御粗末ニッポン

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スペインは、首相のサンチェスさんが、より早くワクチン接種をと演説したのが、功を奏したのか、なんとなくいま活気にあふれています。特に60歳以上のおじさん、おばさん連中が、実際にあちらこちらとワクチンを打ったとのうわさが、巷に流れだしているので、この辺は、おじさんもワクチンを打つまではと、毎日毎日コロナ予防に尽力しているのでした。

実際、マドリッドを離れて地方で、感染恐れの雲隠れをしていた、超金持ち連中も、各自治体の保健所から連絡がきたとのことで、マドリッドに、ちらほらはせ参じているようです。こんな人たちを結構患者さんとして定期的に施術していた関係上、ワクチンをした後に、安心感から、うちのほうに連絡が入り、久しぶりに指圧でもうけようかという輩も確かにいるのでした。実際スペインは、一生働かなくて生きていくやつも結構いる摩訶不思議の国なのでした。

今は、知りませんが、ヨーロッパの貴族連中は、確かに植民地から略奪、搾取を繰り返し、したたかに生き抜いたファミリーも実在するわけで、お金持ちは、桁の違うお金持ちなのでした。この傾向は、ネクタイ族とブルーカラーの見た目には、わかりずらい目に見えない差別も、浮世指圧のクリニックでは、肌で感じることが可能なのでした。

マドリッドでは、保健所から直接電話連絡かSNSの発信での連絡が来るらしく、結構今では、60歳以上の高齢者が、順番にワクチンを受けているようでした。これ自体は、ファイザーがよろしいということで、その辺を受けたいのですが、順番なんで、たまたま血栓症の確率のある予防接種に当たれば、我慢するか、辞退するかの選択は、できるようです。ただ辞退してまた順番が遠のいてと心配することは、確かにあるみたいです。うちの娘は、医療関係ということで、ファイザーの接種を受けましたが、副反応は、なかったみたいです。

私の場合は、労働許可証と滞在許可証が5年ほどの外人なのですが、国民保険カードは、税金を払っていれば、ほとんど差別のない待遇が、ヨーロッパのしきたりですので、スペイン人同様に待てば、そのうち少なくても2週間以内に連絡が来るということでした。何人かの邦人仲間から、接種したとの連絡が来ていますが、皆さん若干の副作用があったようですが、命に別状はないとのことです。

スペインは、初期のEU加盟時の時に、高速道路をスペイン全土に、特にあの頃の首相のおひざ元である、アンダルシア地方にバンバン建設して,EUの恩恵を十二分に利用しました。また時あるごとに、EUからの補助金を分捕り、外交政治面では、したたかな国として、他のEU諸国には、きまって予算分捕り成功の度に、舌打ちをされたのでした。しかし彼らは、それが仕事なので、国民のために海賊になったのですから、国民は、素晴らしいと賞賛します。

そうそう例えばトランプさんのような人もいいという人もいるわけで、確かに意見が二つに分かれるようです。

その辺を分析するとスペインもしたたかに国民のために働く輩が頑張っているようです。それに比べて今の日本はどうでしょうか。

はっきり言って、ヨーロッパの報道には、遠い国ジパングの国の動きなど誰も、注視していません。唯、日本つうの外人たちは、ここまで日本人がぼけてしまったかと内心、はっと思っているわけです。優柔不断、どっちつかず、両方にいい面見せて、苦笑い。本当に外から見ると情けないのオンパレード、それを国民が、しょうがないなーと許す、この世界観。

世界の国々の80パーセントは、中止でしょと思っているわけです。それでもオリンピックにこだわる政治家たち。いっそ鎖国をして、一から出直しした方がいいんじゃないかと私は内心思っています。ちょっと前まで、貧乏国の日本をここまで持ち上げた祖先がいるわけで、その祖先が今正直はらはらしてみているわけです。

この辺が、いな今が、正念場なはずです。なめられたら、一生なめられ続ける卑屈な日本になるわけです。だからやるのか、だからやめるんだろうに。

 

2 Comments

  1. 本当にお粗末な国です、この国は! コロナ禍を抑えきれずにいて、未だオリンピックに拘っているのですから!

  2. 日本の厚労省はそんなに早くワクチンが出てくるとは考えておらず、既存の治療薬の転用に期待していた節があるとのこと。その結果ワクチンの供給確約も曖昧で、現時点ではワクチン接種率は世界で60番目でしかない。医療従事者への接種も20%どまりで、高齢者に対しては1%にも満たない状況という。今回の訪米で菅がファイザーに9月末までに全国民に対する量を確保等とコメントしているが、さあ果たしてどうなるか?オリンピック開幕は7月なのに!

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