頑張れ Valencia.

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バレンシアという中都市が、地中海のバルセロナとアリカンテという海沿いの都市のちょうど真ん中あたりにあるんだけれども、その街の田舎を集中豪雨が一週間前、襲いました。元々村々の海抜が極端に低いので、1980年代に集中豪雨が襲い、村々を破壊したんだそうです。
 行政すなわち、バレンシアの自治体と国の政府が、責任をなすり合って、お前が悪い、いやいや国がお金を出して、解決しろと議論した時代があったそうです。熱いものは、のど元を通過するとなんて言われるように、うやむやのままで時が、経過したようです。地中海に面した都市は、もともと温暖で、雨も適当に降る程度で、緩い気候でめったに集中豪雨なんて起きません。
 そんなこともあり、マドリッドにしても、どこにしても灌漑(下水道)施設がまったく整っていません。そんな折、昨今の気候の変動もあり、今まで傘なしの気候が、傘を持ち歩く習慣がスペイン人にも誕生したのでした。雨が降るとスーパーのビニール袋をかぶって闊歩するとか、雨に濡れてもへっちゃらという時代もあったのですが、今では、傘が、時には長靴が、必要なスペインになったのも事実です。
 そんなこともあり、久しぶりの豪雨で、大型店舗の地下の駐車場や海抜の低い道路に豪雨が、いたずらをして、スペインでは、めったに起こらない災害が生じたのでした。人災か天災かと議論を呼んだのでした。
 200人以上が,死亡、まだまだ行方不明者が続出という事で、国民性の違いか、日本人と違い、感情をあらわに出すので、がーがー騒ぎだしていたのは、確かで、報道機関も煽り立てていました。
そんな折、お見舞いに、首相のペドロサンチェス一行、王様のフェリッペ、王女様のレティシア、一行様が現地に赴きました。一週間が経過しても、能登、輪島同様にまったく進展がないのも事実でした。そんな一発触発の時に、偉い様が、到着したのでした。そんな折に、過激派のシンパが先導したのか、帰れ帰れのコールが、まいとび、しまいには、一行に、泥を投げつけたのでした。報道機関が一斉にカメラを回しているときに、警察が、無茶したらこれも問題で、一行様は、やられっぱなしで、退散の結末で終わったのでした。後で、警察が、バンバンやったのかもしれませんが、このようなニュースが流れたのでした。
マー国民性の違いで、日本人なら、ヒステリックにしゃべれば、教養の程度が、疑われますが、ここは、感情むき出しで、マーすごいことすごいこと、王様に対して泥を投げて、ストレス解消、スペインも変わりました。権利と義務。権利ばっかし要求の左が増えました。フランコの時代だったらと考えると、スペインも住みずらくなったものです。しかし奉仕の若者が続々と被災地に押し寄せるニュースには、まだスペインも捨てたもんじゃないと超感動しました。
 それにしても、トランプが大統領に確定したと思ったら、早々に首相のペドロサンチェスさん、アメリカに飛び、トランプに早々あいさつしたとのこと。この首相は中国大好きで、つい先日マドリッドにチャイナタウンが、正式にオープンしました。確かに百貨店に行くとブランドあさりにふける田舎者中国人だらけです。
 最近は、少々陰りが見えましたが、それでもルイビトンが好きな中国人が闊歩しているのは、事実です。店員は、スペイン生まれの中国人とくれば完璧です。
 所で、どうでもいいんだけれども、トランプさんウクライナとソ連の戦争だけは早急にやめさせてください。若者が、何の罪もなく死んでゆくのは、忍びないです。どこの国が、この戦争でうるおっているのは、皆さんおわかりですが、未来ある若者だけは守らなければなりません。スペインも、物価高は、目に見えるようになりました。何しろ住みずらい世の中になったのは事実ですが、それでもまだまだスペインのほうが、住むには、いいかなーと思うほど、日本は、メロメロですね。

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