昨日、武漢ウイルスの予防接種をマドリッドの郊外にあるとてつもなくでかい病院(ZENDAL 病院)に予約を取って、はせ参じました。場所はマドリッドの郊外に位置して、レアルマドリッドというクラブサッカーチームの練習場がある所です。はじめは、ここにスタジアムを建築して、そのまわりに高級マンションをドンドンおったてて、富裕層の投資家においしい汁をすすらせようと計画を立てましたが、そうは問屋が卸さないといった感じで、もたもたと利権が浮いたり沈んだりしている場所なのでした。
要は、レアルマドリッドの大将の建築会社社長のペレスさんが、レアルマドリッドを絡めて一つの街を作るというとてつもない計画を立てたのですが、スタジアムは、やはり元のマドリッドの北側の住宅、及び事務所がある所のほうが、お客を呼び込みやすいという単純な商いのおきてに従い、スパッと計画を断念したのでした。スタジアムの補修工事が始まったのですが、さすがレアルマドリッドの利権は、莫大らしく、交通渋滞なんのそのスタジアムの補修工事は、住民の迷惑などお構いなしで、マドリッド州の知事も知らんぷりの突貫工事最中なのでした。
しかしこのマドリッド郊外の計画地は、10年20年単位で投資をしている金持ちがいるわけで、やはりここは、魅力のある場所で、十分投資の対象になる場所なのでした。しかしながら我々貧乏人は、現金がすぐに動かせません。そしていつも一歩遅れて動くので、どうしても、金持ちの仲間には、入れないのでした。
ここの金持ちは、外に出てきません。しかし富裕層は、確かに存在するのでした。娘が学生の頃、無理して、いい学校に行かせたら、クラスメイトの、お父さんが実は、マフィアのボスだったり、またクラスメートのおばさんが 300㎞も離れた別荘に自分の領地だけを使用して行けたりとか、マーとてつもないスケールの人達が確かに、この世界にはいるということを知らされたものでした。
日本でも、終戦後、進駐軍が、平等にということで、田畑を貧乏人に分け与えましたが、今でも旧何々の別荘といった、でかい庭園が、カレンダーの写真で使われたり、結構不平等な世界が日本にもあったのでした。スペインは、まだ貴族社会が存在するので、大部分は、落ちぶれていますが、まだまだそんな世界がある国スペインなのでした。
ちょっと横道にそれましたが、予防接種の予約を取って時間通りに行った1年前と比べると、病院の外に人が、溢れて、タクシーも仰山の光景が今回は、なんと広い会場に私だけの貸しきり状態なのでした。2年前、マドリッドの保健課の鳴り物入りで登場して、極光を浴びた、この場所が、左系の議員さんが、喜ぶ光景になってしまいました。
こりゃ確かに赤字の垂れ流しなのですが、あの時は、確かに沢山の人が死んで、アイススケート場を仮の死体安置場にした事実があるのですから、何とも言えません。クリスマスと連休が、近づいているスペインも、ご多分に漏れず、老人ホームの集団コビ感染が、ぼちぼちニュースに載るようになりました。病院の集団感染も知り合いの医者から聞く機会が何回かありました。
いつまでたっても、しっくりいかない、コビの状況です。来年の1月、2月、インフルエンザと武漢ウイリスのドッキングで、またまた驚異のハリケーンが来るかもしれません。当分は、マスクとうがいは、いつものように実行した方がいいのかもしれません。
電気代、食料品の高騰、コビそしてインフルエンザ、そしてウクライナでのプーチンの嵐、誠に不安だらけの師走のマドリッドなのでした。確かに元には、ぜっったい戻らないという確信を持ちつつ2023年を後一か月で迎えようとしています。
2023年、頭を低く様子見で、這いつくばって生きるか、それとも一か八かの運に賭けるか。そうですねー、これだけの不安状況であれば、這いつくばって生きるしかないでしょうね。