2022の年頭のお言葉

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スペインは、1月6日のロスレージェスというこどもの日が、終わるとクリスマス、お正月、子供の日、この3つの続き休日が終了ということで、街も仕事も平常通りになります。普通はなるのですが、このオミクロン株が猛威を振るっていますので、またまたマスクのお世話になる生活が、待ち構えているのでした。

スペイン人は、結構マスクを使用することに違和感はあっても、フランス人やアメリカ人のわがままさが、若干ないので、結構、街を闊歩する人たちは、マスクをして行動しています。

日本人学校で、餅つき大会を会員限定で、推し進めていたようで、係りの人が、奔走していたようですが、中止になりました。この状態では、しょうがないようです。大使館が絡めば、無理して得の無いことは、やるわけがないのでした。

予防接種が、3回終了した、私たちの年代は、一様安心圏内なのですが、ならないに越したことはないので、気を付けていますが、今回は、誠にごくごく近親の者が、かかっていますので要注意が必要とのこと。

クリニックのスタッフは、全員今まで問題はなかったのですが、この緊張がまだまだ続くとなると自称鉄人の私でも正直参っています。患者さんは、38年の歴史を信じてか、8割がた、戻っていますが、3年目に入ってスタッフの精神的負担は、ただものではないので、スマイル、スマイルを合言葉に頑張っては、いますが、どこまで、この平常心を維持できるかは、神のみぞ知るです。

昨日、マドリッドにある自営業の邦人の集まりがあって、暇なんで参加しました。旅行関係の人が、GO TO トラベルが本当にトラブルになったねというので、古い冗談で笑いを求めるなと愛想笑いで、一件落着したんだけれども、実は、ここからの会合が面白くなったのでした。

政府の観光支援策GO TO トラベルで大手のHISの子会社ミキツーリスト、ジャパンホリデートラベル,JHATの3社が、不正を働いて、お金を不正着服したとの事件で、なんとそのミキツーリストの社長は、マドリッドで長年ミキツーリストで働いていた人なのでした。ミキといえば、宗教団体のPLを思い浮かべるのですが、そうです、ミキの母体は、PLです。ミキプルーンなんかもその手だと思います。

そのミキで、60年代、70年代のヨーロッパ旅行ブーム時に、最初のマドリッド支店長として一時代を作った人が、宮本さんという人で、今は、お亡くなりになりましたが、いい時代を生きた人が宮本さんで、そのごく近所に私は、住居を構えているのでした。

その配下で、働いていた人が、大抜擢されて、日本のミキツーリストに社長として日本に帰国したのでした。その人が、今日本のニュースで、話題になっているミキツーリストの社長なのでした。実際お付き合いしたことは、ありませんが、何分狭いマドリッドの邦人世界です。ソフトボール大会や補習校の父兄としての付き合いは、確かにあったと記憶しております。・

子会社の社長ということで、親会社の命令一つで、トカゲの尻尾きりで、終わりという最悪の事態を想定しての悲しい結末の話題だったのですが、新年会の後、事務所に戻り、検索して調べますと、組織的な悪の色が濃く、一職員の私欲の犯行には程遠い感じがしました。おそらく会社愛が先行した犯行と思われました。会社のためにと思ってやったことが、もし懲戒免職で,ハイバイバイじゃ、妙に寂しいと思った次第です。自由を求めて外国に行き、サラリーマンで、花開き、なんとなく終わるのもこれも人生かなーと、ふと思った次第です。今の旅行業界、生き残るためになんだってやるでしょ。ここに政治家が絡めば、松本清張の世界にどっぷりになるのでした。これなんか氷山の一角でしょうに。ただ都合が悪くなると保身のために何でもやりますので、適当に妥協して、またマドリッドに帰ってくればいいよと内心思った次第です。スペインは、懐が深いぞー。

海外雄飛が死語になった今、青年は荒野を目指してきたけれど、例えその終着駅にたどり着いても、おじさんは、まだまだ死なない。2022の年頭のお言葉でした。

 

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