どうしてスペインなんですか

| 0 comments

ここスペインにいると時が、止まったような感覚に陥ることが、良くあります。ダウンタウンに行くと、やはりスリや万引きに気を付ける関係上、緊張するのですが、旧市街から北方向に向かうと比較的新しい街並みが見られて、万引きや傷害沙汰の事件もなく昼頃などは、ぽかんとした空間が現れて、こ静けさは何だと思うことが良くあります。

めちゃくちゃ近代的という風景でもなし、かといって超田舎でもなく、便利なコンビニが、あるわけでもないけど、ヨーロッパの中では、外人には住みよい街なのかもしれません。北の端に4つほど、高層ビルがあります。なんで4つで打ち止めなのかは、しりません。

外資の企業が、多く入居しています。そこを拠点に頑張っていることが想像できます。はなしが変わりますが、ヨーロッパには、高層ビルは、まったくあっていません。まったくアンバランスで、ミスマッチの典型としてあるような代物です。昔は、サッカーで有名なレアルマドリッドの敷地だったんだけれども、いつの間にか、高層ビルが、あっという間に出現しました。90年代のバブルの思い出なのかもしれません。

スペインは、古い建物をバンバン壊した時期があり、うすっぺらい建物ばっかし残った感があります。確かにスペイン人、両極端の所が、あるようです。イタリアや他のヨーロッパの国に比べると建築物は、安っぽい建物が目立ちます。そんなところに40年もいるんだから、確かに良い所も沢山あるんでしょうが、人間味は確かにあるみたいですね。ピレネーを越えるとアフリカは、とうの昔になくなりましたが、何かが、まだ残ってるんでしょうね。

もう一つ失われたことと言えば、言葉使いかなー。スペイン語には、2人称と3人称があり仲間同士でしゃべる言葉と敬語を使って、目上の人としゃべる言葉があります。これをどう間違えたのか、先生と生徒が、仲間同士の言葉を使用してしゃべることが当たり前になり敬語を使用する習慣がなくなったことです。私は、りょうしゃともフランコアレルギィ―と言っていますが、物事の価値観が、過激的に変わったという、悪夢がスペインには、あります。この辺は、勘違い文化の時代をフランコの時代が終わった反動で起こったのですが、この傾向は、世界的なことかもしれません。この事は機会があれば、ゆっくり書きたいと思います。その辺の所のもやもやは、スペイン特にヨーロッパの歴史を習ってないので、語る資格は、私にはありません。

日本に帰ると最初の2,3日は、うまい飯食ったり、ショッピングを楽しんだり、友達にあったり、超楽しいんだけれども、3週間ぐらいすると、もういいかなー。もう帰ろうと思うのでした。もちろん捨てがたい日本なんだけれども、長年のスペイン暮らしが、いいのか悪いのかは知りませんが、なんとなく、息苦しさを感じることは確かです。スペイン人の友がいるわけでもなし、テレビが超面白いわけでもなく、サッカーが好きでもないのに、スペインが持つ寛容さは、確かに捨てがたい何かがあるようです。

日本は、旅行で行くにはいいけど、住むところじゃないと、患者さんによく言うのだけれども、どうしてと聞かれると、なんとなくと答える自分がいます。

。このまま、この地で逝くかどうかは、5分5分かなと、この頃ふと思います。

追記

日本のyoutubeでウクライナとソ連の戦争のニュースをよく見るけど、少なくてもスペインの報道機関、もうほんのちょっとしか、この戦争の報道を流しません。イスラエルガサの報道も少なくなりました。ヨーロッパの各国、もう自国の問題で、手いっぱいです。騒いでいるのは、岸田さんだけかもしれません。困ったもんだぜ。

 

コメントを残す

Required fields are marked *.