があり、昨年、詰まり気味の心臓の動脈にステンを2つ入れたので、基礎疾患がある体です。もし感染したら重篤の可能性は、確かにあるのでした。
ただ指圧を職業にして40年近くになるので、毎日が患者さんと目と鼻の先で、施術しています。そんなわけで雑菌や風邪ウイリスそして諸々の病気の人の身体に慣れて、ゴキブリのように結構体がしぶといのじゃないかと内心思っているのでした。
7月ごろから仕事を再スタートして、おっかなびっくり仕事をしていました。ただ慣れというのは、恐ろしいもので、もちろん2重マスク、フェースシールド、イソジン、そして日に何十回と手を洗い、帰宅をしたら、お腹の自己指圧、そのあとにお風呂、飯は、ほとんど食べないで、11時に就寝といった、爺さん日課を遂行しているのが功を奏しているのか、今だ感染していません。
 最も感染したら治療所の信頼は落ちて、1,2か月は、治療院は、休館にならざるを得ないのですが、スタッフが、ノブ、便所、至る所の消毒、そして来る患者さんの徹底的な、管理によってどうにか、いまだに感染者ゼロの日々が続いています。
ご存知のように、スペインは、今ヨーロッパで、三指に入る感染者数の真実があります。クラスターも結構あります。結論から言うと、治療所とか公共の乗り物よりは、飲食する時にスペイン人は、大声を出してしゃべるのが、常識ですので、この辺で、感染するのではないかと思います。ご飯を食べているときは、どうしても油断してというより当たり前にマスクを取りますので、この辺が感染源になりそうです。食事も家族でレストランでというパターンも多いので、お爺さんおばあさんは、いやいやながらの参加で、感染しちゃうみたいです。
 ただこの頃、報道機関が、具体的に感染の実態を根ほり葉ほり、報道しないので、私のような、接触密な職業は、助かっています。それでも通常の年末の6割がたの患者数ではありますが。ただ外人相手の観光業は、ゼロの売り上げですので、これにて満足の実感です。ただいつまでもつかは、神のみぞ知るといったところです。
街を歩けば、至る所に、しまった店の物件が、寂しくそして目立ちますので、この辺は、日本と何ら変わりはありません。
ただ指圧の未来は、後遺症や、日常の不安定な生活からくる自律神経のアンバランスが著しいので,うつの患者は、指圧の適応症ですので、終息後には、結構患者が増えるんじゃないかと予想しています。学校のほうも、いつ首になるかわからないサラリーマンが奮起して、指圧を習おうとしてもがいているのか、生徒数が落ちるかなーと思いきや、反対に増えています。この辺は、摩訶不思議といえどもただただ感謝感激なのでした。
今日、買い出しに東京屋という日本食品を売っている店に行ったら、そのそばにある教会が、炊き出しをやっていました。
 まさに長蛇の列でした。お乞食さんの服装ではなく、普通のおじさん、おばさん、いやいや、若いお姉ちゃん、お兄ちゃんも並んでいたのには、若干ここまで状況が悪化してるんだと思った次第です。先が見えないまま、クリスマス突入です。牛年もどうなることやら、日本の村山さんが、時々お便りをくれますけど、日本もやばいみたいですね。マー責任を取れない、政治家が多いのは、どこも同じみたいですね。
グラナダに何年も続いていた、指圧の学校が2年前、オーナーのアントニオ先生が、もう自由が欲しい、残りの人生をエンジョイしようということで、学校を閉じました。其のオーナーのアントニオ先生が昨日、オートバイの事故でお亡くなりになりました。66歳でした。指圧治療は続けていたらしいのですが、なんと12月24日に私の学校に悲報が届きました。イタリアのポリドリ先生に続いて、今度はアントニオ先生が逝ってしまいました。
 今どのようにグラナダの彼のミサに行くか検討しています。マドリッドから外に出るには、特別な許可が必要になります。今年の2月のポリドリ先生の葬式には、どうにかいけましたが、今回はどうなるのでしょうか。
間違いなくいまは有事の真っ最中です。引き締めていくしかありません。
 来年は、いったいどうなるのでしょうか。なんとなく納得のいかない1年の総括でした。

2 Comments

  1. 12月24日に、小野田さんの12月8日のブログのコメント欄へまた投稿してます。参照してください!
    黒川元検事長の賭けマージャン「起訴相当」と検察審査会」が議決、東京地検が再捜査へ。これで、安倍のケースも検察審査会で「起訴相当」となる可能性が強くなったので、国民も納得でしょう。
    日本は鳥インフルエンザがあちこちで発生してきており、コロナとダブルパンチで大変ですよ!

  2. アントニオ先生、2013年2月のKYTセミナーに35年ぶりでおっかなびっくり渡欧、Cuatro Caminosの会場からタクシーで学校までご一緒させていただきました。体育教師だったのが、ONODAの指示でGranadaの先生になり、爾来指圧をつづけてこられた由。ご冥福をお祈りします。

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